残念ながら、日本の政治家は一流も二流もなく五流レベルである。
一年で首相がオセロゲームのようにコロコロと変わる国は、広い世界の中でも日本だけである。
政治が国民のためにあるのでは無く、日本では政治家は、特権階級であり金儲けのために存在していると言って過言ではない。
年間四千万円以上の収入と、政党には高額な政治資金も税金から、支給されている。
国民の知らない金銭面での優遇も数多くあるだろう。
そんな国会議員に庶民の暮らしなど知る由もなく、どうでも良いことなのである。
公務員の賃金を大幅に削減する政策が実施され、三月まで勤めると退職金が減らされるので、年度途中で退職した教員が全国に400名近くいたと報道されている。
やめる先生が悪いという報道も多いが、退職されることを予測して対策を講じた自治体の首長はどれだけいたのか。
最後まで働いた人が、損をするような不利な制度を急に押し付けた首長や行政の責任を問わないで、苦渋の選択をせざるを得なかった教師たちを安易に責められない。
高くもない年金生活に入るとき、150万円の減額はとてつもなく大きな金額である。
「退職金の減額で途中退職するのは許せない。」などと埼玉県の上田知事は、テレビでコメントしていたが、庶民感覚のカケラもない特権意識の持ち主と思われる。
批判する殆どの人は、庶民の生活実態を知らない政治家や高報酬のメディア関連の方々と思われるが、公務員の賃金引き下げに賛成する庶民も、いずれは自分に火の粉が降りかかって来ることに、気付かなくてはならない。
弱者をことごとく切り捨てていくのが、政治のやり方なのだという「真実」を・・・
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