杜の都の珈琲職人,この道14年半(間もなく15年)の青木です。
1杯のコーヒーでほっと一息
珈琲専門店オープン以来,
淹れ続けたコーヒーは,60000杯超。
初めてコーヒーを美味しいと思った方続出。
そんなコーヒーの秘密をお伝えしております
お彼岸です。
この時期,絶対に外してはならない,
そんな「食べ物」があります
もちろん,コーヒーにも,よく合います
みなさん,何だと思いますか?
…… そう,それは おはぎ!
今日はその「おはぎ」のことを お話したいと思います。
おはぎは,
江戸時代にはすでに,
庶民の食べ物として
食されていたそうです。
また,あずきの「赤」い色には
魔除けの力がある
と 考えられていたそうで
お祝いや儀式の時に
あずきを使った料理を 作っていたそうです
なので,
お彼岸の時には
「五穀豊穣のお餅」と「魔除けのあずき」を使ったおはぎを、
ご先祖様にお供えするようになったそうなんですね。
なぜ おはぎ と言うか?
それは,
秋の七草の一つである「萩の花」が
あずきの形に似ているからだそうです。
ちょっと悩むものに
「おはぎ」と「ぼたもち」がありますが
それらはいったい,何が違うでしょう?
答えは!
ぼたもちは,春に咲くボタンの花から
おはぎは,秋に咲くハギの花のから
それぞれとったからだそうですよー
ちょっと考えすぎちゃってました💦
実は,このおはぎ,
私の母が,そりゃぁもう,天才的に作るのが上手!
おはぎのために,生まれてきた?この方。
と思うくらい
ちょっと小ぶりで,
2口くらいで
ぺろりと いけてしまうのですが
この「おはぎ」が基準となるため
どんなに美味しいおはぎだよー,と言われて
他のおはぎをいただいても
確かに,おいしい。
おいしいんです。
けど,やっぱり基本にもどってしまうんですよね…
そんな母ですが
最近,あずきを煮るのがしんどくなってきた…と
弱音をはくことがありました
あぁ,そうなんだー そりゃそうだよねー
確かに,大変だよね…
そう思って,毎年,年に2回,
大量のあずきを届けていたのを
辞めた時期がありました。
そうしたらね…
「あれ? あずき 無くなっちゃったんだけどー」
まさか,まさか,なんと,催促が…
笑っちゃいましたが,まだまだ元気だということがわかり
ほっとしました。
まだ,連絡がきていないのですが
母は,母のペースで
また,おはぎを作ってくれているんだろうなぁと思うと
ちょっと嬉しくなったり,切なくなったり。
そんなお彼岸の日。
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