みなさま、こんにちは。
海老蔵です。
2013年2月1日(金)は、卒業論文・卒業報告最終発表会でした。
この度私は、卒業論文を所定の手続き通りに、提出することができませんでした。
深くお詫び申し上げます。
誠に申し訳ございません。
本来であれば、この日に、この卒業論文最終発表会という舞台に立つことはできません。
しかし、それにもかかわらず、その舞台に立たせて下さった方々、
そして、黒子として私たちを支えて下さった、らぶとらいおん!のみなさま、
心より感謝申し上げます。
誠にありがとうございます。
卒業論文最終発表会を終えてのレビューを行わせて頂きたいと思います。
流れは、以下の通りです。
・<発表内容>
・<個人に対するレビュー>
・<全体に対するレビュー>
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題目
人がベジタリアンという選択をする理由と背景 ―宮沢賢治を例に挙げて―
<発表内容>
1.テーマ設定の理由
・ベジタリアンという人たちの中に、肉が好きでも、敢えて食べない、という選択をする人がいることに興味を持ったため。
・ベジタリアンであった宮沢賢治が、自身の作品にベジタリアンの精神を投影しており、読者への影響は大きいと考えたため。
2.ベジタリアンとは

2-1.定義
植物由来(穀物、種実類、豆類、野菜、果物)の食事をし、
動物由来(肉、家禽、猟獣、魚、貝類)の食品や、屠畜による副産物を避ける人たち。
屠畜による副産物・・・動物を食肉として処理する際に出る、骨や皮、そして脂など
2-2.語源
ラテン語のuesére(生命を与える、活気づける)→vegetus(活発な、力強い)→vegetalis(成長する)→vegetal→vegetarian
vegetus(活発な、力強い) ―→vegetable
―→vegetarian
vegetable(野菜)もvegetarianと同様、vegetus(活発な、力強い)を由来としている。
そのため、ベジタリアンが活き活きと力強くいるためには、野菜をとることは筋が通っている。
2-3.ベジタリアンと菜食主義者
ベジタリアンの訳語として、「菜食主義者」という言葉があるが、果たしてそれは適切なのか。
辞書によると「菜食」とは・・・
野菜や果物など植物性の食品だけ
を食べること3.ベジタリアンの目的
3-1.動物愛護・倫理的側面
食肉用として飼育されている動物は、自分で巣を作ったり、餌をとったりという、自然な行動をとることができず、
狭くて暗い、不衛生な場所で隔離され、一生をそこで過ごす運命にある。
3-2.健康面
肉中心の食事を続けることにより、生活習慣病(肥満、糖尿病etc.)のリスクを高めてしまうことに。
そこで、肉から野菜中心に変えることにより、それらのリスクを下げることができる。
3-3.環境問題
・家畜を飼育する場所が限られており、飼育するのに適さない場所での飼育による、土壌の荒廃
・食肉処理の際に出る、廃棄物(骨や血など)による、水質汚染
・家畜の廃棄物(糞尿)による、土壌、水、大気汚染
・家畜による、多量の穀物の消費
→穀物を多量に消費することにより、多量の水をも消費することに
4.宮沢賢治
4-1.「ビジテリアン大祭」から見る宮沢賢治のベジタリアン精神
ベジタリアンとは「菜食主義者」というより、「菜食信者」
ベジタリアンの精神には大きく分けて、同情派と予防派の2つがあるとし、賢治自身は「同情派」に属する。
「私たちと変わらない動物を、私たちが生きるためにそれらの生命を奪うことは、とても可哀そうでできない」
宮沢賢治「ビジテリアン大祭」より
→「ビジテリアン大祭」から、宮沢賢治は厳格なベジタリアンであったということが推測できる。
4-2.ベジタリアンとしての宮沢賢治
先程4-1.で、宮沢賢治は「厳格なベジタリアン」であったことが推測できると述べたが、
親類や友人からのエピソードの中に、厳格なベジタリアン像を覆すようなものもある。
・盛岡高等農林学校に進み、獣医科の学生たちの屠殺実験を見たことをきっかけに、肉食を厭うようになった。
・豆腐に醤油をかけるだけのお弁当
・花巻農学校で教員をしている際、学校で飼育していた豚を汁にして食べるという行事で、宮沢賢治も周りと混ざって一緒にその汁を食べてた。
・燃えるような生理的の衝動を感じなくなったときに、一寸の肉食をした。
・魚介類の含まれた、「てんぷらそば」が大好物で、よく同僚を誘って食べに行っていた。
5.考察
宮沢賢治はベジタリアンでありながら、その時そのときの心身の状態によって、肉食をしていたことがわかった。
ベジタリアンの定義からすれば、それは反しているが、ベジタリアンという言葉の語源vegetus(活発な、力強い)を考えると、
ベジタリアンは、心身ともに「活き活きと活発で力強く」いるには、
時には、卵、乳製品、ハチミツ、そして魚や肉をとることができるのではないだろうか。
<個人に対するレビュー>
反省点
・与えられた時間15分を、十分に活用することができなかったこと。
・ビジテリアン大祭のところで、同情派についての説明はしたが、予防派に関しては説明がなかったこと。
・「菜食主義者」と「菜食信者」の双方の違いを説明したら良かった。
・プレゼンテーション、パワーポイント、レジュメの活用の仕方
・肉食を推進している団体についての情報収集の不足
良かった点
・パワーポイントが簡潔であること。
・語源から始まり、語源で締めたこと。
<全体に対するレビュー>
・一人20分という時間が与えられていたが、スケジュール通りに進行されていなかったこと。
・質問とコメントの仕方
・アンケートを実施する方法
今回、プレゼンテーションを行う上で、パワーポイントとレジュメを使用しましたが、
それぞれの役割を効果的に活用する方法に悩みました。
私が良いプレゼンテーションを見たとき、なぜそう感じたのか、
今後活用するため、それについて分析します。
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本来であれば、卒業論文最終発表会という場に立つことはできませんが、
このような機会を頂けましたことを、重ねて、心より、感謝申し上げます。
誠にありがとうございます。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございます。
国際関係論研究室 海老蔵
。2013年2月3日(日)