岐阜、柳ヶ瀬の総合オタク文化オーセンティックBar「Bar WHITE NUTS」(バーホワイトナッツ)のちょこっと?オタクなバーテンダーJ.Jの万話しブログ~~コルト パイソン 357マグナムの巻~~
先日、本屋さんで見かけた銃の専門雑誌 「Gun6月号」表紙には見目麗しい「コルト パイソン 357マグナム」のお姿が!
当然!特集も「コルト パイソン 357マグナム」ですよ!
私がリボルバーの中で一番好きな「コルト パイソン 357マグナム」ってことで購入熟読させて頂きましたよ。
この「コルトパイソン357マグナム」という銃、非常に有名でオタクでなくても御存じの方々がいるんですよね。
最も有名にしたのはマンガ&アニメの「シティーハンター」で主人公「冴羽 僚」が愛用していたのが大きかったんでしょうね。
なにせ、映画「ダーティーハリー」で「44マグナム」という名前は知れ渡りましたが「S&W M29」という正式名称は余り知られてないですからね。
確かに、44マグナムというパワフルなブリット(弾丸)を撃ち出すM29は素晴らしいですが、パイソンには美しさと品格が有るんですよ!
そんな事から、「リボルバーのロールスロイス」とも呼ばれているんですよ!(御値段もお高いんですけどね。)
ロールスロイスとまで言われる「コルト パイソン 357マグナム」の魅力。
先ずは、力強さと安心感を醸し出すサイズ感と重量感ですよ。
44マグナムより劣るとは言え、非常にパワーのある357マグナムを何発も撃ち出す為の大型フレームにチェッカリング付き大型木製グリップは、圧倒される存在感ですよ。
そして、パイソンのスタイリッシュさ!パイソンがパイソンたる所以がバレル(銃身)上部の「ベンチレーテッド・リブ」ですよ!
聞く所によりますとバレルを効率良く冷却する為とか色々言われてますが、見た目・・・カッコイイからというのが本当の所らしいですよ(笑)
そして、無骨にしてスタイリッシュなバレル下部の「フルバレル・アンダーラグ」ですよ!
このアンダーラグに関しては、見た目以上に性能面が良いらしいですよ。
先ずは、照準時にバレルの振れを抑え、射撃時にはマズル・ジャンプ(銃口の跳ね上がりの事です)をも抑えてくれるそうですよ。
そしてこれらに気品をもたらす「コルト・ロイヤルブルー・フィニッシュ」ですよ!
日本にいてエアーガンしか見ていない方々は銃はただの黒色と思われているんですが、チョイと違うんですよ!
特に「コルト パイソン 357マグナム」というコルト社が時間も手間も惜しまず作り出す名銃ならでわの仕上げが「コルト・ロイヤルブルー・フィニッシュ」なんですよ。
基本的に銃の表面は、塗装ではなく特殊な染料で染めてるんですが「コルト パイソン 357マグナム」においては、細部に至るまで表面を磨き上げたうえで染めてるんですよ。
だからこそ、妖しいまでの美しさがあるんですよ。
因みに、「ベンチレーテッド・リブ」の上面だけは磨き上げずに染められていて、艶消し状態になってます。
照準時に光が反射して狙いにくくならないようにという事だそうですよ。
と、まぁ、こんなにも素晴らしい銃なんですが、実は性能面では他の銃より劣っているんですよね。
1955年から1999年まで製造されてたパイソンですがマイナーチェンジが4回ほどあったらしいですよ。
そのマイナーチェンジごとに少しずつですが改良されたらしいんですが、他の銃には追いつけなかったようですよ。
よく聞くのは扱いにくいトリガー(引き金)だとか広いシリンダー・ギャップ(バレルとシリンダーの間隙の事)とかですね。
あ!この辺の事知りたい方は近場のミリタリーオタクもしくはBar WHITE NUTSのオタクバーテンダーJ.Jに聞いてくださいね。
こういった事情からシューティング・マッチ(射撃競技)などなどで使用されないんですが、有名すぎる名前とカッコイイ容姿で映画、ドラマ、漫画では引っ張りだこなんですよね。
私も許されるのであれば手に入れたい銃ですが、有事の際に使いたい銃では無いですね。
因みに、「パイソン」とはニシキヘビの事で、コルト社には蛇シリーズの銃が他にもあって、コブラ、キングコブラ、ダイアモンドバックス、アナコンダっていうのが有りますよ。
と言う事で、良い所ばかりじゃない「コルト パイソン 357マグナム」ですが、どうしても惹かれるてしまうんですよね。
良い所も悪い所も全部含めて「コルト パイソン 357マグナム」の魅力なんですよ。
でわでわ、そういえばこの6年、銃を撃ってないですねぇ。
以前、自衛隊にいた時は年に1回は訓練で銃が撃てたんですよ・・・ああっ!銃が撃ちたいっ!(笑)