今日、6月23日は沖縄での組織的戦闘が終わった慰霊の日です。

糸満市の「平和の礎」には戦没者24万1686人の名前が刻まれているとのことです。米兵も含む沖縄県内外の人々の名前です。

未だに2719人の方の遺骨が発見収集されていないそうです。

それにも関わらず、政府は遺骨が含まれている可能性の高いその土を、あの辺野古新基地建設のための土砂として運び出す計画にスットップをかけていません。
戦死者に対する何という冒涜でしょう❗️

プーチン・ロシア軍によるウクライナ侵攻を非難し、一刻も早い平和を望む声が上がる一方で、自国内における戦争の傷跡や新基地建設(戦争のための準備)に目を向けようとしない「日本国民」のあまりの無知さ加減には呆れ果てます。

参議院選挙は昨日公示され、本格的選挙戦に突入しましたが、どれだけの有権者が投票所に行って自分の意志を投じるでしょうか…。

自分たちの生活条件が悪化の一途を辿っているのは現政権の政治が間違っているからだ❗️と、そんな即時的な反発すら抑え気味なこのクニの有権者が、沖縄の歴史や現実にどこまで想像力を働かして考えることができるだろうか、甚だ心許ないのが現実です。

そんな時に、今年90歳になられた女優の香川京子さんの話が耳に入って来ました。
香川さんは1953年に作られた映画「ヒメユリの塔」に出演されていたのです。

香川さんは語ります。「映画『ひめゆりの塔』は戦後、多くの人が沖縄戦を初めて知るきっかけになった作品だと思います。私自身、台本を読んでショックを受けました」と。

仮に沖縄戦を意識しなかったり知らなかったりするならば、この香川さんの話も何かの刺激になるかもしれません。

https://www.asahi.com/articles/photo/AS20220622003393.html

-S.S-