予定では、お花見週末
のはずだったのに。何だか寒いねまーるくなって、クッション化している

寒さのせいかな、少し調子を崩してしまい、飼い主の michi は心配中
でもさ、せっかく寝ているのに、「マイク~
、私のマイク~
」とか猫なで声で迫ってくるのやめてね
幾つになっても、飼い主バカが治らないんだから
神田川の桜もまだまだ
来週の週末は華やぐといいね
昨日の土曜日、彼女はキャリーを持ち出して近所の酒屋さんへ
どーんと箱買い

ふふふ、タンブラーが貰えるって喜んでいるけど
それって、何か猫と関係あるんだろうか

木曜日は月の恒例となっている歌舞伎鑑賞

もちろん、親友の茅ヶ崎の奥様と
学生時代のクラスメートとここまで趣味が合うとは、本当にラッキー

スターズ・オン・アイスも熊川バレエも大輔ダンスも、いつも一緒です
今回は5代目中村雀右衛門(じゃくえもん)の襲名公演
歌舞伎ファンでないと雀右衛門の名は知られてないでしょうね
5代目を継いだのはこれまで芝雀(しばじゃく)と名乗っていた女形

味のある、確かな技術を持った役者ですが
レジェンド藤十郎、煌めく玉三郎、若手の菊之助、七之助と比べると存在が目立たない
襲名が遅れたのも、それが原因でしょうか
年代からいっても、中村歌右衛門より先に雀右衛門襲名があるべき
その歌右衛門の襲名が役者の病気で見込みが立たなくなり
ようやく踏み切れたのでしょうかね
雀右衛門の家、京屋が財政的に準備できなかったのかもしれません
歌舞伎の大名跡と呼ばれる名前の襲名には数億円かかると言われています

お祝いを貰っても、本返し以上に返す見栄の世界

規模を小さくとはいかない理由も
雀右衛門の名は、藤十郎を別格とすると歌右衛門に継ぐ女形の大名跡
現在、歌右衛門が不在の時、筆頭とも言える家の格
歌舞伎座で一ヶ月の襲名公演を打つというのは、伝統を重んじる歌舞伎社会では譲れない所かも
その準備は大変だったことでしょう
口上では、ずらりと役者の有名どころが並びますが、これも家の格があるからこそ
ま、包む金額も凄いことになりそう

口上は内輪話が表にでる機会でもあります
中村梅玉(ばいぎょく)が中村魁春(かいしゅん)と並んでいて、ここで「私達兄弟は毎月4代目のおじ様と食事をしていた」と
えーっ、本当に

歌舞伎好きならよく知るエピソード
先代中村歌右衛門は美しい4代目中村雀右衛門をライバル視していたのは有名
梅玉(当時は福助)、魁春(当時は松江)は歌右衛門の事実上の養子として成駒屋を支えていたわけで
お父さんの目の敵と、毎月食事をしていたのかと、ちょっと驚きました
歌右衛門、知ってたのかしら

こんな裏話が見えてくるのも、歌舞伎の面白さです
公演自体は面白く、あぁ見て良かったと思えるでき
ただ、一番面白かったのは、最後の舞踊劇
歌舞伎では「追い出し」と言われ、あまり重視されない演目なのですが
中村勘九郎、尾上松緑、 中村鴈治郎と技に自信のある踊り手が揃い
見ごたえある踊りになっていました
来月は明治座で勘九郎
楽しみです
企業からの支援、いわゆるスポンサー探しも大変だったでしょう
祝い幕と呼ばれる、襲名用の特別な緞帳 (これも高価なんですよ、ヒソヒソ)
今回は三菱鉛筆が贈呈
団十郎襲名の時は伊藤園かな、勘三郎襲名ならブラザーかなと色々想像

スポンサーは興行にとって最重要

アイスショーも全く同じ
チケット収入を当て込むだけでは、そもそもスタートできません
ショーを数多く見て思うこと
フレンズ・オン・アイスとクリスマス・オン・アイスの協賛企業が素晴らしい
あんな小さな組織なのに、業界と堅実なネットワークを作り上げているのに感心

大輔君のビジネスの関わり方もいいですね
ただ、肖像権を渡すだけでなく、一緒に仕事をしている
コマーシャルの作成現場からも、良い、そして長い関係が生まれていくんだろうな
企業にとって投資と同じ
結局は「人」をみて、つぎ込む
両備、関大、木下工務店、PUMA、アサヒビール、Johnson&Johnson
髙橋大輔への祝い幕、絢爛豪華


アホなメディアもそろそろ学習せい
反省はしてるかもね僕のスポンサーは michi だけ

祝い幕とは言わないけど、ササミぐらいはどーんと出して欲しいぞ





