暮らしやすい賃貸物件の作りかた(バリアフリー編①) | IC21のブログ

IC21のブログ

女性100人のインテリアコーディネーター
がいろいろな活動をしています

こんにちは、IC21です。


今日は朝から雪の東京です雪


とけかかった雪道はとても滑りやすくスキー

おそろしいものですね叫び


みなさまもどうかお気をつけて。。。




IC21では、
少しでも大家さんのお役に立てるような
デザイン性と機能性を兼ね備えたご提案を
心がけています。


100人の女性インテリアデザイナーによる
暮らしやすい賃貸物件の作り方。


第9回は

『歳をとっても暮らしやすい!バリアフリー編①』です。


今回は

玄関、廊下の段差と、

手すりの位置や長さ、幅についてお話します。


ご高齢の方だけでなく

全ての人に使いやすく考慮することを

バリアフリー対策といいます。


賃貸住宅では、

今すぐ何か対策をする必要はありませんが

将来、新築やリフォームをする際には

車椅子や高齢者に配慮する知識が

必要になるでしょう。


高齢者や障害をおもちの方に

やさしい物件であれば

小さい子供や妊婦さんのいるファミリーにも

住みやすい物件となります。


今回は、

住居内での移動を考えた

バリアフリー対策を考えてみましょう。


玄関や廊下を安全に移動するには

「段差をなくす」、

「通路幅を広くとる」、

「開き戸を引き戸に替える」

などの対策が考えられます。


築年数の経った建物は

段差への配慮が少なく

住居内にも高低差があることが

少なくありません。


まず、上がり框と呼ぶ玄関土間から

居室への段差は18cm以内、

玄関扉の外側から中の土間への段差は

20cm以内が好ましいとされています。


室内ではたった3mmの段差でも、

足の不自由な高齢者には

つまずきやすいとされています。


構造上段差が生じやすい水回り周辺や

各室の境界は、

段差をなくす設計や建具の採用が

対策の鍵となります。


室内での車椅子の使用を考慮すると

通路の有効幅は78㎝以上が好ましく

引き戸であれば車椅子に乗ったままで

楽に開閉できます。


賃貸物件では

通路幅を広くしたり

引き戸に変更することは

スペース的に難しい場合もあります。


生活空間に

無理なしわ寄せが生じることのないよう

優先順位をよく考えましょう。


また、

手摺も住居内の移動には

欠かせないアイテムです。


階段はもちろん、

玄関、廊下、トイレ、浴室、脱衣室にも、

手摺を設けるか、

もしくは将来的に手摺が取り付けられるよう

新築やリフォームの際に下地を設けておくと

安心です。


手摺には、

廊下などで移動を補助する役割のものと

玄関やトイレなどで姿勢を保持する役割のもの

があります。


廊下では、

高さは75cm~85cm に28mm~40mmの

握りやすい太さのものを、

玄関から居室までの移動をする箇所に

連続して設置するのが一般的です。


TOTOフリースタイル手摺


玄関やトイレでは、

立ち座りする時に、体を支えられるよう

縦型やL字型の手摺を設置すると安心です。


TOTO 手摺






リフォームとインテリアコーディネートのお問い合わせはIC21まで クリック!クリック!!
私らしさを形にするリノベーションなら、マイリノまで 音譜

中古マンションを探す→インスペクション・リノベする→住む!をしたい人はこだわり不動産まで クリック!