今日は爽やかな気持ちいい天気だった。フッと
「そうだ!音二郎稲荷神社に行こう!」そう思いたち家をでた。
↓右手に福岡タワーを見ながら室見河の橋を渡る。
ここの橋は毎年(20年以上)亡くなった父と息子、そして私の妹と
初詣に行く為 4人で賑やかに話をしながら渡っていた。
今は毎日一人でここを通っている。毎朝ここまでくると
「おはよう。今日も天気いいね。海がきれいね。」と
息子にむけて私の独り言がはじまります。
橋を渡るとすぐ右手に見えてくる「音二郎稲荷神社」
山手にあるから階段が多くて。
20代の頃、私の妹はこの階段を上りつめた所に住んでいました。
夜は真っ暗になるこの階段。母も亡くなった父も妹を心配していたっけなぁ・・・
音治郎稲荷神社は道沿いにあるけど その存在に事にきづかなかったです。
私がここを知ったのは息子が病気になった3年前。
病気の息子の為「お百度参り」をしたかったから。
何処か近くにないかを調べてここを発見。
苦しい時の神頼み。藁にもすがりたい思い。長い階段の上り始めから「お願い。お願い。」て、
真夏だったから毎回汗だくで、半泣きでお参りに行った。
音二郎稲荷神社はとても古くって、
上り階段はガタガタ。最初来たときは「ヒエー😱」と驚きました。
↑鳥居はそれなりの本数。階段は足元が危ない・・・。
お金、沢山持っていたら直してあげたいです。
息子が亡くなった今、いつも「あの時はありがとうございました。」て
お礼を言っている。息子は亡くなってしまったけど、
願いは叶わなかったけど、
末期癌だった息子が最後まで息子らしくいれた事にとても感謝している。
↓下の写真 わかりにくいけど地面は全然平ではなくて、
ゆうならば、山道にコンクリートを流し込んだような
くねくね?ガタガタの地面です。😅
この↓鳥居の右側に見えてないけど「お百度参り」の柱があります
↓「お百度参り」の柱です。
奥の方で手を合わせてここまで来て柱にタッチ。往復100回。
毎回泣きながら、「お願いします。お願いします。」て。
何回も2礼2拍手1礼・・・やったなぁ。
お百度参り、2時間位かかっていたと思う。
息子が一時退院の時も朝早くここにきてお参りしていました。
でも4回位「お百度参り」をしたころ、
息子は肺炎を併発して救急車で病院にはこばれてしまいました。
↓上の写真の反対方向から撮った写真です。
お百度参りの柱は奥の
左/お狐さんの前にあります。が、見えていない😅
お百度は回数がわからなくなるから、マス目をつけた表を作っていました。
チェックをつけながらお参り。だけど涙で表が汚れてぐちゃぐちゃ。
自分の無力さや、どうにもならない現実と、不安な気持ち。
悲しくて悲しくて。
どうか。私から息子を奪わないでって。
辛かったなぁ。あの頃。
息子が亡くなった後は1年位はフラッシュバックしそうでこれなかったです。
音二郎稲荷神社には大きな銀杏の木があります。
まだ夏だったあの頃、秋になったら
この銀杏の紅葉を息子と見に来たい。そう思っていたけど叶わなかった。
月1位でここに来るけど、ヤッパリあの頃を思い出します。
ここに来ると辛い。けど息子が繋げてくれた音二郎稲荷神社との縁。
いつまでも大事にしたい。
親としてずっと感謝をしていきたい。・・・