前回、安倍首相は「美しい日本」をキャッチフレーズとして掲げて初めて国政に挑んだ。
そしてどうだったのか?
本当に日本は、「美しい国」になり得たのだろうか?!!

残念ながら、それは「一歩二歩、いや、何十歩も後退した。」と言わざるを得ない。
なぜか?

実はそれはそれは簡単なこと。
なぜなら、デフレに喘いでいる人々をしり目に経済の再生などこれっぽっちも考えることなく、教育基本法改悪ばかりに力を注いだのだから。
そして、日本国憲法に次ぐ第二の憲法とも言われていた法律=「教育基本法」の改悪に至ったのである。

今度は本丸=「日本国憲法」。彼が考えているのは「如何にして日本国憲法を変えるか。」だけなのである。
それだけのために首相になったのであり、憲法改悪をした暁には、前回同様お腹が痛くなるのか、背中が痛くなるのかは知らないが、とにかく体調不良を訴えて辞めるのであろう。
そして、法律の専門家である「ハシズム」の登場となるのであろう。

そもそも安倍は「アベノミクス」なる政策を吹聴し、ペテン師として、詐欺師としての本当の姿を隠して参議院選挙での勝利を虎視耽々と狙っている。
そのため今は教育について、ジャブ程度の物しか出してはいない。

日銀総裁を黒田東彦という「山師」に変え、円安にして財界を喜ばす。
ゼロ金利、お金の流通を2倍に、大して物を作ってもいないのに、株価の上昇に湧きかえる。
今にこの急激なデフレからインフレへの移行により一気に経済破綻がやってくるのではないか。
「バブルははじける」こんなことは分かっていることだし、現に経験したことではないのか?
なぜまた同じ轍を踏もうとするのかが分からない。
人々がこんな輩にすぐに騙されることが分からない。
どうして日本人はこんなにもお人よしなんだろうか?
全てが参議院選挙に勝利するためだけに仕組まれた罠であることにどうして気がつかないのだろうか。
不思議でならない。

TPPに参加し、農業どころか、皆保険制度も潰え、病気になっても医者にかかれない。
薬も我慢。
TPP参加諸国からの労働者が増えることで、日本人労働者の職は奪われ、競わされ、低賃金に横並びしていく。
1億総中流は見る影もない。

そして、憲法改悪により、アメリカの手下として、集団的自衛権行使という形を取りつつ、アメリカの戦争にどんどん巻き込まれていく。
アメリカの代わりに、金と人をつぎ込むのである。
アメリカよろしく大学へ行くために軍隊に入る若者、奨学金のかたに軍隊に入る若者。
徴兵制など要らない。
こうして兵士は自然に供給されるのだから。

いま日本人は北朝鮮の人々がかわいそうだと思う人が多い。
「あんな独裁者がトップだから。」と。
しかし、よくよく見ればなんと68年前の日本の姿に似ていることか。
まるで戦時中の日本を見ているようである。
(天皇は神として臣民の前には姿もそして言葉も現わさず、お隠れあそばしていたが・・・)

これからまた日本は北朝鮮よろしく食べるものもろくにない(農業がTPPによって壊滅してしまったことによる)ひもじい毎日が課せられるのだ。
「エネルギー、食糧供給ストップがいやなら、言うことを聞け。」と。
無言の脅しの中での日々の生活だ。

「本当にこれでいいんですか?」

今ある日本国憲法の理念を活かした政策が必要である。
社会においても学校においてももっともっと憲法を学び、その理念を活かして日々の生活を送ることが肝要なのだ。

憲法を変えてはいけない。
変えれば必ずや、先に述べたようになってしまうであろうから・・・

東北地方太平洋岸は2年前の東日本大震災により、大打撃を受けた。
これは何とかするしかない。
しかし、原発事故は?如何ともし難い。
そして、東京にも必ずや大地震が襲う。
いや、日本中どこでも起こり得るのだ。
断層だらけなのだから。
そのことを踏まえたうえで政治を行うことが大切だ。

憲法を変えることは大地震よりずっとずっと危険だ。
安倍、自民党、維新、みんな、そして民主の一部。
憲法改悪に突き進む危険な輩ばかりだ。

人の手で地震は止められない。
しかし、憲法改悪および戦争は人の手でストップできる。
憲法改悪断固阻止を!憲法を変えようとする人への一票を止め、守る人へ入れよう!


<いいの?>