母への手紙 -5ページ目
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母への手紙、一日目

うちの母親は、とても俺によくしてくれました。俺の苦労も全て背負ってくれる母親でした。
その母が先日、検査の為に日赤病院に入院しました。凄く体調悪いのに最後まで働いていました。体は限界に近づき、いつも弱音は決して吐かない母が『ちょっと入院するから、もしかしたら、何かあるかもしれないから、いつも携帯は繋げておいてよ』って。
勘当息子の俺は父親とは、ほとんど連絡を取らず、母と少し連絡取る程度です。
今日検査結果がでました。腸がふさがり末期のガンでした。
病院の先生がいうには後、一ヶ月の命だそうです。
俺は、抗がん剤や点滴生活するより、家で一緒に過ごしたいと思いました。
父親が言うには、母は自分の最後がわかっていたのか、家を隅々まで片付けて入院したみたいです。
まるで、これから父親一人の生活を予期していたように…。

俺は、一日でも長く生きていて欲しいと願っていません。
一日でも幸せに過ごしてほしいと願っています。
今年の阿波おどり、父親と姉と母と四人で行くことが夢です。
どうか、母のこれからの一日一日が幸せでありますように…。
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