2015年展望「東京ヴェルディ」 | BBGのブログ

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さて、12月に入り各チーム続々と来季の補強戦略の噂が上がるようになりました。
と同時に退団選手の発表も進み、いよいよ来季の展望が見え始める時期となってきております。

そこで、今年もこのブログでは東京ヴェルディの来季を展望したいと思います。
来季のスタメン予想と共に、いくつかのポイントを絞ってこちらから補強選手をピックアップさせてもらう、いつもの妄想企画ですね(笑)

それではまず、2015年の東京ヴェルディ予想スターティングメンバーからご紹介です。


東京ヴェルディ2015年予想スターティングイレブン

                        
                  FW 平本            FW 新加入選手
                 (菅嶋・北脇)               (杉本・高木)     

                                   
      LMF 前田                                  RMF 澤井
       (南・中野)                                  (永井・高木・新加入選手)

                         
                 DMF 中後               DMF 田村
                   (楠美)                (三竿・新加入選手)

           
     LSB 福井         CB 井林       CB 新加入選手      RSB 安西
    (新加入選手)          (畠中)          (キローラン)        (新加入選手)  

                           
                               GK 佐藤
                                (柴崎)

補強ポイント① とにかく点の取れる選手

   

タイトルに「とにかく」と入れらせてもらったことからもわかるように(笑)
今年のオフに一番手を加えないといけないのはまず何が何でもフォワードのポジションだ。

シーズン31得点という結果も勿論ながら
試合内容が守備一辺倒というわけではなかっただけに、今年はとにかくこの決定力不足が目に付いた。
ここさえ上がれば順位が一気に上昇してもおかしくはないだろう。

オフシーズンの間の練習に外国籍選手が参加しているとの話もあるだけに
今年も外国籍選手を軸に新戦力となる選手を探している可能性が高いが
日本人で探してみるのならば、山形の林稜平などは声をかけてみたい存在。

ヴェルディユース出身で貴重な「ツテ」のある選手。
一度退団になってるとは言え、ポストプレーヤー不足も解消できるその魅力は十二分。
実績を考えると高嶺の花になるかもしれないが、山形の昇格が決まれば余剰戦力としてみなされる可能性も高いだろう。

また、ユースではないがヴェルディの支部出身で今年J3で大活躍した大石治寿も面白い存在。
J3で示したその決定力は今のヴェルディにおいて十分武器となるレベルのものだろう。
下のディヴィジョンとは言え、目の離せない選手だ。

シーズン途中に強化部長に就任した元柏レイソルGMの竹本一彦氏のパイプを活かすなら
大宮の長谷川悠、鳥栖の菅沼実などを挙げておくが前者は高嶺の花で後者は実力不十分か。

ただ、選手の駒は揃っていないわけではないので中途半端な補強よりもとにかく質の高い選手の獲得を求めたい。


補強ポイント➁ サイドバックの層の充実

   

毎年補強ポイントに挙げているサイドバックだが(笑)今年もやはりポイントに挙げたい。
今年は一年間を通じて若い安西と安在の「ダブルアンザイ」への依存度が極端に高く
逆に言えばバックアッパーとの力の差が浮き彫りとなった一年でもあった。

その中で田中・舘野というバックアッパーは早々に退団が決定。
このままでは絶対的に選手の数が足りていないのが現状だ。
また、今年1年で大きく選手としての価値を上げたダブルアンザイも来年の去就が怪しいところ。
死守したいが…貴重な左利きの選手として人気株になりそうな安在は守り切れないと読んだ(苦笑)

そうなると、両サイドバックにはバックアッパーに留まらない実力のある選手を加えたい。

懸念される左サイドバックには千葉でくすぶる天野貴史などはどうだろうか。
天野が狙い辛いなら、ヴェルディユース出身で同様に川崎でくすぶる山越享太郎は力こそ落ちるも手頃な存在か。

右サイドバックで勧めたいのは山形のベテラン小林亮
今年は出場機会が僅かたっが、まだまだ十分にやれる実力はあるはずだ。
天野と同様に千葉で出場機会を失っているベテラン竹内彬はユーティリティ性もある貴重な選手だ。


補強ポイント③ ボランチの層の充実


   

サイドバックと同様に、ボランチも来季は一気に選手層が薄くなるポジションのひとつだ。
今年主力として多くの試合に出場したニウドは移籍が濃厚。
加えて鈴木惇は退団が決まるなど、レギュラー格2枚がいなくなる事態に。

冨樫監督からの信頼が厚い中後も細かい怪我の多い選手だけに年間を通して戦える保証は少ない。
田村はあまりボランチとして計算されておらず、楠美・そしてルーキーの三竿も戦力として計算はし難い。
となると、このまま補強無しというわけにはいかないだろう。
鈴木を残留させなかったことを考えると、既に補強に動いている可能性もあるかもしれない。

