飼い主の michi、僕の健康の事が気がかりだったけど、お友達から頂いた津和野の和菓子で問題解決

ささみまぶしのご飯、すっかり平らげたお皿
あれ、それは何
お、何か飛んでいくぞ
わーい、津和野のお菓子だ
正確にいうと、お菓子の包み紙だ
捕まえたもんね

僕のために空箱が3つも置いてある
紙玉探しもバラエティに富んで面白いよ
もう一回、投げてよ
飼い主の足元までは戻さないので、michi はぶつくさ言いながら、取りに来る。紙玉が僕のツバでぐちゃぐちゃになるまで遊ぶので、彼女にもいい運動だね
むかーし、子猫だった頃にこんな遊びをしていたね
元気に遊ぶ僕の姿を見て、嬉しいみたい
飼い主って、単純(←こらっ
)今日、木曜日、飼い主は歌舞伎座
へ出かけた。親友の茅ヶ崎の奥様がチケットを取って下さったのに、奥様は急用で来ることができなかったんだって中村勘三郎の追善公演
最初の演目は寺子屋。子供を差し出す夫婦役が片岡仁左衛門と坂東玉三郎。教え子である子供を殺す夫婦役が中村勘九郎と中村七之助。子殺しが美談のように扱われるこの演目は大っ嫌い。でも、この4人の役者がどう演じるのか、どうしても見届けたかった。
仁左衛門、お帰りなさい。あなたがいない歌舞伎は文字通り色あせます。あなたの演じた松王の役を、次は勘九郎が務めるかも。芸を伝えたいという思いが舞台にありました
玉三郎、舞台への執着が薄れてきたのでしょうか。どんなに"耐える"役であってもあふれ出るオーラで観客の目を釘付けにしてきたのに。一匹オオカミが闘いの剣を置こうとしているようで、寂しかった。成駒屋という家を背負っていた中村歌右衛門の執着心を、玉三郎に臨むのは無理なのかな
孝玉コンビと言われた美しい二人。見事な役者人生を全うしています
そして、勘九郎、七之助兄弟。祖父と父の魂が歌舞伎座に見えました。歌舞伎座の怪人出現

勘九郎が背負うものは重い。勘三郎の名前、中村屋の芸、弟七之助、一門の人々の生活。でも、彼には、周りの人々が支えたくなる魅力があるんでしょうね。勘九郎を巡る他の役者の思いが、舞台の上で放熱しているように感じる。もちろん、観客にもそれがあって、頑張っている勘九郎を見ることができて良かったという満足感が

高橋大輔を応援する気持ちと似ているのかなと、ここは殆どこじつけ

二つ目の演目は吉野山の道行。坂田藤十郎の静御前。82歳
あでやかで可愛いこの方は歌舞伎座の妖怪
相手の忠信は中村梅玉。中村歌右衛門に鍛えられただけあって、妖怪に負けない巧みな狐でした
福助が元気なら、福助・橋之助兄弟でお役を務めたでしょうが。藤十郎相手に橋之助では役者不足になってしまう。成駒屋、がんばれ

最後の演目は、中村屋の明るさ、軽さが十二分に味わえて、あぁ面白かった
で芝居見物を終えることができます
週末は、テレビ放送でたっぷり高橋大輔を味わうので、今夜のうちに勘九郎君の事を書きたかったのです
テレビ東京の「僕らの時代」、第三弾をやって欲しいな



