私たちは、すべての人を満足させようと頑張ったのに、結局誰一人として満足させることができなかった。 | 地球の愛と光・本来の姿へ

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私たちは、すべての人を満足させようと頑張ったのに、結局誰一人として満足させることができなかった。

転載元:もっと あの世に聞いた、この世の仕組み
https://blog.goo.ne.jp/namagusabose/e/47a57ac2d9fe823eb4abf3873122aa6c

(ここから)

「自灯明」

かつて、マーケティングの勉強をしていた頃に出会ったイソップ物語です。


『行商とロバ』


むかしむかしある国に、父と小さな息子の二人で荷を担ぎ、ロバをひきながら行商している親子がおりました。

親子がある村に着くと、彼らを見た村人がヒソヒソと話をしているのが聞こえました。

「ほらほら見てごらんよ、あの親子。バカだねぇ」

「ホントだ、せっかくロバをひいているというのに、自分たちで荷を背負ってるよ」

「なんでロバに荷を乗せないんだろうね。そうすれば楽なものを」

それを聞いた親子は思いました。

「なるほど、村人の言う通りだ。よし、さっそく荷物をロバに乗せることにしよう」

そして親子は担いでいた荷をロバに乗せ、次の村へと向いました。


次の村に着くと、道沿いに建つ家の中から声が聞こえました。

「あの親子を見てごらんよ。まったく知恵がないねぇ」

「あらら、本当だ。あんなに重そうな荷物をロバに乗せているよ」

「あれじゃあロバがもたないね。荷物が多いうちは、小さな子供を乗せればいいものを」

それを聞いた親子は考えました。

「うんうん、なるほどそれは一理ある。これはまた良いことを聞いた。彼らの言う通り、このままではロバも長くはもつまい。よし息子よ、しばらくはお前がロバに乗りなさい」

その村での仕事が終わると、父は息子をロバに乗せて旅立ちました。


そして次の村に着くと、村人たちがこぞって言いました。

「あの子供を見てみろ、なんて親不孝者だろう!」

「本当だ。まともな子なら、年老いた父をロバに乗せ、若くて元気な自分が歩くだろうに!」

「まったく。近頃の若いもんには、優しさってのが感じられないね」

その言葉を聞いた息子は深く反省し、慌ててロバから降り、父を乗せました。


少年が自慢げにロバを引きながら次の村へ入ると、川で洗濯をしていたご婦人たちが、すれ違いざまにこう言いました。

「まぁ、なんてこと!こんな暑い日に、小さな子供にロバを引かせて、自分は悠々とロバに乗っているよ!」

「やっぱり男親には、母性ってものが足りないんでしょうね」

「あの小さな足を見てごらん、可哀想に。ああ、あんな親の元に生まれるだなんて、なんて不憫な」

それを聞いた父は恥ずかしくなり、ロバを降りました。

「息子よ、すまないことをしたな。しかし……どうしたものだろう……」

すると息子が言いました。

「大丈夫だよ父さん。最後の市場まではあとちょっと。商品もだいぶ売れて身軽になったから、僕と父さんが一緒に乗ればいいのさ」


そして次の村に入ると、親子は村人からさんざん言われてしまいました。

「なんて酷い親子だ! ロバを見てみろ、ヨロヨロじゃないか!」

「あーあ。いっぺんに二人も乗るから、こんなに弱ってしまって」

「こんなに弱り切ったロバじゃ、どんなに安くても売れやしないぞ」

親子は困り果ててしまいました。この先の旅路を、どのようにすればよいものか……。

「はぁ……、あれもダメ、これもダメ。次の市場まで、一体どう行けばいいと言うんだ」

すると村人の一人が言いました。

「ロバの体力が戻るまで、お前さんたちが担いでいってやればいいのさ」


なるほどと思った親子は、ロバの足を綱で縛り、棒を使って担ぎあげました。


次の村に着くとさぁ大変。

「なんだなんだ、あの親子は!? ロバを担いでるぞ!」

「頭がおかしいんじゃないのか?」

そう言われながらも、「大丈夫、市場はもうすぐだ」と親子は歩き続けました。


が、市場が目前となった橋の上で、吊されたロバが苦しがり、大暴れしだしたのです。

すると、ロバの足をくくっていた綱がほつれ、見る間にロバは川の方へ跳ねていき、そのまま逃げてしまいました。


「ああ。私たちはすべての人を満足させようと頑張ったのに、結局誰一人として満足させることができなかった。それどころか、ロバさえ私たちに不満だったなんて」


行商の親子は呆然と立ち尽くし、ただただロバが遠ざかるのを眺めるだけでした。


(ここまで)

ありがとうございます
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