8日に行われた鹿児島県知事選挙で「原発推進派」が20万以上の大差をつけて当選した。

報道によると、「原発は不安だけど生活には代えられない」という考えが大勢を占めたのではないかとのこと。
原発が動くと金が入るということだ。

電力会社をはじめとする原発関連の企業は儲けることを第一に考えて建設・稼働させるのだが、地元と言われる周辺自治体にはリスクに伴うお金がころがりこむという構図だ。

では、その金はどこから出るかというと、我々の税金から補助金や交付金という形で出されるのである。住民懐柔費から原発研究開発費に至るまでどれだけの税金がつぎこまれるというのか!原発コストはとんでもなく高い!
当然、稼働して儲かる企業からの税収もかなりの額になる。

住民は本意ならずとも、金で潤った日常が当たり前になると、もう生活の流れは変えられないのであろうか・・・
生活を変えるためにアクションを起こすことはしないのであろうか・・・
東電福島第一原発の事故後も、この構図から抜け出すことはできないのか・・・

しかし、待って。
ちょっと、話がおかしいんじゃない。
人々は助け合うのが当たり前だが、私の税金がそんな形で使われるのは納得いかないし許せない。
原発関連企業はもちろんのこと、原発賛成・再稼働賛成の人々の生活を守るためには、私の税金は絶対使わせたくない。

鹿児島県知事選挙では、原発に関する争点をぼかして推進派が勝ったともいわれているが、20万の大差で勝ったとは、許せない話だ。
大人げないと言われようと、「推進派に投票した人々を許せない!」

候補者の人物像や鹿児島県及び川内原発の地元に関して全く何の知識も持ってなくても、つまり、ある種の事情があろうがなかろうが、許せない!


<西>