「わたし」と「私以外」の間にある「見えない柵(さく)」が、消えた時、「愛する者」と「愛される者」は同時に消え、「愛の流れ」そのものが残ります。
転載元:もっと あの世に聞いた、この世の仕組み
https://blog.goo.ne.jp/namagusabose/e/0c48b19f12e10d13a8ecdc79e0f876ea
(ここから)
「「柵」と書いて、なんと読む?」
「前前前回」に続くお話です。
『「わたし」と「私以外」を遮る柵塁、それが「徼」です』といったお話だったのですが、覚えていらっしゃいますでしょうか?
この写真に写るものを、僕たちは「柵」と呼ぶわけですが、この字には「さく」以外に別な読み方があります。
その答えは、「しがらみ」。
人生のあちらこちらでまとわりつく、「世間のしがらみ」「お金のしがらみ」「人間関係のしがらみ」。
この「しがらみ」を、漢字にすると「柵」となります。
辞書でひいてみると、こんなかんじ。
しがらみ【▽柵/×?】
1 水の勢いを弱めるため、とどめるため、川の中にくいを打ち並べて、木の枝や竹などを横に結びつけたもの。
2 引き留め、まとわりつくもの。じゃまをするもの。「世間の―」
(1)の意味から転じて、人生の流れにまとわりつき、とどまらせるものを「しがらみ」というようになったそうです。
「さく」は、水流を弱め、とどまらせる。
では、「しがらみ」は、何を弱め、とどまらせるのでしょう?
それは「愛」です。
「わたし」と「私以外」の間にある「見えない柵(さく)」が、愛の流れを弱め、とどまらせてしまう。
『愛し、愛されたい』と願う、「わたし」と「あなた」があるからこそ、愛の流れが感じられないというジレンマ。
「わたし」と「私以外」の間にある「見えない柵(さく)」が、消えた時(もともとないことに気づいた時)、
「愛する者」と「愛される者」は同時に消え、そこには「愛の流れ」そのものが残ります。
(ここまで)
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