初夏と言うよりも真夏日に近い陽気のこの頃ですが、目黒川緑道の生け垣にも
爽やかであるはずの５月を惜しむかのように、黄色と白のモッコウバラが
往来する人たちの目を癒しています。
バラ科 バラ属 常緑蔓性低木 中国原産
バラ科の植物ですが、枝に棘がないのが特徴です。そのため
公園や庭園などのアーチやフェンスに利用されることが多く、
生育も早く大量に花を付けるため、最盛期の花姿は圧巻です。
花は白か淡い黄色で、それぞれ一重咲きと八重咲きがありますが、
黄花の一重や白花には芳香がありますが、黄花の八重咲きには
芳香がありません。現在、品種改良が進められていて、赤やピンク
の四季咲きのモッコウバラも見られるようになるかもしれません。
緑道に沿って、車道と緑道との間に自転車専用道路があり、その境界線の
生け垣に咲くモッコウバラです。
最近、この緑道沿いにも高層マンションが立ち並び、緑道の風景も変わりつつあります。
以前は、小髙い丘の斜面に生える緑の木々や野草の壁が背景としてあったのですが。
時代と共に、渋谷の街並みとひとつながりになりつつあります。
この自然空間だけは残しておいて欲しいと願います。
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花悠々クラブ