この世界に二人といないこの自分、気に入らなくてどうします。
自分を愛することよりも、自分と闘うことに重きを置けば、それはやっぱり苦しい人生になっちゃう。
転載元:もっと あの世に聞いた、この世の仕組み
http://blog.goo.ne.jp/namagusabose/e/a4c74680d1dc06192f3bfbe1056a5a45
(ここから)
今朝のことです。
僕がまだベッドの中でモニャモニャしているころ、リビングからテレビの音が流れてきました。
眠気の覚めないボーッとした状態の中で、やけにハッキリと女性の声が聞こえるのです。
「私は自分から逃げたりしない!」
何かのドラマのセリフだと思うのですが、その前後の流れは覚えていません。
ただ、そのセリフだけが妙に頭に残りました。
そして、半分夢の中にありながらも、そのセリフにツッコミを入れている自分がいました。
「逃げようったって、逃げられるわけないだろうに。だって“自分”なんだから」
人は時々、自分が自分であることを忘れて、他人事のように捉えてしまうことがあります。
「自分から逃げる」
「自分に負ける」
「本当の自分を探す」
そうやって、自分が自分であることを見失う。
自分探しほど不毛なことはありません。
探しているその人自身が、紛う事なき「自分」、なのですから。
それではメガネをかけながら、「メガネ、メガネ…」と周囲を探しているのとかわりありません。
そして、先日紹介したOSHOの『JOY』の中にあった、スーフィー(イスラムの神秘家)の小話を思い出しました。
*****
ある日、もう太陽が沈みかけていた頃。
ラビアという女性が家の前の通りに出て何かを探していました。
二、三人が彼女の元へやってきました。
「何を探しているのですか?」
ラビアは「針をなくしてしまったのです」と答えます。
人々は言いました。
「もう日が暮れます。針を探すのはとても難しいでしょう。でもお手伝いしましょう。どこに落としたのですか?」
ラビアは言いました。
「私の家の中です」
人々は笑い、そして言いました。
「家の中でなくした針を、どうして道路で探しているのです?」
ラビアは言いました。
「とても簡単で合理的な理由があります。家の中には明かりがありません。でも、家の外なら、まだ明かりが少し残っていますから」
人々は大笑いし、そこから立ち去ろうとしましたが、ラビアは彼らを呼び止めました。
「待ってください!これこそ、あなた方がやっていることです。私はあなた方のまねをしただけです。あなた方は至福を探すとき、外ばかりを探していて、最初の、一番大切な質問、『それをどこでなくしたのか?』をしていません。
私はあなたに教えましょう。あなたはご自分の中でそれをなくされたのです」
*****
自身の中に至福を見失った自分。
その自分すらも見失っていては、元も子もありません。
先日、近所のお寺に、こんな言葉が掲示されていました。
『この世界に二人といないこの自分 気に入らなくてどうします』
自分を愛することよりも、自分と闘うことに重きを置けば、それはやっぱり苦しい人生になっちゃうと思うのです。
(  ̄Д ̄) 『そんなことより、いいかげんベッドから出たらどうだね』
( ̄д ̄;) 「………」
(ここまで)
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ありがとうございます。
引き寄せの法則、宇宙の法則
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