自らの労働条件は自らの手で!教え子を再び戦場に送るな!日教組・東京教組と共に闘おう!

 NEWS  江戸川区教組

2026 /02/24   NO.2511   江戸川区教職員組合                                                                                                                                                           (江戸川区東小松川3-35-13ニックハイム船堀204)

 

東京教組 青年部・東部ブロック支部 学習会 

    戦後80年 話し合おう 知らないなら学ぼう 知っているなら伝えよう

   『 8歳で体験した 東京大空襲 』

                                    あらたな戦争体験者を生まないために語り継ぐ

                             ~二瓶治代さんのお話~    

 

2月14日(土)、東京大空襲・戦災資料センターで開催した学習会には大勢の方々が参加しました。

 

お話の前にセンターの学芸員さんが下町空襲被災地図を示しながら、「ウクライナやガザも空から俯瞰して、攻撃している側から見えたものが報道されている。下にいる、攻撃されている側はどうだったのか。そこに戦争の実相がある。二瓶さんの話をそういう視点から聴いてほしい」と方向づけをしてくれました。

 

衆議院議員選挙自民党圧勝、高市政権が軍備増強に突進していることなどに不安を感じていましたが、二瓶さんの体験談を聞き、「戦後80年、再び戦争を起こしてはならない」と、思いを新たにしました。

 

二瓶さんを囲んだ座談会では参加者が思っていることを出し合って率直な交流ができました。

「また、お話を聞く機会を持ちましょう」と青年部長から力強い呼びかけがあり、元気が出ました。

あらたな戦争体験者を生まないために、二瓶さんの思いをしっかり受け止め、できることから取り組んでいきたいと思います。

 

 

 

<亀戸で大空襲に襲われた8歳の二瓶さんの体験談>

   ~国民学校~

国民学校2年生、8歳の二瓶さんは集団疎開には行けず、東京に残留。

若い男の先生はみな戦地に行き、学校は校長と教頭のみ男性で女の先生ばかり。

子どもは疎開先のない1、2年生だけ。

授業はなく2月半ばから休みだった。

 

廊下をコツコツと歩く足音がすると、廊下側の窓が開いて兵隊が中を見て、窓を閉める。

「日本は神の国、天皇は現人神で日本は絶対に負けない、東京には宮城があるから空襲はない、神風で追い払ってくれる」と教えられた。

 

学校は暗くて、恐ろしいところだった。 

 

                                

                                  (二瓶さんのお話)

 

 

  ~アジア太平洋戦争 末期~

その頃、日本は領土を拡大しようと弱い国を攻めて植民地にする政策をとり、中国の奥地へと攻めていき、残虐な行為を行っていた。

 

1933年2月「満州国不承認」を不服として国際連盟を脱退し、驕り高ぶっていた。

1941年12月にはアメリカと開戦。

1944年の6~7月頃、サイパン、テニアン、グァムがマリアナ沖海戦で日本は壊滅。

 

アメリカはそれらの島々の滑走路を日本の爆撃のためのB29の出撃拠点とした。

以来、空爆が激しくなった。  

 

                   

2月雪が降った頃、荒川空襲があった。

「寒くてさぞ、大変だろう。日本は勝っているのかな」とおばさんたちが言っていたのを覚えている。

 

3月9日、卒業式があるので学童疎開先から6年生が東京に戻ってきていた。

二瓶さんは、朝から友だちと戦争ごっこで遊んでいた。

 

男の子は軍人に憧れ、学校では名誉ある死に方を教えていた。

女の子は従軍看護婦になって兵隊さんを介抱することに憧れていた。

夕方、「ごはんだよ」と母が呼びに来て、「また明日ね」と友だちと別れた。

 

 

 

   ~3月10日 大空襲~

午前0時すぎ、父が「いつもと違う。起きろ!」と飛び込んできた。

風が強く不気味な感じがした。

隣家のまさおちゃんが防火用水の氷を割っていた。

低学年の役割だった。

 

共同防空壕(歩道を掘り下げ、土を盛った土饅頭のようなもの)に母と私と妹が入った。

父は消火の役目があり、入ることはできない。

防空壕の外では、錦糸町から亀戸に逃げる人の足音がバタバタと聞こえる。

ゴーとB29の腹を揺さぶる音。

シュルシュルシュルと空を引き裂く炸裂音。

 

耳をふさいで固まっていると、父が入り口を開けて「出ろ!早く!蒸し焼きになるぞ」と叫んだ。

隣家のおばさんが裾を引っ張って止めたが振り切って出た。

 

外は火の川で、真横から火の粉が降りかかり、炎が家屋を飲み込みながら近づいてきたので、土手の上に逃れる。

そこにも火炎がせまり、二瓶さんが被っていた防空頭巾にも火がついた。

頭巾を取ろうと父の手を離したとたん逃げ惑う人波に飲み込まれてしまう。

 

その中で意識を失い、気付くと人々が自分の体にのしかかっていた。

熱くて、息苦しいことと人々の叫ぶ声を覚えている。

 

夜が明けて、人々の体の下にいた二瓶さんは父に助け出された。 

そこで二瓶さんが見たのは、死体の山。

なかには炭のように焼け焦げた人もいた。

 

 

 

  ~空襲体験を語りつぐ 

       あらたな戦争体験者を生まないために~

二瓶さんの家族は幸いに全員無事だった。

あの日の夕方、「また明日ね」と別れたよしえちゃんもまさおちゃんも隣のおばさんもいなかった。

 

アメリカ軍の無差別爆撃により、一夜にして東京の下町一帯は焼け野原となり、約10万人もの人びとが命を奪われた。

 

