橋下大阪市長がぶら下がり取材拒否をもう撤回。
ワイドショーには囲み取材は不可欠。
こんなことでつまらぬ意地を張っていたら、あっという間に時間が経って参議院選挙が終わってしまう。
そんなことになったらさあ大変ということで、恥も外聞もかなぐり捨ててぶら下がりを受け入れる。
いや、ぶら下がって頂かなくては橋下ワイドショーは成り立たないのだから。
当然と言えば当然。
おかしなことなどまるでない。
慰安婦の話。
「日本だけじゃなくて、アメリカはもとより世界各国の軍隊も女性を活用していたのは事実。」とのたまわく橋下大阪市長。
この言葉、よく聞く言葉。
私のクラスの子どもからも。
何か悪さをした時、「僕だけじゃないよ。」
「私だけじゃないよ。」
「○○ちゃんも、××ちゃんも、△△ちゃんだってやったんだよ。」
「やってたんだよ。」と。
大阪市長であり、弁護士であり、そしてまた「維新の会」という日本の政党=国会議員を数十名も抱えるところの代表でもある方が・・・
この程度・・・小学生レベルなのである。
そうそうこの「維新の会」のもう一人の共同代表も似たり寄ったり、あるいはこれ以下な頓珍漢なお方ではあるが・・・
一般的には、「とんでもない。」「とても受け入れられない。」と思われる発言をしておいて、マスコミを引き寄せ、ありったけの手練手管を使って言い含め、論破するというやり方。
まるでワイドショーを見ているような感覚で見ている人々を自然、政治に参加しているかのような錯覚を与えるこの手法。
これまでは受けに受けてきた。
ポピュリストにとって・・・
ところが、慰安婦問題からのアメリカ兵の現状を68年前における大日本国憲法下の天皇の軍隊=皇軍によって引き起こされた残虐行為と大阪橋下市長によって同類にされてしまったというアメリカ軍司令部の受けた屈辱感。
世界の警察を自負するアメリカ軍を20世紀初頭のアジアの辺境の地から出てきた狂気に満ちた皇軍と同等にして貶めること。
アメリカ軍に対する侮辱そのもの。
これはあり得ないことが起こっているとアメリカ軍司令部は考えていることと思える。
たった1人の日本の政治家にそれも国会議員ではなく単なる地方都市の首長に貶められることを経験したことなどこれまで例がないのではないか。
それも軍事同盟国の次世代のホープによるところの・・・苦々しさを通り越しているのは見て取れる。
日本の中の事柄ならば、得意のああ言えばこう言うという論調で喝破し尽くすはずだが、アメリカ軍相手では同じようには通用しまい。
そんなに甘くはないのではないか。
このやりとりを見ている安倍さんも相当アメリカを意識して行動するはず。
「橋下の二の舞にはならないぞ。」と。
「安倍の勢いに水を差す、危険な輩の終焉でした。」とさ。
<次は??>