9月になり少し日が落ちるのが早くなったこの頃、定時すぎ少し残業して帰ると、すでに外は真っ暗だ。そんなある日、最寄り駅で「このやろおおおおおお!!しねぇぇぇ!逃げるなぁぁぁ」と身体を大きく振り回して、喉が裂けるかと思うくらい大きな声で男性に怒鳴り散らす女性をみた。







怒鳴る女性をただじっと睨む男性。
嫌われたっていい、とにかく中から湧き出る怒りを男性にぶつけているように見えた。すでに外は暗くてはっきりと顔は見えないが二十代後半の男女。事情はわからないけど、浮気したから、婚約破棄したとかそんな感じなのか、野次馬にみられたって気にならないほどの怒りだ。






それをみて怯える夫は
「わぁ、、ミナが怒ると怖いと思っていたけど、そんなの比じゃないくらい、あの人怖い、、」
なんて失礼なことを呟くにっこり「浮気したら、あのくらい怒鳴りつけるかもよ?」と脅しておきました笑





怒るといえば、朝、朝食を食べながらスマホで最近とある男性の婚活活動記録をみていた私。





「婚活で苦労している商社マン」


その方はエリートだけど、僻地への駐在で婚約破棄、それから婚活してもどーしてもうまくいかないようだった。同じ商社マンの夫にその記事を読んで聞かせる私。同じ婚活に苦労していたわけだから、夫も共感できるのでは、、そんな気持ちだった。




「あー、俺と同じだね」



と突然パンを齧りながらいう夫。



「ん?同じとは?」突然の同じだね、発言がよく理解できなかった。


「いや、同じだなぁと」



まだ理解できない。同じというのは、、
婚約者がいたけど、僻地に駐在になって婚約破棄になったところか。しかし夫に婚約者がいた話は聞いたことない。


「え?婚約者がいたわけ?」


「違うよ、その時は結婚も考えてない20代だったからね」


そう、では?同じとはどこから繋がってくるのかな?にっこり


「えーと、駐在を機に彼女と別れたってこと?」


「そう、あの時は色々あったよ」



うーーんにっこり
似てるけど同じではないし、なぜ今その話をする?朝、食卓で何気ない会話にっこり朝から何聞かされてるんだ私は。






「いや、似てるけど違うでしょ」



、疲れ切って言ったあとにニッコリ笑って
「そーね、その人があなたと向き合ってきちんと指導してくれていたらデリカシーのない貴方に私は苦労しなかったのににっこりよほど薄っぺらい関係だったみたいねー」と付け足しました。笑