80年間、日本は直接の戦争をしてこなかった。

80年平和を保つことができたのはなぜなのかを考えなくてはいけない。

 

日本はいま分かれ道に来ているように思う。

これからどうなるのか。

 

戦争の体験はわたしたちで十分。

新たな戦争の体験者を生まないようにしたい。

いろいろな国で戦争が起きている。

 

やられている子どもたちがどんな思いで暮らしているのか想像できるような教育が大事ではないだろうかと思う。

だからこそ自分の体験を教職員のみなさんにしっかり伝えたい。

 

           

            (二瓶さんを囲んで)

          

            

 

     2025年度版「青年教職員は今」  

 ~東京都で働きはじめた教職員261名のアンケート結果~

 

今年度のアンケート結果では、青年教職員の在校時間の平均は10時間52分でた。本来の勤務時間7時間45分からすると、毎日3時間以上も超過勤務をしています。

 

長時間勤務が改善されていません。

半数以上の人が休日出勤もしています。

 

管理職からのパワーハラスメントなど、教職員への人権侵害が起きていることも多数寄せられています。

 

 職場の様子はいかがでしょうか? 悩んだり、困ったりしている青年教職員がいたら、同僚として、ぜひ一声かけてあげてください。

 

2025年度版「青年教職員は今」をご活用ください。

必要なときには区教組に連絡をお願いします。

 

 

 

<今後の予定>        

☆区教組の選挙結果は同封の当選公示をごらんください。

 

3月6日(金) 18時~ 分会代表者会議 タワーホール船堀405

 

3月7日(土) 13時~ フクシマ原発事故から15年

    ―持続可能で平和な社会をとめよう原発全国集会   

      デモ出発14時30分~  代々木公園B地区、野外ステージ、けやき並木

 

3月10日(火)13時~ 教育委員会  

       *傍聴は15分前に、4F教育推進課で受付を

 

3月24日(火)13時30分~  教育委員会  執行委員会 

 

 

 

生活と権利を守るためにみんなで力を合わせましょう

 

                         江戸川区教職員組合加入届   

   江戸川区教職員組合 書記長様 

              

   私は江戸川区教職員組合に加入いたします。

 

   (           )学校分会     

   氏名(              )                             

江戸川区教組友の会(旧OBG会)のメンバーの数人が中心となって、染物や工芸の作品をつくっています。

会の名称は「愛藍クラブ」です。

もう発足してから何年経ったでしょうか・・・。

 

今回の展示は2月20日~23日まで船堀タワーホールで開催されています。

 

メンバーの一人から写真が届きましたので紹介します。

尚、今回は作品の詳細についての説明はありませんが、ぜひご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-S.S-

こんな時に解散!自己保身と自己都合の塊の高市政権にNO!を 

 

昨年誕生した高市政権は、「働いて、働いて、働いて、働いて、働いてまいります」などといっていたにもかかわらず、通常国会冒頭で衆議院を解散してしまいました。

 

こうした突然の解散の裏には、「自民党の裏金問題」や「自民党の中枢部と旧統一教会との関係」「中国との関係悪化による経済的打撃の問題」などを通常国会で追及されたくないという意図が明白です。

 

つまりこれは「支持率のの高いうちに『白紙委任状』をとってしまおう」という自己保身と自己都合による解散なのです。

 

その証は、2月1日のNHKの日曜討論を欠席したことにも表れているといえます。

 

遊説中に腕を痛めたとのことですが、出席が全く不可能とは考えられません。

「様々な問題について追及されることから逃げた」と言われても仕方がないでしょう。

 

山積する政治課題に自らの言葉で説明しないで「私を選んでください」というのは、政治家として失格ではないでしょうか?

 

現在寒波の襲来で日本海側の地域では大雪に見舞われており、選挙の実務を担う各自治体は少なからず困難を抱えている状況です。

 

争点もあいまいにしたまま、高市政権に過半数を取らせ「白紙委任状」を与えることは、とても危険なことだと言わざるを得ません。

 

それは何よりも高市政権が、平和国家を投げ捨て軍拡をはじめ戦争への道を暴走しているからです。  

 

                         

 

高市政権の危険性はどこにある?

 

一つ目は軍事拡大を最優先にしていることです。

 

高市政権はことあるごとに「中国の脅威」を強調しますが、現在中国政府が日本に対してかけている様々な圧力のきっかけは、とりもなおさず台湾をめぐる高市首相自身の発言にありました。

 

自分で火種を作ったにもかかわらず、事態の収拾に努めず「軍拡」ばかり推し進めるのは、国民の暮らしや安全を全く考えていない証拠ではないでしょうか?

また、こうした圧力を口実に憲法改悪」を進め、日本を戦争する国家にしようとしている」のです。

 

 

二つ目は、維新との連立合意に盛り込まれた「国旗損壊罪法案」「スパイ防止法案」の制定という、国民を監視し思想信条の自由を奪うことに直結する法律を作ろうとしていることです。

 

外国の脅威を口実に「国民を黙らせておきたい」というのが本音なのではないでしょうか?

