昨晩、妻、長男と次男の三人でトランプをしていたが、ダウトというゲームで、次男はうそをつけず、ゲームがほとんど成立しなかったとの話。
人間にはうそがつけない時期もあるだなと感慨にふけった。どこかの政府の人間とは大違いだ。
本書のあらすじは次の通り。
39歳の主人公広岡厳太郎が第一物産で将来を期待された課長から、父広岡俊により強引に大日本生命保険会社の将来の社長候補として移籍させられた。
移籍後に、同生命保険会社の取締役となるが、保険会社を知るためにある支店長を1年数ヶ月勤めたり、当時生命業界初の法人営業部を創設したりして、数々の成績を上げたが、過度の仕事がアダとなり、入退院を繰り返した後、44歳の若さで亡くなってしまった。
本書の解説で、佐高信さんが「(父広岡俊が生命保険会社の取締役にしなければ)厳太郎は死ぬことはなかったのではないか」(322ページ)と言っているが、同感である。そのまま、第一物産に留まっていれば、少なくとも、44歳の若さで命を落とすことはなかったと、本書を読めば、多くの人は思うに違いない。
バブル経済破綻後、日本の企業は人件費抑制にはしり、正社員を減らす一方、派遣社員やパートなどの非正社員を増やしてきた。
その結果は、多くの貧困層や年間3万人超の自殺者を生み出したのではないだろうか。そこにいたる経過が本書を通じてわかる。
雇用劣化が不況を引き起こす原因は、「顧客が何かを要求しても、非正社員は「権限がない」と逃げ、正社員は成果主義に脅えて及び腰になる」(9ページ)という、モノが売れない状態である。
本書の初版は2009年4月だが、現在の雇用はより悪化しているだろう。
沖縄基地問題、格差社会問題、原発問題など、早急に解決が必要な社会問題は事欠かない。しかし、解決策は実行されず、なすがままとなっている。
自民党と公明党との連立政権から、民主党、社民党と国民新党との連立政権になったが、結局国民の声は永田町や霞ヶ関には届かない。つまり、選挙という重要な手段を用いても、何も変わらない。これでは、非常に危険な「水域」に入っても、おかしくないのではないだろうか。
羊の皮をかぶった狼がやってきても、羊の皮に気をとられて、食べられる直前までわからないなんてことが起きそうな気がする。
だからこそ、もっと国民の声を反映させることが出来る仕組みが求められるのだが。。
台風並みの強風雨が予想されるため、3時で早退が認められたため、帰えるところ。雨は少ないが、風は強めだ。
押上駅の改札の掲示板によれば、スカイツリータウン開業まであと49日。気がついたら、メトロズも残り日数の掲示板が復活。スカイツリーの模型の上にある。
そろそろ暖かくなってきたので、昨日コートなしで出勤したら、ちょっと寒かった。今週は着ることにして様子見。
下巻は、主人公麻田布満の記憶喪失12年間が明らかとなり、秋山信馬であったことがわかった。
また、ある裁判で秋山の記憶が重要となったが、様々な記憶やメモ書きなどがそのときの行動が明確となったことから、被告主張のアリバイが成立せず敗訴となった。
そして、記憶喪失前に妻であった琴絵と、秋山であった時期に妻的な存在であった双葉子との「愛縁機縁」なる「生の根源的問題」が残り、その解決のため、まず琴絵と話をした後、双葉子との話し合いに向かう途中、麻田は再度失踪してしまった。
そこで、この小説が終わる。いろいろな続きが考えられるから、いいのかもしれない。