倉本聰さん脚本ドラマ『波の盆』は、
ハワイの日系人のひとびとの苦難の歴史を
武満徹さんの美しい音楽と
実相寺昭雄監督の演出で語られる名作です
笠智衆さん演じる一世の日系人が
写真だけのお見合いで一目惚れした
加藤治子さん演じる奥さんを
生涯愛し続けていた姿に心打たれます
戦争という大勢のひとの運命を巻き込んでいく
歴史の渦がまるで存在しなかったように、
愛するふたりにとって、
パートナーの美しい面影は
時空を軽々と超えていくのだと思いました
いまの平和なニッポンで
自分を愛することすら満足に出来ずに
ましては恋愛をすることなど
夢のまた夢の現実に生きている
祭文にとって、
亡くなった奥さんと生き生きと会話をしている
年老いた旦那さんの一途な愛情に、
とても勇気をもらった気がします
愛おしいひとの美しい面影が時空を超えるならば
過去や未来のパートナーや
自分を愛することだって出来るはずだと
ドラマ『波の盆』を観て思いました
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