来年4月から消費税が8%に引き上げられる。
復興法人税を廃止し5兆円規模の経済対策をすることと引替に。

3%上がると税収がどれだけ増えるかわからないが、5兆円も使うなら上げなければいいのに、と思ってしまうのは素人だからであろうか。

アメリカの政治的混乱が経済に影響を及ぼし始めている。
どんなことになるのかな?

さて今回は“円安”について考えよう。

現在は1ドル97円ほどらしい。
民主党政権の末期には80円ほどだったから20円近く“円安”になっている。
現在の報道などを見ると円安=善、円高=悪と言う図式が出来上がっている。
また報道されている。
 
どうしてなのだろうか、何十年か前には1ドル360円だったことを考えると現在でも円高である。
でもまたその頃に戻せとは誰も言わない。
それはそうでその頃と現在では日本そのものの“国力”が違うからである。

よく考えると通貨は国の力(いろいろなものを合わせて)を示しているのではないか?
発展途上国の通貨が安く、先進国と言われている国の通貨が高いのはそのためで、円高は日本の“国力”を示しているのだと思う。
 
また、円安は輸出に円高は輸入に好都合であると言われているが、現在の日本は輸出より輸入が多くなっている大幅な貿易赤字国である。

じゃ単純に考えれば円高の方がいいのではないか。
円をいっぱい刷って市場にあふれさせ、意図的に円の価値を下げて円安を作り出している状態は本当に正しいのだろうか?

私たち労働者にとっては賃金が下げられ、物価が上がる状態の方がよっぽど変えなければいけない状態だろう。