 

そもそも、統一教会の支援を受けて当選した自民党の議員こそ、人々から高額の献金をかき集めそれを韓国に流出させた統一教会を野放しにした責任を取るべきでしょう。

 

 

三つ目は、高市首相が「事実に基づかない発言を繰り返す」ことです。

 

総裁選挙では、どこかのユーチューバーが投稿した「奈良公園のシカを外国人がいじめている」を、事実確認もせずに取り上げました。

 

さらに、統一教会の内部文書で高市首相との関係を示す箇所が多数あると報じられると「出所不明の文書だ」「明らかに誤り」と発言しましたが、文書は韓国の検察当局が捜査の中で統一教会本部から押収したものであり、教団も「教団の内部文書である」と認めています。

 

また、高市首相は「明らかに誤り」といいますが、どこが「明らかな誤り」なのかは、全く説明していません。

 

これは、放送法の解釈を巡った総務省の内部文書を「捏造」と発言したままに、追及を逃れた過去の事実を思い出させます。

 

さらに、高市首相は「責任ある積極財政」を唱え赤字国債発行を容認していますが、なんとこれまでの政策が「誤った緊縮財政だった」と発言しています。

 

財政について、一国の首相がこれほど事実に基づかない発言をしていて、日本は大丈夫なのでしょうか?  

 

 

 

<「戦争をさせない杉並1000人委員会」のニュースより抜粋>

 

 

 

自らの労働条件は自らの手で!教え子を再び戦場に送るな!日教組・東京教組と共に闘おう!

NEWS  江戸川区教組

2026 /02/06 NO.2510   江戸川区教職員組合                                                                                                                                                           (江戸川区東小松川3-35-13ニックハイム船堀204)

 

役員選挙について

 〇2月は、新年度の東京教組本部役員及び江戸川区教組役員選挙があります。

 選挙公報、投票用紙、投票袋を同封しています。

 選挙公報をよくお読みいただき、投票の方よろしくお願いします。

 〇投票は、2月13日(金)~17日(火)間に行います

 〇記入されましたら、投票用紙を投票袋に入れて封印してください。

 同封している封筒にそれぞれ入れて、交換便で送付してください。

 

 

東京教組女性部大会について

 〇開催日時:2月23日(月)

 〇女性部大会の代議員を希望される方は、書記長(南篠崎小)まで連絡下さい。

 

 

A校におけるパワハラ

先日、パワハラを受けている当事者から、長期にわたる校内外での様々なハラスメントについて話を伺いました。

当組合は、これまでも教育委員会指導課との交渉でパワハラ問題について解決を図ってきました。

 

そこで、教育委員会に問い合わせたところ、江戸川区では今年度から「江戸川区ハラスメント相談支援窓口」が開設され、そこでの対応になっているとのことでした。

 

しかし、当事者からの相談を受けて組合としては、早急に当事者の名誉回復、正規の勤務体系の復帰等を図ることが必要と考え、教育委員会指導課との交渉を行うことにしました。

 

 

東京教組 青年部学習会・東部ブロック

(江戸川、葛飾、江東、墨田支部)共催

戦後80年 

話し合おう 知戦らないなら学ぼう 知っているなら伝えよう

お話 8歳で体験した 東京大空襲 』

     ◇日時:2026年2月14日(土)  13時45分~16時15分 

     ◇場所:東京大空襲・戦災資料センター 

     ◇内容:館内見学、二瓶治代さんのお話、質疑応答 

 

二瓶さんの体験談を聞けるのはまたとない機会である。

ぜひ組合員に限らず参加してもらいたいと考えている。

 

ところで、参加するにあたって、1月12日付けの毎日新聞“みんなの広場”に投稿された高校生の寄稿―平和学習をもっと能動的にーを読んで頂きたい。

 

「先日、修学旅行で広島市に行き平和学習を受けた。平和の尊さについて学んだのだが、終わってからずっと気にかかることがある。それは、平和学習があまりにも受け身で進んでしまったことだ。確かに見学していく中で核兵器あるいは戦争の凄惨さを知り、『このような悲劇は二度と生まない』と思ったのだが、本音を言ってしまうと、それ以上の考えが湧かないのだ。私たち学生は、常に戦争はいけないと教え込まれてきた。しかし、戦争がよくないことは当たり前である。本当に私たちが身に付けなければならないことは、争わないために自分たちは何をするか、つまり能動的な意見を持つ姿勢ではないだろうか。今の平和教育は、ただ一方的に『戦争はダメだ』と教え込むだけで、学生の能動的に思考する意欲を押しつぶしてしまっているように感じられてしまう。

戦後80年を過ぎ、戦争体験者が少なくなった今こそ、元来の一方的な平和教育を見直すべきではないだろうか。」

以上

 

“戦後80年”と言うが、世界では各地で戦争やら紛争やらが続いている。

そして、日本はどうだろうか。

政治の方向は、非核三原則の見直し、防衛費増額、軍事産業への支援、外国人排斥…更には、スパイ防止法で国民の声を封じ込めようとする等、戦争への道に向きつつある。

 

こうした中で、二瓶さんの体験談を聞くことや、上記の高校生の問うている平和教育について考えることの意義は大きいのではないだろうか。    

 

 

 

<当面の予定>  

 

2月10日(火)   江戸川区教育委員会定例会 傍聴     場所:教育委員会   13:30~

 

2月11日(火)  第50次日朝教育交流のつどい  

                          会場:東京朝鮮中高級学校 9:05~16:00 

                          アクセス:JR十条駅から徒歩7分

 

〇2月 13日(金)~17日(火)  投票日  ※投票袋は、17日(火)までに交換便へ

 

2月14日(土)  学習会「戦後80年話し合う 知らないなら学ぼう 知っているなら伝えよう」

                場所:東京大空襲・戦災資料センター  13:45~16:15

 

2月 24日(火)  執行委員会         会場:組合事務所     

 

○3月  6日(金)   3月分会代表者会   会場:タワーホール船堀405号室18:00~20:00

 

日本海側では雪や寒風に見舞われるこの時期ですが、こちら太平洋側は暖かい陽射しが降り注いでいます。

 

