
1月18日(金)タワーホール船堀406会議室において、区教組1月教研が多くの参加者によっておこなわれました。
今回の教研は東京シューレ理事長・東京シューレ葛飾中学校校長の奥地圭子さんを講師に招いて、今年度3回目の教研でした。
教研は奥地さんの自己紹介から始まりました。
自分自身が不登校の子どもを持ち、そのことをきっかけとして親の会を作り、フリースクール、そして葛飾中学校を作るに至った歩みを軽快な、そして自信に裏打ちされた口調で話される姿にとても感銘を受けました。
そして、葛飾中学校の5年間の歩みを記録したDVDの鑑賞をしました。
普段の何気ない授業の様子や子どもたちの生活の中に「子どもがつくる 子どもとつくる」とういう奥地さんをはじめとするスタッフの心意気が随所に現れていました。
DVD鑑賞の後は、葛飾中学校の誕生の歴史や苦労(特に文科省や東京都などの行政との折衝)、子どもを中心とした教育の内容、中学校を巣立っていった子どもたちの進路や現在の様子、そして、不登校の子どもたちとの触れ合いの中から見えてきた現在の教育の問題等について、まるで時間を惜しむかのように話されました。
その後、参加者からの感想や質問に答える形で、意見を補足されましたが「一人ひとりに寄り添う」「自分のありのままを出せる環境をつくる」「学校も大事だけど、学校以外もあってもいい」「子どもの権利条約はとっても大事」等など、学校現場にいるものとしては考えなければならないことがいっぱいでした。
奥地さんが下鎌田西小で10年以上も勤めていたこともあり、気さくな雰囲気で話し合いが進み、みんなたくさんの思いを胸に教研を終わりました。
今回の教研は、組合員だけでなく多くの参加者で成功裏に終えることができ、とても嬉しく思います。
今回の教研の成果を今後の活動に生かしていくと同時に、一人一人の財産として残していくことが大切だと感じました。