4月6日
昨日、カザフスタンのニュースサイト、KAZINFORMに載った記事です。
http://m.inform.kz/en/article/2888838
日本語に訳しました:
ASTANA. KAZINFORM 日本スケート連盟はオリンピックメダリストのデニス・テンに、先週ボストンで行われたISU 世界フィギュアで起きたスケーター羽生結弦との出来事に関し、謝罪の意を表明した。
海外のメディアは3月30日朝の練習の際に、両アスリートが互いに接触したと報道していた。
その後、羽生は、テンが彼を傷付けるために故意にぶつかってきたと思うと述べた。
日本スケート連盟はこのカザフのアスリートに謝罪し、彼に対するその他の非難を否定した。
「日本スケート連盟はいかなる処罰も要求したことはないと主張。羽生結弦は彼の誤解につきデニスへ謝罪し、彼らは握手を交わした。公の文書がカザフスタン・スケート連盟に送られた」と、VKontakteに置かれたテンのオフィシャル・コミュニティ・アカウントが伝えている。
テンがボストンの世界フィギュアで11位であったことは記憶に新しい。羽生結弦は銀メダルを獲得した。
以上
接触した事実はないと思うので、この間違いは気になるところ。慌てて記事にしたのでしょうか。
そして、今日、新たに記事が載りました。こちらは人名も記載され、しっかり取材した様子が分かります。
http://www.inform.kz/eng/article/2889688
カザフスケート連盟国際部長のTatyana Russinovaが独占インタビューで述べたのは、
「日本スケート連盟の代表が月曜日の朝、電話をしてきた。私は彼等から公式のレターを受け取ってもいる。毎日、自分のPCを開いて、何を見つけると思う?日本のフィギュアスケートのファンからのたくさんのメールやメッセージよ。彼らは私達に羽生の振る舞いについて謝ってくれている。羽生の振る舞いは彼らの国の名誉を傷つけたと書く人もいる」
そして、Tatyana は、カザフスケート連盟は日本の人々との関係を悪化させようとは思わないとも。ISUへの提訴も行わないようですね。ここでは、日本のスケートファンを仲間(colleague)と呼んでいます。ちょっと訂正。この仲間というのは日本スケ連のことかな。
私的な印象ですが、日本のファンからの願い、すなわちこれ以上のスキャンダルを避けて欲しいという意を汲み、ISUへの提訴をとどまったのかもしれません。
日本スケ連からの願いという事になると、うーん、スケ連は事の重大さをよく分かっていて、提訴しないでと頼んだことになるのかな。しかし、下の私のコメントはそのままです。ファンからのメールやメッセージがあったからこそ、丸く収めてくれたのでしょうから。
デニス・テン選手のインスタに寄せられたおぞましいコメントに暗澹な気にさせられましたが、やはり、本当にフィギュアを愛する人々の心は届くのだと少しばかり安堵しました。
#GoDenis!