 

 

庭の植物たちも今が旬の水仙や蝋梅が気持ちよさそうに咲いています。

 

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モクレンやコブシ、ミツマタ、それと女性デー目指してミモザもたくさんの蕾をつけています。

 
 
 
 
 
 
 
 
そんな中、寒さに適応したハナキリンは花を咲かせ、クチナシの実も庭の綾どりに一役かっています。
 
 
 
 
 
 
いつも開花が遅い我が家の梅も咲き出しました。
 
 
 
 
 

<S.S>

 

新年早々、アメリカがベネズエラを攻撃し、現職の大統領夫妻を連行するという暴挙で、世界の平和がますます脅かされている。

 

第二次世界大戦後の枠組みを作ったアメリカが、国際法違反であり先制攻撃を禁止している国連憲章違反を自ら進んで実行したことになり、これまでは、世界平和の危機をもたらすのは、「ロシアであり中国だ」という話だったが、この事態はアメリカも世界の危機をもたらすことが明らかになったといえる。

 

ただ、アメリカは第二次世界大戦以降、自国の利益のためにたびたび他国の主権を無視した行動を繰り返してきた。

 

中南米だけでなく、東アジアにおいてもベトナムはもとより、様々な国で「共産主義の防波堤」としての軍事独裁政権を支持したり、左派政権転覆のため軍事クーデターを画策したりしてきた。

 

こうしたことは、世界史の教科書を読み返せばある程度はわかることだが、残念ながら今の日本社会では「常識」になっているとはいいがたい。

 

 

 

ここまでは話の「まくら」で、ここからが本題。

 

昨年末、高市政権のブレーンなる人物が「日本は核兵器を持つべきだ」と発言したことが、物議をかもした。

「一昨年日本被団協がノーベル平和賞を受賞したのになんという発言を」と抗議の声も上がったが、高市首相は当の人物を更迭してはいない。

 

ただ、歴代政権が「核保有」ということをタブーにはしていなかったことも事実なのだ。

2002年、当時の安倍晋三官房副長官は「核兵器使用は違憲ではない」という発言をしている。

 

さらに、ロシアのウクライナ侵攻後には、「核共有(アメリカの核兵器を日本に配備し、日米で共同運用すること)」について「タブー視せず議論すべきだ」と発言している。

このときは、当時の岸田首相が「非核三原則を堅持する」と、安倍氏の発言を否定していた。しかし、高市首相は、この非核三原則の見直しを、「防衛3文書改訂」に伴って検討するという方針を明らかにしている。

 

さらに言えば、高市政権の小泉防衛大臣は「原子力潜水艦の開発・保有を」とも発言している。

現在の政権は、まさしく軍拡路線を暴走しており、「核兵器保有」発言を中国政府が「日本政府の本音だ」と警戒するのも当然なのだ。

 

 

もう一つ指摘しておくのは、あの3.11からまだ15年しかたっていないにもかかわらず「原発回帰」に政策転換していることだ。

 

日本政府が原発にこだわるのは「核武装できる能力の確保」にあるといわれている。

原発を運転すると、長崎で使用された原爆の材料となる「プルトニウム」ができる。

現在日本の保有しているプルトニウムは46トンといわれ、これは、核弾頭数千発分に相当する。

 

核兵器を持っていない国でこれほど大量のプルトニウムを保有している国は、日本以外にはない。

 

 

 

ここで昨年読んだ「『核抑止論』の虚構」(豊下楢彦著:集英社新書)で知った事実を2つほど紹介しておく。

 

一つは、オバマ政権で「核兵器の先制不使用宣言」が検討されたが、宣言に至らなかった理由についてである。

 

この問題については、2024年の原水禁大会広島大会で「アメリカの先制不使用宣言を止めたのは当時の安倍総理」という話は聞いていたのだが、さらに裏話があり、もしもアメリカが先制不使用宣言をした場合「日本が核兵器保有に踏み出しNPT(核不拡散)体制が崩壊する可能性」が生じかねないという分析もなされたとのことである。これが、「唯一の戦争被爆国」の実態なのだ。

 

 

この本ではもう一つ「そうだったか」と思ったことが書かれていた。

それは、イスラエルの核開発疑惑にかかわるものだ。

時系列を追ってみると次のようになる。

 

1948年のイスラエル建国当時からイスラエルは、核兵器保有を目指していた。

 

1956年の第二次中東戦争後、イスラエルは核開発でフランスの支援を受けることになる。

 

60年のフランスの第1回核実験にはイスラエルの科学者も立ち会った。

 

65年段階では、イスラエルは原爆製造の一歩手前まで来ていた。

 

こうした状況に危惧を抱いていたのがアメリカで、当時のケネディ政権は、「イスラエルの原子炉をIAEAの監視下に置くべきとして査察を求め、61年と62年にアメリカの専門家による査察が行われたが、重要な施設は立ち入りできず、査察逃れになった。

 

63年5月に、ケネディは「核兵器だけでなく、核兵器能力の保有も認めない」とする書簡をイスラエルに送る。

 

さらに6月の書簡では「核燃料製造施設やプルトニウム中執施設を含む全施設へのアクセス、徹底的な検査のための(査察)時間の確保を要求した。

 

8月27日の書簡では「炉心に核燃料が搬入され、施設の一部が放射能で立ち入ることができなくなる前に査察が実施されること」を求めた。

 

 

さて、その後どうなったか?残念ながら査察は実施されず「イスラエルは(事実上の:NPTに加盟せずに)核保有国となった」。

 

なぜかといえば、書簡から3か月後に、ケネディはダラスで暗殺されたからである。

この事実を知った時、自分の頭には「ケネディ暗殺はモサドなのか?」という考えが浮かんでしまったほどだった。

 

この本はとても興味深く、また「核の傘に守られている」という話が、いかに非現実的化ということがよくわかるので、是非ともご一読いただきたい。

 

 

 

 

<K.H>

 

 

自らの労働条件は自らの手で!教え子を再び戦場に送るな!

