昨日に引き続き、柴又帝釈天の帝釈堂内殿の外側に刻まれた装飾彫刻を
ご紹介いたします。東・北・西の全面に彫刻が施され、中でも胴羽目板の
法華経説話の浮彫10面が著名とされています。
大正11年(1922年)から昭和9年(1934年)にかけて、加藤寅之助ら
10人の彫刻師が1面ずつ分担制作したそうです。
この羽目板の上方には千羽鶴が表され、高欄(縁)より下の部分には
花鳥および亀を浮き彫りで表しています。
柴又帝釈天の帝釈堂
本堂前の階段を上がり、右手奥に行くと「彫刻ギャラリー」の入り口
受付口があります。(ギャラリーと大客殿、庭園の見学は有料です)
-彫刻ギャラリー
「搭供養の図」
「多宝搭出現の図」
「千載給仕の図」
「帝釈堂窓枠の龍」
-高欄(床下)の彫刻-
堂内の回廊から見る二天門方面の境内の様子
柴又帝釈天の二天門
柴又といえば、フーテンの寅さん=帝釈天という方が多いかと思いますが、ここ
帝釈天は日蓮宗の古刹で、寛永年間(1624~44)に創建された寺院です。
映画『男はつらいよ』で一躍有名になりましたが、彫刻の寺としても知られており
仏教経典の中でも最も有名な「法華経」の説話を選び出して彫刻されているのが
特徴で、その美しさは圧巻と評されているそうです。
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