夏休みど真ん中…

『あちぃ~こんなんで学校あったらオシマイやな。』俺が夏休みもバレーで大忙しなヨシアキとヨシアキ家の下で話していた。


『俺なんてまだ部活で毎日体育館だぞ。』
ヨシアキは九州大会のため引退はまだだった。

『あはは♪そうやったな。まあ頑張れよ☆』
俺は他人事のようにヨシアキに言った。

『お前変わったな…池多さんパワーか?グハハ♪』

『はあ?何言ってんだよ…なんも。普通やろ。つかその笑い方やめとけや…マジキモいぞ…』


『キモいってなんや…まあいいけど♪お前変わったよ昔よりも明るくなった…それにまさかタカノブが勉強だもんな。ありえねえな』

『まあ…彼女と同じトコにおりたいけんね。聞いて驚け…なんと夏休み前半だけで偏差値10アップだぜ…へへ』


『頑張ってんな…まあ毎日朝から夜遅くまで勉強してるもんな。』


『ああ。そんだけやってやっと…追い付いたぜ。』


『やっぱり変わってんじゃねえかよ…まあ似合ってんじゃねえの?ガリ勉くん』ヨシアキの冷やかし。


『ガリ勉やないし…それに似合う似合わないじゃねぇんだよ…やるしかないんだよん♪』


『ゲロキモ…まあいいや。それより夏祭りいこうぜ。』


『まあいいって俺の話を…つか祭り?わかんねえけど舞佳と行かねえとおもうから…いいと思うよ。』


『おう…じゃあ連絡しろよ』

『ああ。』
そうして俺とヨシアキは解散した。



それから、夕方の塾に行き…塾終わりいつもは塾に車で来る舞佳が自転車で来て急きょ帰りに送ることに…

『ねえ…セットの所が一緒に夏祭り行こうって~』
舞佳がそう言った。


『はあ?…祭り?…いや俺はヨシア…つか、またかよ…セットって』

『うん。でね…いいよ♪って言っちゃった。』

『えっ?…言っちゃったって…はあ~(ため息)わかったよお~』
俺はひどくクタビレた。

そうして…俺のいないところで勝手にWデートが決まっていた。


こうして夏休みは終盤に向かっていた…


次回第28話夏休み編『偶然』です。
Wデートの帰り舞佳と少し時間があったから2人で家の近くの所で話していた。

『あのさ…俺ら違う高校に行くやん?』
俺と彼女は私立も公立も違う所を受けるつもりだった…同じ所に行こうとすれば彼女はレベルを下げなければならないからだ。だから俺は同じ高校に行こうなんて言えなかった。