                       日教組・東京教組と共に闘おう!

 NEWS  江戸川区教組

2026/1/5  NO.2509      江戸川区教職員組合                                                                                               (江戸川区東小松川3-35-13ニックハイム船堀204)

 新年あけましておめでとうございます

                              

年末年始は、ゆっくり過ごされましたか?

昨年はフッ化物洗口問題をはじめ、組合活動へのご協力に心から感謝しています。

区教組は2026年も長時間労働、パワハラ、部活指導等々の区内の学校現場の課題に向き合い、是正を求めてとりくみます。

 

秋闘では賃金が平均13,580円引き上げられました。

昨年よりわずかに緩和されたとはいえ高齢層の賃上げは4,900円。

義務教育手当の縮減については今回は撤回され、福利厚生等に改善された面もありましたが賃上げは格差が大きく不公平なものでした。

若年層も高齢層も一律の賃上げを求めていきましょう。

 

高市政権は「国防・軍拡政策」を提唱して、軍備強化、軍事費の大幅増を急ピッチに進めています。

過去最高額9兆円(前年度比9.4%増)を超える軍事費の財源は?

 国債発行や法人税、たばこ税の増税、所得税増税等が検討されています。

またOTC類似薬指定による負担増、高額医療費限度額の引上げ、国民保険料の値上げ等々、社会保障費も大幅に削減されようとしています。

増税ラッシュが止まりません。

物価高に加えての大増税は、わたしたちの生活を破壊します。

 

戦争準備反対!教え子を再び戦場に送るな!改憲反対! これらの課題にもとりくんでいきましょう。

 

区教組執行部は、組合員のみなさんと力を合わせて奮闘します。

今年もどうぞよろしくお願い致します。 

 

 

                          江戸川区教組執行委員一同

 

 

 

【2026年度東京教組及び江戸川区教組の役員選挙について】 

 

2026年度の役員選挙の公示を同封しました。

江戸川区教組の役員選挙に立候補される方は、同封の立候補用紙に記入の上、

1月19日(月)午後5時までに江戸川区教組選挙管理委員長まで提出して下さい。

投票日は2月13日(金)~2月17日(火)です。

東京教組の役員選挙についての詳細は、後日お知らせします。

 

 

 

 

  生活と権利を守るためにみんなで力を合わせましょう

 

                         江戸川区教職員組合加入届

 

      江戸川区教職員組合 書記長 様 

              

           私は江戸川区教職員組合に加入いたします。

 

 (          )学校分会  氏名(                 )

 

 

 

 

 
 
<ご案内> ご都合がよければ、ご参加ください
 
東京教組 青年部学習会 
東京教組東部ブロック(江戸川、葛飾、江東、墨田)支部共催

 

 

戦後80年

話し合おう 

    知らないなら学ぼう 

             知っているなら伝えよう    

  お話 『 8歳で体験した 東京大空襲 』

 ◆日時 2026214()  1345分~1615分 

 ◆場所   東京大空襲・戦災資料センター 

 ◆内容   館内見学、二瓶治代さんのお話、質疑応答

 ◆参加費  無料

 

参加申し込み 

    同封の案内チラシのQRコードより回答ください。

 

 

 

 

 

フクシマ原発事故から15年 

      「とめよう原発 3.7全国集会」

          2026年3月、「東京電力福島第一原発事故」から15年を迎えます。
あの事故は、私たちの社会に原発の危険性と、福島の人びとの生活を根底から揺るがす深刻な被害をもたらしました。
しかし、いまだに約5万人以上が避難生活を余儀なくされ、震災関連死は2,300人以上にのぼります。
この事実を前に、「原発は安全」といったい誰が言えるのでしょうか。
3月7日(土)に、「フクシマ原発事故から15年 とめよう原発3.7集会」を開催します。
テーマは、「事故は終わっていない」「地震大国に原発はいらない」「原発ゴミ問題を問う」「エネルギー政策を問う」の4本柱です。政府が「原発の積極活用」へと舵を切った今だからこそ、私たちは声をあげ続けなければなりません。  
                        (「さようなら原発」HPから)
 
 

◆3月7日(土)  代々木公園B地区、野外ステージ、けやき並木

 

〇13:30  トークライブ     呼びかけ人 鎌田慧さんほか 

            福島から (福島県民集会主催者、福島刑事告訴団)、

            再稼働など原発現地から ほか


〇15:00  パレード出発(渋谷方面・原宿方面)  



 

 <今後の予定>

 

・1月 9日(金)18時~   分会代表者会議 タワーホール船堀405

 

・1月12日(月・祝)14時~16時 女性教職員のための冬の講座 

                東京教組会議室 日本教育会館地下1階

 

・1月13日(火)13時30分~ 教育委員会 *傍聴は15分前に教育推進課で受付を

 

・1月16日(金)18時30分~20時10分 日教組全国教研全体会  

                  Web開催 *東京教組で視聴可

 

・1月24日(土)~25日(日)    日教組全国教研分科会 各会場 

 

・1月27日(火)14時30分~     教育委員会 執行委員会

 

・2月 6日(金)18時~     分会代表者会議 タワーホール船堀405

 

・2月11日(水・祝)       日朝教育交流 

 

・2月14日(土)13時45分~16時15分  

               東京教組青年部学習会

               『8歳で体験した東京大空襲』 戦災資料センター

 

・2月23日(月・祝) 14時~  第37回女性部定期大会 

 

・3月7日(土)13時~        さようなら原発全国集会 

                代々木公園B地区・野外ステージ・けやき並木

 

 

 

 

 
 
 
 

自らの労働条件は自らの手で!教え子を再び戦場に送るな!

