皆様おはようございます。吉沢工業の吉澤浩司です。
梅雨も明け、暑い日々が続いていますが、熱中症以外にも
心配なことがあります。
それは、北陸電力の電力供給です。
エリア、規模、人口の少ない地域を営業エリアとしている
北陸電力はあまりメディアに取り上げられていませんが、
自前の志賀原発2基が停止、供給を受ける契約をしていた
日本原電敦賀2号機も停止。
そんなことで、7月の供給予備率は5.1%、8月に至っては2.2%。
我が社はプラスチックを電気によるヒーターで加熱しながら、
大きな出力のモーターで押し出して成形をしています。
電気の供給を受けることができなければ、製品の生産をすることは
もちろん出来ません。
また、2次加工においてもすべての加工機は電気を動力源としています。
こうしたことから、特段北陸電力からは直接要請があったわけではありませんが
自主的に節電に取り組むこととしました。
まず、一番電力を消費する押出成形の部署については、通常月曜の朝から、
週末の深夜明けまでの連続生産ですが、来週からは、火曜夕方から、日曜の日勤
までの連続生産として、月曜、火曜のピーク時間帯の稼働を避けることとしました。
またそれ以外の加工部門及び事務系については、通常8:00~16:45の勤務を
1時間繰り上げ、7:00~15:45として、夕方にかけてのピークに対する節電対策を
取ることとしました。
そして、残業は原則禁止とし、必要な場合には早出にて対応してもらうこととしました。
残る、営業及び建材部門については、あまり節電効果が望めないため、従来通りの
勤務体制としました。
節電と言うよりもピークを避ける対策が中心となっていますが、今後は節電についても
取り組む予定です。
社員には負担をかけることにはなるが、やはりこれまで存分に電気を使用させて
いただいたからこそ、我が社も存在しているのだと思うので、ピンチの時には
率先して協力すべきだということを理解してほしい。
またひとつ苦言を呈するのですが、北陸電力は供給不足の可能性が大きいにも
関わらず、現在の消費電力量や、供給量などの情報を得ることが出来ない。
厳しい状況になったら、即停止できる電気機器もあるはずだ。
やはり東電や東北電力、関電のような情報提供を速やかに行ってもらいたい。