『高校入っても部活しないから…毎日一緒に帰ろ』
キミは確かに俺にそう言った。俺は素直に喜べなくて

『飲み物でも買ってくるね…』そう言って逃げた。
泣きそうになる自分を押さえて俺はコンビニに行った。

キミのところに帰って俺はキミにジュースを手渡して空いた手でキミの手を握った。お互い照れて会話はイッキに少なくなった。


『ガシャン…』
俺のチャリが倒れてキミは俺の手を離して自転車を立ててくれた。

『じゃあ…そろそろ帰るね』
キミはそう言って俺に背を向けようとした。


俺は舞佳を離したくなかったから、キミに言った…スゲー恥ずかしかったけど。

『舞佳…好きだよ』
キミは名前を呼んだ時に振り向いて、好きって言った時には目があった。


『…』
いつもみたいに下を向いて照れるキミに俺はもう少しだけ勇気をだしたんだ。


『ねえ…目…つぶって…』俺がそう言うとキミは俺に背中を向けて目をつぶった。

『違うよ…つか普通そっちむかんやろ』
俺が笑って彼女を回転させた。


普通ならそのまま…という展開なのだろうが…神が…

俺はキミにキスをした。キスをした?…俺のファウストキスがあー…


彼女はキスする瞬間にハニカンで歯を剥き出し俺の唇はキミの歯に直撃した。

神が…笑いの神が舞い降りた。


『痛って~』
俺はびっくりした。確かに唇どうしだった気はするのだが、彼女の唇がサイボーグじゃないかと思うくらい硬かった。


『ごめ~ん…歯が当たっちゃって…』
彼女がハニカンで歯が当たったようだった。


『いいけど…俺のファーストキスが歯…かよぉ』
俺は嘆いた。


『あはは♪』
キミはただ笑っていた。


こうして俺とキミのファーストキスは終わった…でも俺はあの時後悔しなかった…きっとキミが俺と一生いてくれるって信じてたから…でも俺はまだ気付いてなかった。俺は理想でしか生きられなくて、キミは現実でしか生きていけない…価値観がとても違うというコトに今悩んでいるなんて思わないんだろうな…



ねえ…あの時の俺は本当に舞佳を信じれた?…情けないけど今の俺には舞佳を信じるコトが出来ない。…ねえ教えて『愛する』ってどういう意味なの…今の俺にはわからないよ。


次回第27話夏休み編『またかよ…』です。

次はいつ書くかわかりませんので毎日チェックして下さいね☆
約束のデートの日というよりもWデートの相手の彼女の家で遊ぶというコトで俺は変に気合いが入っていた。まあ確かに形はどうあれ舞佳との初デートだったからな…そんなせいもあり俺は前日眠れなくて朝方まで起きていた。気付くと寝ていて起きると約束の12時を過ぎていた。


『ヤバヤバヤバ…寝すぎたー。』
俺はベッドから飛び起き急いで着替えた。髪なんかセットしてるヒマもなく、とにかく近くに落ちているEDWINのケミカルウォッシュの青のジーンズ(多分503)ストレートと上は無地黒のTシャツにWINGFORSの赤のポロシャツをきてバックにWAXなどをつめて家を出た。ちなみに靴はジョーダン。


寝起きというのもあり俺は耳にipodをつけスケルト8バンビーノの『夏恋』を流していた。またまたちなみに、この曲が舞佳を好きになった時に出会った思い出の曲。この曲には何度も勇気をもらって告白する前の日も体育祭の時もキミを好きだと初めてわかった時も聴いていた。本当に勇気をくれる…恋してる人にはミンナ聴いて欲しい曲。


まあ話はそれたが、曲を聴きながら自転車こいで家へと向かった。

家の号室を押しても応答がなく、オートロックの家だから入るコトも出来ずに待っているとキミが出てきて開けてくれた。


『ああ暑い…つか、セットは?』
俺が2人に聞いた。セットというのは彼氏の方で俺と同じクラスで髪型がヘルメットみたいで、それをセッティングすることからセットと呼ばれるようになった。


『なんか服買ってから来るって』
セットの彼女がいった。セットの彼女は俺と同じ陸上部の部長…俺と同じく陸上に興味なし。


『はあ?まあいいや…』
俺は勝手に椅子に座った。

そして1時間後くらいにセットが来て…俺ら男2人でお菓子とDVDを借りにいかされた。


で結局、家で『恋空』を見た。
でお母さんが帰ってきてケーキを買ってきてくれたので遠慮なくいただいた。


『お前よく食べるよな。』セットがひきぎみに言った。

『はあ?食わねえと、もったいないやろ?』
俺はケーキをほうばりながら言った。


『いや…食いすぎだろ…』俺以外全員がうなずいた。

『まあポテチ2袋にカール1袋にケーキ2つだからな…でも残すわけにも…』
俺が言うと3人とも口をポカンとあけた。


『よく映画1本の間にそれだけ食えるよな…』
3人に同じコトを言われた。


そうして16時半頃には終わり俺はキミを送っていった。そうして、この後事件がおこった…忘れもしない7月30日。


『普通歯出すかよ…』


次回第26話夏休み編『7月30日』です。