参議院選挙が目前に迫って いる。
5月9日に憲法学者の小林節・慶大名誉教授が政治団体「国民怒りの声」を設立した。
「安保法廃止」「原発廃止」「憲法改悪阻止」「辺野古基地建設中止」など反安倍政権を基本にした政策である。
小林氏が「国民怒りの声」を設立した動機は「オリーブの木」構想を模索していたが、社民党と生活の党は賛成したが、共産党は賛同せず民進党は拒否して頓挫した結果の行動である。
「オリーブの木」構想のメリットは、複数の野党が一つの政治団体を結成して、各党の比例区候補の統一名簿を作って闘うので死票が無くなることである。
2013年の参議院比例区では、社民党が125万票でたったの1議席。
生活の党は94万票で0議席だった。
200万票以上でたったの1議席では、投票しようという意欲も無くなる。
比例区の野党票が一つにまとまれば、自公を上回る議席が獲得できるのである。
事実、生活の党と社民党は「オリーブの木」構想に賛成し、「統一名簿方式」で戦うことを要請しているのだが、これには小林氏が拒否している。
民進党と共産党に拒否された「オリーブの木」構想に、残った社民党や生活の党と一緒になっても、さしたる意味が無いと云う訳だ。
小さな政党を引き連れるより「国民怒りの声」単独で闘うほうが、棄権してしまう無党派層の「落ち穂拾い」「強い受け皿」になると主張している。
確かに投票率のアップは期待できるし、自公政権にそれなりの打撃を与えることは可能だ。
しかし、社民党と生活の党と「国民怒りの声」で統一名簿方式の、「オリーブの木」構想は本当にダメなのかとも思う。
小沢一郎は何年も前から「オリーブの木」構想を言い続け、今も諦めていないと云う。
いずれにしても投票率の大幅アップが大事で、これまで投票しなかった人達や新たに選挙権を獲得した18才からの若者達が、「投票して政治を変えてみたい」というワクワク感や強いメッセージをどれだけ与えられるのかがカギになる。
既に地方区では32の一人区のうち、25選挙区で野党共闘が進み候補者の一本化が実現している。
自公政権を追い詰める機会は、これが最初で最後かも知れない。
比例区の投票先を何処にするのか、これまで以上に一票の価値が問われる選挙になる。
5月9日に憲法学者の小林節・慶大名誉教授が政治団体「国民怒りの声」を設立した。
「安保法廃止」「原発廃止」「憲法改悪阻止」「辺野古基地建設中止」など反安倍政権を基本にした政策である。
小林氏が「国民怒りの声」を設立した動機は「オリーブの木」構想を模索していたが、社民党と生活の党は賛成したが、共産党は賛同せず民進党は拒否して頓挫した結果の行動である。
「オリーブの木」構想のメリットは、複数の野党が一つの政治団体を結成して、各党の比例区候補の統一名簿を作って闘うので死票が無くなることである。
2013年の参議院比例区では、社民党が125万票でたったの1議席。
生活の党は94万票で0議席だった。
200万票以上でたったの1議席では、投票しようという意欲も無くなる。
比例区の野党票が一つにまとまれば、自公を上回る議席が獲得できるのである。
事実、生活の党と社民党は「オリーブの木」構想に賛成し、「統一名簿方式」で戦うことを要請しているのだが、これには小林氏が拒否している。
民進党と共産党に拒否された「オリーブの木」構想に、残った社民党や生活の党と一緒になっても、さしたる意味が無いと云う訳だ。
小さな政党を引き連れるより「国民怒りの声」単独で闘うほうが、棄権してしまう無党派層の「落ち穂拾い」「強い受け皿」になると主張している。
確かに投票率のアップは期待できるし、自公政権にそれなりの打撃を与えることは可能だ。
しかし、社民党と生活の党と「国民怒りの声」で統一名簿方式の、「オリーブの木」構想は本当にダメなのかとも思う。
小沢一郎は何年も前から「オリーブの木」構想を言い続け、今も諦めていないと云う。
いずれにしても投票率の大幅アップが大事で、これまで投票しなかった人達や新たに選挙権を獲得した18才からの若者達が、「投票して政治を変えてみたい」というワクワク感や強いメッセージをどれだけ与えられるのかがカギになる。
既に地方区では32の一人区のうち、25選挙区で野党共闘が進み候補者の一本化が実現している。
自公政権を追い詰める機会は、これが最初で最後かも知れない。
比例区の投票先を何処にするのか、これまで以上に一票の価値が問われる選挙になる。