衆議院選挙での自民党の圧勝により今後の日本は格差拡大に歯止めが全くかからなくなり、ごく一部の大富豪とそれを支える下々というまたもや強固な階級格差社会に突入していくのです。
「アベノミクス」という聞こえの良い経済政策にすぐに騙され、投票し、墓穴を掘る人々。
東京都民と似たような人たちが全国的にこんなにも多くいたとはびっくりなことです。
とはいえ、「選挙制度のマジック」とも言えるのも事実なのですが・・・
まず、「強い国日本」を掲げる安倍首相がどうしてTPPに参加しようとするのでしょうか。
当たり前のことではありますが、どの国家においても食料自給は国の基本。
いや基本中の基本。まずは100パ―セントを目指すのが当たり前。
ところがどっこいこの日本は高度成長とともに下がり(それでも出稼ぎという形での季節労働を伴った農業形態があったが、)それも潰えて久しいのが現状です。
現在、日本の食料自給率は40%をかろうじて超えるだけ。
数年前は40%を下回っていたのも記憶に新しいところです。
ところが、今後のTPPへの参加により、食料自給率は20%を切るであろうと言われています。
それプラス憲法の改悪。
防衛軍を作ってまたもや戦争ですか。
もうすでに少子化により自衛隊に入りたい人はいません。
そればかりか、数百万円と自分の命を引き変えようとする人などいません。
これまでの自衛隊と異なり、今度は戦争状態の中において、もちろん武器を持って参加するのですから。
戦争ごっことは違うのです。
何人もの、いや自爆なんてものがあるとすれば、何十人もの国防軍の兵士が死んでしまうのです。
その時みんなこう思うでしょう。
「こんなはずではなかった。」と。
「これではだめだ。」と。
でも、そう。
気づいた時はもう遅いのです。
アメリカの戦争にもう巻き込まれているのですから。
途中で「お腹が痛くなったからや―めた。」なんてことはできないのです。
もう取り返しがつかないのです。
そしてもう一つ。
取り返しのつかないこと=それは食料自給率の低下による耕地の荒廃。
畑はもとより、水田に至ってはグライ土壌になるのに何年も何年もの年月が必要なのです。
すぐにできると思ってはならないのです。
何と言っても人は毎日食料を補給しなくては生き続けられないのですから。
何年も待つことは不可能なのです。
石油や天然ガスなどのエネルギーをストップされるだけなら何とかできるかもしれませんが、食料はそうはいきません。
自分たちの所で作れないと、他国に依存するということは、他国に自分たちの命を預けることに他ならないのです。
非常に危険なことであり、世界中のほとんどの国は食料自給は国家の根幹なのです。
それを捨て去り、「強い国日本」。
寝ぼけたことを言ってはなりません!!
安倍政権は前民主党政権とは180度方向転換をして、「コンクリートから人へ」ではなしに、これまでの自民党政権の流れよろしく「人からコンクリートへ」正反対に舵を取りました。
自衛隊増強のために予算を増やしてはいますから、安定した仕事に就くことは難しいから、自衛隊を希望する若者は増えるでしょう。
定員割れなど起こらないでしょう。
今はそうだけれども、憲法が変わったら、9条がなくなったら、どうなるでしょうか?
防衛軍ができたとしても自国で食糧をろくに自給もできず、アメリカ合衆国その他の国から食糧を買わなければならないような国がどうして「強い国」となり得るのでしょうか。
「TPPに参加をすること」と「憲法の改悪=防衛軍の設立」とは相反することです。
これでは単なるアメリカの属国としてこれからの日本の未来が描かれているだけなのですから…
こんな危険な状況の中で日本に住む人たちは文句も言わず、黙って働き続けるのでしょうか?!!
騙され続けるのでしょうか?!!
お人よしなのでしょうか?!!
危機感を覚えます。ぶるぶるぶる・・・
<お人よし>