今、室内にあるハイビスカス🌺が大輪の花を咲かせています。

ハイビスカスは元々暖かい南国の植物なので、寒い冬場を屋外で過ごすには適さない植物です。
例年、秋が過ぎてだんだん寒くなる11月ごろに屋内に鉢ごと取り込みます。
そして、枝をバッサリと剪定します。
実は最初の頃、これをしなかったため、どんどん丈が伸びて私の身長ほどになってしまったことがありました。
おまけに冬の間も栄養をあげていたため、休む間もなく花を咲かせていたのです。
今思うに、これはハイビスカスに負担を与えてしまったのかもしれません。
だから、春になって外へ出してあげたら、急に元気がなくなり花芽を付けることをしばらくしませんでした。
後で知ったのですが、やはり屋内に取り込む冬場は、剪定した後は肥料を与えずに窓際で陽に当てるだけで休ませておくのが良いのだそうです。
つまり、冬場はハイビスカスの休眠期間とするのが普通なようです。
でも、我が家のハイビスカスはよほど元気なのかこの冬も年が明けた頃から花芽を付けて、ついに花を咲かせてしまったのです。
新しい枝もドンドン成長してきました。
これには訳がありそうです。
妻が、2週間に一度くらい栄養分を加えた入った水やりをしていたのです。
はっきり言って、室内で咲くハイビスカス🌺はとても綺麗で洗練された感じがします。
そう見えるのは、雨風に晒されることない濃い緑の葉っぱは汚れずにツヤツヤしてるし、真紅の花も安心して開いているからだと思います。
外気温の最低温度が12°C以上になれば外へ出しても良い条件なのですが、今、少々迷いがあるのです。
それは、以前のように外へ出したら急に元気がなくなるのではないかと思うからです。
冬の間、ぬくぬくといわば過保護状態で育ってきたものが、突然外へ出された時の衝撃はあるに違いありません。
なまじ屋内でいくつも花を咲かせて見る者の賞賛を浴びたために、外へ放り出された時のショックは大きいと思います。
…と、まるで大事にしてきたペットを手放すような感覚です。
ただ、実際問題として考えられるのは、窓越しの陽を浴びていた葉っぱが、直接強い陽射しを受けるのは刺激が強すぎるのではないかということです。
当然、強い風にも晒されます。
色々な虫たちもやって来ます。
当然のことですが、幾つもの不安を抱えての屋外への旅立ちになります。
それにしても、一日花のハイビスカスは本当に美しいものです。
毎日、新聞やテレビには戦争のことばかり…。
遠い所での話ではなくなりました。
日本の中には、かつてベトナムやイランやアフガンに出撃したアメリカ軍の基地が頑然として存在しています。
この事実は、世界からはどう見られているのでしょうか?
少なくとも、絶対的平和を主張する中立国家には見えないことでしょう。
こんなことを考えつつ、今、私は目の前のハイビスカス🌺に心を預けているのです。
<すばる>