大飯原発の再稼働が強行されても、反原発のデモは収まる気配はない。
黙って時が過ぎるのを待ち、熱が覚めるのを官邸で待っている野田首相にとっては頭の痛いことに違いない。

原発をゼロにする!すべての原発を廃炉にする!多くの市民、労働者、学生の声は大きな力となって必ずや野田首相をはじめとする輩に襲いかかるだろう。

さて、「原発を廃炉にする」こうした願いを叶えるためにも、もう一つ「核燃料サイクル」のことについても考えてみよう。
名前のとおりウランをプルトニュウムに変え、又混ぜて何度も使い、核分裂反応をしながら新たな燃料を生み出すという、夢のような話である。
夢を見るのだけならほかの人に迷惑をかけないが、この「核燃料サイクル」は実現できないこと、極めて危険であること、等から決して許すことのできない犯罪行為である。

高速増殖炉“もんじゅ”は作ったはいいが、ナトリュウム漏れ、機械の落下で全く動くめどすら立っていない。
六ヶ所村の再処理工場は3000トンもの使用済み核燃料を抱え込みながら未だに動く気配もない。
これらの二つは私たちの命を守るという点から見れば動いていなくて大正解なのです。
(税金を湯水のごとく使っていることは許されない。計画して進めた者は、是非現地で残りの人生を見張り番として過ごして欲しい)

原発は使っていけば使用済み核燃料を生み出すと同時に、寿命になった原発を廃炉にしなければならない。
それは、今すぐ廃炉にするか放射線を垂れ流し使用済み核燃料を生み出して廃炉にするかの違いである。
原発は廃炉にしなければならない定めなのである。

そうならば、一日も早い「原発を廃炉にする」という決断が必要なのである。

野田をはじめとする輩がしないのなら、またぐずぐずしているなら、あまり気持ちのいいことではないが“尻”を押して上げよう。
まあ一発ぐらいは蹴飛ばしてもいいが。



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