すごく病弱な小学生がいました。
小学生最後の運動会で
彼はどうしてもマラソンに出たいと行って、
親の言うことも、病院の先生の言うことも聞きません。
彼はもうながくは生きられないので、
思い出に走らせてあげましょう。
と先生は親にいいました。
親もそれに納得し、彼は念願のマラソンに参加することができました。
続々とゴール者が出る中、
彼の姿がまだ見えません。
最初のゴールからだいぶ経ってようやく姿が見えてきました。
生徒、保護者、学校の先生たちはみんな立ち上がり彼を応援し、
みんな自然と拍手しながら声を出し、
彼を応援していました。
母親はとても嬉しく、
走っている彼の写真をたくさん撮りました。
ゴール直前に彼の様子が変わりました。
苦しそうに走る彼
ゴールテープを切った直後、彼は倒れ込んでしまいました。
心臓発作を起こしていました。
医者が慌てて蘇生しようとしましたが、
彼は死んでしまいました。
彼の親は最後に走りきることができて嬉しい気持ちより、
彼が死んでしまったことの悲しみで、
生きる気力を失っていました。
しばらくして彼女は元気に走っている彼がまた見たくなり、
最後に撮った写真を現像しにいきました。
その中の一枚の写真
拍手して応援しているギャラリーたち全員の手が重なっていて、
合掌し、彼を拝んでいました。
みたいな話でした♪