2026年北中米ワールドカップ 準決勝「フランスvsスペイン」 | BBGのブログ

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2026年北中米ワールドカップ 準決勝
フランス vs スペイン


●Preview

フランス、スペイン、アルゼンチン、イングランド。
FIFAランク上位4チームがそのままベスト4に残るという、過去に例のない展開となった今大会の準決勝。

その中でもここまでは圧倒的な強さを見せつけ、優勝候補の最右翼と目されているフランス代表。
エムバペ、オリーセ、デンベレを擁し3試合で16得点を挙げている「最強の鉾」が、ここまで6試合でわずか1失点という「最強の盾」を持つスペインと激突する。

●STARTING LINE-UP



(布陣は試合開始時のもの。一部、選手名が記事内での表記と異なることをご了承下さい。)

準々決勝から一切のメンバー変更がなかったスペインに対し、フランスは準々決勝から2名のメンバー変更。
大会に入ってから負傷を繰り返していたチュアメニが3試合ぶりにスタメン出場となった。
彼が不在だった2試合で代役を務めていたコネは十分なパフォーマンスを見せていただけにこの選択には不安も残るが、デシャン監督の厚い信頼にチュアメニはプレーで応えることができるだろうか。

●Review



共にボールを握れる両チームの対戦だけあって主導権争いが注目された前半だったが、立ち上がりの趨勢はまさに五分と五分。
お互いに様子を見ながらジリジリと、非常に緊張感のあるゲームが展開された。

その中で目立ったのはスペインの非保持の際の積極性。
フランスがボールを持った際には最前線のオヤルサバルから全員が積極的にプレスに動き、フランスに対して簡単にボールを運ばせまいという姿勢が強く見て取れた。

するとこの積極性が活きたのが20分。
左サイドからのクロスを処理しようとしたディーニュに対してヤマルが猛然とプレスをかけに行くと、背後から来たヤマルの存在に気づかなかったディーニュのキックがヤマルに直撃。
PKを獲得したスペインは、これを名手オヤルサバルがしっかりと決めて先制に成功する。

先制してからのスペインは、ボールを回しながら持ち前のポゼッションサッカーを披露。
奪われないのも凄いことだが、細かいショートパスの連続でそのまま崩し切ってしまうのがさらに凄いところ。
38分にはメニャンのゴールキックが乱れたことをきっかけに、ヤマル、オルモ、F・ルイスの3名が中央を見事に崩したが、F・ルイスのシュートは枠を捉え切ることができなかった。

守備でも堅さを見せるスペインは、フランスが時折見せる鋭いカウンターにもしっかりと対応。
難しい局面でも難なく処理できるのは今大会いまだ1失点のスペインの守備陣だからこそなせる技であり、並のチームならば2,3点くらいは喫していてもおかしくはなかっただろう。

一方で前半の途中にサリバが負傷交代となるなど全てが噛み合わないフランスは、後半に入ってからコネを投入。
少しでもボール奪取を増やそうという意図が伺えたが、後半に入ってからもスペインの華麗なパスワークの前にほとんどボールは奪えない。
それどころか57分にドゥエを投入すると、交代に際してやや左サイドの守備がふわっとしたところをスペインに突かれてしまう。
58分、ポロの入れた縦パスに対してオルモがウパメカノを背負いながらもワンタッチで落とすと、リターンを受けたポロがそのままペナルティエリア内に侵入してフィニッシュ。
スペインらしい鮮やかなコンビネーションで貴重な貴重な追加点を奪ってみせた。

こうなると何としても前に出たいフランスだったが、スペインのポゼッションに対してこの日はボールの奪いどころを最後まで見出すことができなかった。
マイボールにしてからもコンパクトな陣形を保つスペインを相手に有効な攻め手を繰り出せず、オリーセを下げてまで投入したシェルキやT・エルナンデスも何もできず。
早めのロングボールなどがあってもいいようには思えたが…多彩な攻撃パターンを持つフランスもこのロングボールだけは自分たちの戦術として持ち合わせていなかった。

一方のスペインは、最後の交代カードとしてペドリを投入するなど、最後の最後までこのリードを「ポゼッションで守り切る」という圧巻の内容を披露。
「リードを得ればこちらものもの」というスタンスで、これぞまさしくティキ・タカという完璧な試合運びで決勝へ駒を進めることになった。
決勝点を決めたポロを筆頭にどの選手の活躍も素晴らしかったが、個人的には守護神のウナイ・シモンの存在を誰よりも讃えたい。
エムバペやデンベレの裏抜けを常にケアし、広大な守備範囲をひとりでカバーし続ける彼の存在がなければこのティキ・タカも決して成立することはなかっただろう。

●Result

Semi-Final
FRANCE 0-2 SPAIN

得点 22 オヤルサバル(ESP)  58 ポロ(ESP)
MOM シモン(ESP)