                       日教組・東京教組と共に闘おう!

 NEWS  江戸川区教組

2025 12/1 NO.2508     江戸川区教職員組合                                                                                               (江戸川区東小松川3-35-13ニックハイム船堀204)

 

<活動報告>

 ◇東京教組秋の教研集会分科会で“フッ化物洗口”について提案 

 10月25日(土)の東京教組秋の教研集会分科会で、「集団フッ化物洗口」~なにが問題?~について提案しました。

 

東京では、荒川区が、委託事業として、学校歯科医会などが中心となり、小3、5年、中1年に年数回行っているそうです。

しかし、教育の一環としてフッ化物洗口を小・中全校で取り組んでいるのは、江戸川区のみ。

参加者から驚きの声と、「フッ化物って何?『PFAS』と同じ?」といった基本的な質問が出されました。

 

私たちとしてもこれから、教員だけでなく、保護者や議員さんたちとも繋がって学習会を開いたり、区教委交渉をしたりしていきたいことを伝えました。

元養護教諭だった方たちからは、「頑張ってね。応援しているよ」と声をかけてもらい心強く思った次第です。

 

 

 

◇第45回日本フッ素研究会全国集会に参加

   11月3日(月)に上記の全国集会があるということで、江戸川から2名参加しました。

 

「フッ素洗口の問題点」についての講演後、東京の江戸川区が小・中学校で「フッ化物洗口」を始めたことを話し、歯科医師会が何故強硬に学校でのフッ化物洗口を推し進めているかについて質問しました。

 

本当のところは分からないそうですが、話を聞くと、学校にやらせることで歯医者の権威をあげたいといった些末なところにあるようです。

全国の参加者から東京で始まったかと驚かれましたが、私たちは、沖縄、新潟、神戸、徳島、長崎といった様々な県や市町村でフッ化物洗口が

行われていて、反対運動を続けておられることが分かり驚きました。

 

全国47都道府県では、小学校で約20~30%中学校で数%、フッ化物洗口をやっているのではないかということでした。

会に参加して、フッ化物洗口を学校集団でやることの危なさや、教育でもないことをやらされている理不尽さをあらためて実感しました。

 

「子どもと未来通信」の高山さんが、「健康格差の解消に役立つというが、そもそも健康格差という言葉は公衆衛生の分野で生まれた言葉。学校教育関連の法律のどこを探しても、『健康格差の解消』などという目標や目的はない。あきらめるな。推し進め。そうすれば光が見える。そうしたら進め…」といった話をされました。

 

学校で一斉にやらされているフッ化物洗口が、子どもたちだけでなく教職員にとっても、学校教育という視点からもどういう問題があるかを学びました。

江戸川に戻って、養護教諭を始め、教職員、保護者、区議会議員などにも声をかけながら、これからも「学校におけるフッ化物洗口の問題」について様々な人と一緒に考えていきたいと思います。

 

 

 

◇第2回区教委交渉

   11月5日(水)17時から異動等3項目について、区教委との話し合いをしました。

 

① 異動に関しては、対象者3名の事情を一覧表にして、更に口頭で要望を伝えました。

「都に対してしっかり伝え、それぞれ事情にあった職場があれば、教育委員会としても努力します」と、言ってもらいました。

 

 

② タブレットの使用に関して質問をしました。

タブレットの使用で視力や知識等に心配はあるが、現場がどういう状況にあるか知りたいということで、執行委員の職場の状況で、特に3、4年生に今までとは違う「書けない」「読めない」「落ち着かない」様子が見られ、学力も心配と伝えました。

また、視力の低下がみられる児童がいることも伝えました。

 

区教委の方から、江戸川区全体の学力テスト(小6年・中1年)の結果では、点数での下がりはないが、そうした面について連携してみていきたいという話がありました。

 

その他、家庭でのタブレット使用について話し合いました。

教育委員会の答弁は、「タブレットの使用に関しては、本来子どもが自分で制限できるようになって要な情報が見られない時は、個別に対応し見られるようにするつもりです。夜の使用時間は、10時まで可としています」でした。

 

今後、保護者からの情報や学校現場の状況を見ながら修正、補正等していくそうです。

 

 

③ 中学校の部活動に関して質問をしました。

休日に引率等をしたら、部活動手当は、東京都で3時間以上の場合3000円、一部大会等の引率を8時間以上行った場合は、申請する4250円と決まっており、交通費を別途払うシステムにはなっていないそうです。

 

その他、どこの学校が合同部活動を行っているかについては、各学校が必要に応じて合同で行っているため、把握はできていないとのこと。

地域移行で軌道に乗っているのは、小岩地区の剣道部で、小岩二中を使い二人の指導者が、一中、二中、三中、五中などから集まった部員の指導をされているそうです。

松江エリアでもできたらと考えているとのこと。

 

現在、部活動指導員として、会計年度任用職員が40~50人、外部指導員がボランティアで100人ほどいるが、区内中学校の部活は500位あり人材は足りていないため、教員に頼らざるを得ないのが現状のようです。

アンケートでワーク・ライフ・バランスが取れないという訴えがありましたが、なかなか答えられる状況にはなっていないことが分かりました。

 

