新宿御苑に見る水仙の花-3~♪ | 花つむぎ教室のブログ

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また移りゆく季節を彩るさまざまな美しい花などをご紹介しています。

昨日に引き続き、新宿御苑内に見るペッパーホワイトという白咲き水仙

の光景です。正面口(新宿門)から入って右側の日本庭園に通じる道の

途中に、隈笹(くまざさ)の中に咲く水仙の花ですが、一瞬隈笹の花?と

見間違えるほど、その光景は美しく同化していました。

 

-ペーパーホワイト(水仙)-

ヒガンバナ科 スイセン属 多年草 地中海沿岸原産

 

 

 

-隈笹(クマザサ)-

イネ科 ササ属 多年生常緑性笹 日本の京都鞍馬山などに自生

標準和名をクマザサと呼ぶ植物は、高さが1~2mになる大型の笹で葉は長さが

20cmを越え、幅は4~5cm、葉に隈取りがあるのが名前の由来です。

この隈取りは、若葉にはなく、葉が越冬する時に縁が枯れて隈取りになります。

この種には非常に変異が多く、その多くは北日本の日本海側を中心に分布しています。

変種としてオオザサやチュウゴクザサなどがありますが、クマザサのような整った縁取り

はありません。古くからこの葉の縁取りを愛でて庭園や境内などに栽培されてきました。

乾燥した葉を煎じて健康茶にされたり、エキスが健康食品として市販もされているようです。

また「熊笹」という表記もよく見られますが、これは殆どが「隈笹」の誤字のようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この御苑は、もともとは江戸時代に信濃高遠内藤家の下屋敷のあった敷地だそうで、

1879年(明治12年)に新宿植物御苑として開設され、宮内省管理から戦後一般公開され

現在は環境省管轄の国民公園として親しまれてきました。

2006年(平成18年)に「新宿御苑」の名を冠してから100周年を迎え、開園事業の一環

として、絶滅が危惧されている植物の保護センターを設置することも計画されているそうです。

 

 

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