サイドバック同様に、バックアッパーというよりはレギュラーを争えるような選手を加えたい。
竹本TDと柏時代につながりがある清水の杉山浩太などはその筆頭。
今年は怪我の影響もあって出場機会が少なく、移籍市場に出てくる可能性もあるだろう。
その場合はまだまだ他に引き取り手があるかもしれないが、ツテを頼って狙ってみたい選手だ。

下部組織のツテを頼るなら徳島の窪田良も面白い存在。
今年は開幕戦で出場した以降はほとんど戦力外に近い扱いを受けており
一年目の選手とはいえ、今の状況ではクラブも本人も退団に動く可能性はある。
冨樫監督の愛弟子の一人でもあり、「左利きのボランチ」として鈴木の穴を埋めるにもピッタリの選手。
ヴェルディへの愛も深いだけに、是非リストに加えたい選手の一人だ。

他にも気になる選手はいるが、やはり今のクラブとパイプが全く無い選手は現状の資金力を考えても獲得は難しいだろう。
「竹本ライン」で考えれば昨年まで柏、そして現在は鳥栖に所属する谷口博之
「下部組織ライン」で考えれば、今年J3の琉球でレギュラーに定着した富所悠の名前を挙げておく。


補強ポイント④ センターバックの実力者

  

現有戦力が残せなかった場合、センターバックのポジションも選手層が危うい。
今季のラインナップでは、キム・井林の2人の実力が抜けており
彼らが欠場した試合では全く本職ではない田村が起用されるほど他の選手の信頼は低かった。

この2人が来季も残留となれば有難いのだが、今年の活躍を考えればそうはいかないだろう。
特に活躍が目立ったキムは新天地を求めるのではないかと予想する。

そうなった場合、前述通りこのままの選手層では一年間戦えるとは言い難い。
実力者の補強は必須となってくるだろう。

まず名前を挙げてみるのは、一昨年までヴェルディに所属していたJ3町田所属の深津康太
町田でも主力選手として活躍を続けており、昇格を阻まれた来季はもう一度ステップアップを考えてもおかしくはないはずだ。
一度退団になったクラブに復帰というのは稀だが、竹本氏と柏時代に縁があるだけに可能性は無いわけではない。

また、深津を狙うのならば同じく町田で活躍するヴェルディユース出身の平智広も手を伸ばしたい。
町田とは選手の往来が非常に盛んなので、今年もまた…というの可能性は大いにあるだろう。

「元ヴェルディ」で言えば、清水に所属する廣井友信も目に付く選手。
3度目の加入となった清水では今年も全く出番をつかめておらず、いよいよ退団の公算は高い。
他クラブからのオファーもありそうだが、ライバルが少ないのなら狙ってもいいだろう。


■総括

例年通り色々とリストアップしてみたものの、
今年のヴェルディにとって大事なのは「加える」より「残す」作業の方だ。

毎年そうではあるのだが、今年はやや意味合いが違う。
若手選手主体にチームのラインナップを切り替えて人件費を例年以上に抑えた今季は
社長も「選手を残留させられるだけの資金力は要している」と断言している。

ベテラン選手の存在などで人件費がかさみ、泣く泣くこちらから積極的に若い選手を売りに出していた今までとは違う
あくまで「既存戦力の残留」をベースに出来る環境は整っているのが今年のオフだ。

今年活躍した選手を全員とは言わないが、やはりまずは選手をなるべく残留させ
今季苦しみながらもチームとして手にした「経験値」をしっかりと来季へ残したい。
もう「オフにリセット」はコリゴリである。


だが、その中でも絶対的に選手の質が低いフォワードのポジションだったり
サイドバックやボランチなど既に層が薄いポジションがいくつか見られている。
そこは、このままで良しとは言えないだろう。

スカッドを考えても、退団になった選手を除くと来季の現有戦力は26人(12/3現在)。
退団が濃厚のブラジル人コンビ、さらには2.3人が新天地を求めることとなれば補強は必須だ。
噂される大卒選手、そして外国籍選手の加入があったとしても
国内の他クラブから数名の補強が無いと一年間を戦える選手層はそろわないだろう。

となると、やはり補強ポイントに挙げたポジションに各一人ずつ程度は加えたい。
という意味で、今回はこうして選手をリストアップさせてもらった。


いずれもやや狙いは高かったかもしれないが、決して駒がそろっていないわけではないので
中途半端な補強ではなくてある程度は実力のある選手を欲しいと考えている。

2014年が大いに「しゃがむ年」となっただけに来季はある程度勝負をかけたいところ。
無理をしろとは言わないが、補強戦略でもある程度のチャレンジは求めたい。

今年の戦力をベースに、わずかながら確実な上積みを補強で施し
2015年は何としても「名門逆襲」のシーズンにしたいものだ。