 

 

 <活動予定>

◇2月教研    東京教組青年部  東部ブロック共催

   日時:2月14日(土)  13:45~16:15(13:30受付)

   場所:戦災資料センター(江東区北砂1丁目5−4) 

   内容:東京大空襲体験者 二瓶治代さんの話・館内見学・二瓶さんとの懇談(質疑応答)

        終了後、錦糸町駅に向かって歩きながら、東京大空襲フィールドワークを検討中。

<下記の駅から、徒歩20分> 
・新宿線・半蔵門線の住吉駅
・新宿線の西大島
 
 
 

<今後の予定>

・12月05日(金)分会代表者会                会場:タワーホール船堀  405室   18:00~

・12月09日(火)江戸川区教育委員会定例会傍聴 場所:教育委員会           13:30~

・12月23日(火)江戸川区教育委員会定例会傍聴 場所:教育委員会           3:30~

・01月05日(金)分会代表者会                会場:タワーホール船堀  405室   18:00~

・01月14日(土)2月教研                  会場:戦災資料センター(江東区)13:45~

 

高市首相の台湾をめぐる「戦艦、存立危機事態」発言から日中関係がギクシャクおかしくなっていることに対して、

「質問をした立憲の岡田が悪い」

「よく言った」

「中国人がいなくなってせいせいする」

等の発言がネトウヨや自称愛国者を名乗る輩からされている。



けれど問題の本質は日本の安全とは無関係な台湾と中国の問題について、言わなくてもいいことを発言した高市の軽薄さにあるのである。


そもそも台湾と中国との関係、問題は中国の内政問題であってそれに対して関係のない日本が口を出す問題ではない。


台湾も中国も現状のままの状態でいいと思っているのである。

(中国は将来的に香港のようになれば良いと思っている。)



中国が台湾へ侵攻するなど100%あり得ないし、それに対してアメリカが台湾のために中国を攻撃するなど120%ありえないのである。


何故なら中国にとってもアメリカにとってもそんな行為は全く国益にならないからである。

(アメリカにとっては台湾海峡の危機的状況を作ることは、台湾や日本への武器輸出を増やすために好都合なのである。)



こんなちょっとでも考えれば外交素人でも分かることなのに、自らの保守派というレッテルのために非常識な発言を繰り返す高市首相こそ日本の存立危機事態なのではないだろうか。



<T.O>

つい最近、元衆議院議員の山尾しおりさんがFacebookに以下のような投稿をしました。

全文を投稿通りに紹介します。(下線は筆者)

 

 

今日出演のアベプラで国旗損壊罪がテーマになるとのこと。外国の国旗損壊罪はあるのに、日本の国旗損壊罪がないけど、どうする?というのが論点です。

 

私は、世界の秩序を国という単位で回していく以上、自国であれ他国であれ最低限、「国家」という存在へのリスペクトは担保した方が、対話が維持され、平和につながると思っているんですよね。

 

だからこそ、今ある外国旗損壊罪は、日本人が外国の旗を燃やして特定国の存在を侮辱するようなことを抑止しています。国と国同士が抜き差しならないヘイト関係に陥らないように、とにかく対話の余地を残すという大事な外交作業に、最低限日本国民も協力してもらう。そういう意味で、現行の外国旗損壊罪には理がある。

 

そして同じような考慮で、日本人が日本の旗を燃やして、日本という国家そのものを拒否するようなことは最低限抑止されるべきではないか、とも考えています。日本政府への批判は常に許されるべきだけど、日本という国家の尊厳と帰属の維持には、最低限日本国民として協力してもらう。そういう意味で、日本の国旗損壊罪を作ることに賛成です。

 

ここで大事だと思うのは、政府と国家は別、ということ。

総理の似顔絵に✕をつけてデモするのは自由の範疇だけど、日本人として日本の国旗を燃やすのはやめましょう。なぜなら、あなたは政府の一員ではなくても、国家の一員なんだから、というのが私自身の価値観です。

 

そして、もう1点。この機会に、今ある外国の国旗損壊罪が外国の親告罪となっているのは改めた方がいい。具体的には、当該外国の請求がないと起訴できないという要件(刑法92条2項)を削除すべき。日本の警察・検察権の行使は日本の主権の行使ですから、外国の請求を条件とするのは基本おかしな話です。外交配慮は起訴裁量の運用で十分可能。自国の主権を自ら法的に制約する必要は全くない。

 

自国の国旗損壊罪には当然こんな要件はつけない訳なので、この議論を契機に、外国の国旗損壊罪の不要な要件を削除して、きちんと日本の主権と意思を守ってもらえれば、と思っております。

 

(山尾しおり)

 

 

私は正直言って大変驚きました。

「保育園落ちた 日本死ね!!!」問題を国会でとりあげ、当時の安倍首相に鋭く質問で迫った議員、それが山尾志桜里(当時民進党所属)衆議院議員だったのです。

 

更に山尾志桜里さんは「不倫」騒動でも話題をふりまいた人でもあります。

私の好きな作家のひとりである瀬戸内寂聴さん(2021年11月9日没)が、かつてエッセイ『寂聴 残された日々:27』で山尾さんのことを語っていました。

表題と本文の一部を紹介します。

 

 

<山尾さん、孤独の出発に自信を 恋は理性の外、人生は続く>

 

何気(なにげ)なくつけたテレビの画面いっぱいに、端正な美貌(びぼう)の女性が、涙のたまった両目をしっかりと見開き、正面を向いてしきりに言葉を発している。その表情がまれに見る美しさだったのと、しゃべる言葉がしっかりしているのに驚かされ、テレビから目が離せなくなってしまった。

