新たな取り組みとして「生分解性付与」 | yossyの我が道を行く

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富山県黒部市にて生きるyossyこと吉澤浩司が日々感じたことや思ったことを素直に書いていきます。

皆様おはようございます。吉沢工業の吉澤浩司です。

 

8月になりましたが、皆様は如何お過ごしでしょうか?

 

酷暑が続くようですので、皆様ご自愛ください。

 

 

さて、我が社では以前より「バイオマスポリエチレン」製品の

 

製造販売に取り組んでおり、展示会にも出展しています。

 

その際、「バイオマスポリエチレン・・・・生分解ですね」と

 

言われる方がとても多い、ほぼ全員の方が

 

バイオマス=生分解

 

と認識されておられます。

 

わが社が取り組んでいる「バイオマスポリエチレン」は

 

バイオエタノールからエチレンを精製してポリエチレンが

 

製造されており、石油由来と変わらず、安定した物質の

 

ため、生分解はしません。

 

 

日本のプラスチックの環境対策の方向性について言えば、

 

先日も書きましたが、「リサイクル」と「バイオマス化」です。

 

しかし、世の中では「生分解性」が欲しい方々もいるのでは。

 

ということで、ポリエチレンに「生分解性」を付与でき、且つ

 

通常の状態では分解しないとされる材料をアメリカから

 

入手し、試作して、生分解性を評価します!

なにか夏休みの自由研究みたいですね(笑)

 

成形したフィルムを50mm×70mmにカットして、上部にラベルを

 

貼り、プラスチックカード2枚の間に挟んで、土の中に差し込み

 

カードを抜き取りました。

とりあえず各種類6枚を土の中に埋めましたので、2ヶ月毎に1枚ずつ

 

取り出して、生分解の進捗を観察しようと思います。

 

ブランクとして、生分解性材料を混ぜていないフィルムも一緒に土に

 

埋めていますので、比較が出来ると思います。

 

1回目の報告は10月初旬です。

 

生分解性材料メーカーの見解では、約1年で全部分解するそうです。

 

ってことは3~4ヵ月目には変化が現れるのではと予測しています。