 

(中略)

 

とにかく頭のいい人だという印象が強かった。ホテルに2人で入ったことがあったのも、男は1人帰り、泊まったのは自分1人で男女の関係はないと言いわけしていた。そんなことは神のみぞ知るで、誰も当人の言いわけなど信じる者はいない。

 

95歳の私が、今頃思いだしても噴飯ものだが、今から60年昔、私の35歳の時、東京・野方に下宿していて、ある日、野方の駅から電車で新宿まで出かけた。乗客の少ない電車の中で、座るなり目に入る天井からの吊(つ)り広告に目をやったら「ある奇妙な女流作家の生活と意見」という文字が目に飛びこんできた。

 

(中略)

 

あきれて記事を読んでみると、会ったこともない見知らぬライターが私の小説の端々をつぎあわせ、勝手な妄想を加えて、不倫の生活だとこと細かく報じてあるのだった。相手の実名も書いてある。私はあきれかえり、すぐさま公衆電話で、その会社に電話をし、キイキイ声で編集長を呼びだし、一度のインタビューもなく、いい加減なことを書くなと、どなりつけた。

 

相手はそんなことに慣れているらしく、インギン無礼に言葉をにごすだけで、結局どなりつづける私の方が疲れ切って、声も出なくなってしまった。その会社は半年もしないうちにつぶれてしまった。

 

その気持ちのよかったこと!

 

(中略)

 

不倫も恋の一種である。恋は理性の外のもので、突然、雷のように天から降ってくる。雷を避けることはできない。当たったものが宿命である。

 

山尾さんはまだまだ若い。これからの人生をきっと新しく切り開いて見事な花を咲かせるだろう。それを95の私は、もう見られないのが残念。

 

2017年9月14日

 

 

その当時、私は瀬戸内さんのエッセイを読んでいたこともあり、その後の山尾さんに期待していたものです。

 

しかし、その後の山尾さんの動向を知るにつけ期待は急速に薄れていきました。

それは、彼女が憲法に関しての持論を述べたことが決定的なものになりました。

即ち緊急事態条項にせよ9条にせよ、危機の国家に必要不可欠な力を、憲法上無視し続けることで抑制しようという考え方は、日本の法の支配にとって有害です」と自身のブログで述べたからです。

 

その後も緊急事態条項の制定には執念を燃やしており、「この人は終わった」と思い知らされました。

 

先の参議院選挙では国民民主党からの出馬に失敗して、無所属で東京地方区から立候補、落選しました。

 

その山尾さんが今もなお政治に対して執着あるようで、今回の様な憲法に関わる発言をし続けているのです。

それにしても、何につけても論理的な思考を貫いてきた彼女がここまで権威主義的な発想、右翼的な感性の持ち主であったのには驚きました。

彼女が学んだ法とは何であったのでしょうか・・・?

 

 

さて、ここまで前置きが長いわりには結論は実にあっさりとしています。

以下のような展開になりましたので時系列で紹介します。

 

まず、山尾さんの投稿に対して私は単刀直入に感想を返信として以下の投稿しました。

 

国家の尊厳より個人の尊厳こそ大切にしてもらいたいです。少なくとも日の丸に象徴される国家などに私は規制されたくありません。

 

これに対して山尾さんからではなく、他の方々から私に反論が投げかけられました。

 

(返信A)貴方の家の家紋に人糞付けても不快では無いと?

 

まあ、何というマヌケな反論でしょうか!

当然ながらこの方には返信せずに「悲しいね」マークを送りました。

そもそも家紋なんて私は多少の興味はありますが、自分の家固有のものでもないし、まして人糞・・・。

敢えて言えば、これも個人の尊厳ですからね。

 

こういう方以外にも次のような反論をされた方もいらっしゃいました。

 

(返信B)あなたみたいな人が必ず出てくるのがこの問題。そもそも、個人の尊厳など、国家が無ければ保証されないんですよ。その国家の尊厳を踏みにじっておいて、個人の尊厳ガァーなどと日うのは矛盾しているんです。

国旗は政権だけの象徴じゃありませんよ。貴方の尊厳を尊重する国民の象徴でもあるんです。それを侮辱する事のどこが個人の尊厳ですか。

日の丸が嫌いなら、どうぞお好きな旗の国へ行って下さい。もっとも、世界中で自国の国旗を損壊するような輩の尊厳を守ってくれる国など無いと思いますけどね。

 

どうですか、この方のおっしゃる内容やおっしゃり方は?

国民の象徴である国旗とか、国家がなければ個人の尊厳なんて保証されないとか、「国民国家論」さえまともに理解していない方が、人権概念である個人の尊厳について論究するのは無理があります。

まして、「国民国家論」そのものも差別と排除の論理をも包摂していることを考えれば、国民とか国家の関係を国旗を通じて安易に語るのは実に薄っぺらな論理としか言いようがありません。

 

最後にダメ押し的にもう一つの反論ですが、この方の言い方が端的に表れています。

 

(返信C)個人の尊厳は国家無くして保証はされません。

 

先ほども述べましたが、「国民国家論」がこうした考え方を広く流布させているのではないでしょうか?

それもあやまった受け取り方で・・・。

 

それだけ「国民国家論」には脆弱な部分があるのだと思います。

思わぬ方向へ論が進みそうなので、別の機会に述べたいと思いますが、今回は山尾しおりさんの投稿に見える危険な部分と、それらを支持する人々の軽薄で差別的な言説を紹介しました。

 

 

 

 

国家の尊厳より個人の尊厳を>