1) 姜尚中、森達也著 『戦争の世紀を超えて』(集英社文庫)


2) 斎藤貴男著 『ルポ改憲潮流』(岩波新書)


3) 宮崎学著 『突破者(上)』 (新潮文庫)


4) 宮崎学著 突破者(下)(新潮文庫)


5) クララ・ビンガム及びロラー・リーディー・ガンスラー著、渡会圭子訳 『集団訴訟 セクハラと闘った女たち』(竹書房文庫)


6)菅野昭正編 『知の巨匠 加藤周一』 (岩波書店)


7)渡邉正裕・林克明著 『トヨタの闇』(ちくま文庫)


8)浅川道雄著 『少年犯罪と子育て』 (柏書房)


9)山口二郎編 『ポスト新自由主義ー民主主義の地平を広げる』(七つの森書館)


10)石川迪夫編 『原子炉解体 廃炉への道』(講談社)


11)上野千鶴子著 『女ぎらいーニッポンのミソジニー』(紀伊國屋書店)


12)大西巨人著 『深淵(上)』(光文社文庫)


13)森達也著 『死刑』(朝日出版社)



29日しかない2月に13冊は多いほうだったと思う。まだ、そんなに仕事がいそがしくなったかもしれない。

本書は、震災後の原発に関する報道についての、上杉さんと烏賀陽(うがや)さんとの対談である。
烏賀陽さんによれば、本書のタイトルである「報道災害」とは、「報道が本来の役割・機能を果たさないことで国民の生命や財産に危機が及ぶ」こと(46ページ)である。その定義を受けて、上杉さんは、「今の日本の大手メディアがやっていることは広報でしかない。(中略)「広報です」と言ってくれれば、みんな「ああ、そうだよね。権力側に都合のいいことしか言わないよね」とわかる。「広報だからしょうがない」と諦めもつく」と言う(46~47ページ)。
確かに、報道ではなく、広報と考えれば、納得がいくことが多い。何かと、「パニックの恐れがあるから」と言って、事実を政府と一体となって、住民に伝えないことはそのいい一例ではないか。
しかし、一連の原発災害報道によって、大手メディアの「広報」ぶりは多くの人の知ることとなったのは間違いないだろう。そこからの変化を期待せずにはいられない。
今朝は、3時間ほど、少年サッカーに長男が参加してきた。
前回参加したところとは違い、日曜日だけ週一回のところで、比較的に緩めの管理のところとの印象を持った。親としては、楽だが、あとは長男本人の裁定待ち。
子どもがお祭りで、金魚2匹ゲット。事前に金魚釣りしてもよいかときかれていたが、断れず。これで、我が家の水槽の金魚は計7匹となった。今の水槽では、やや狭くなった気がする。同じ大きさの水槽を追加で買い、二つのグループに分けるベキか考える。
ブログを書いていたら、雨が降ったりやんだりしている。さっきまでいい春の陽気があったのに。
本書は、2011年10月から連載が始まった『プロメテウスの罠』の第六部までが収められています。
第一章は、東電福島第一原発から30キロ北西の浪江町に住む菅野さんを通しての現地の状況(3月12日)、
第二章は、放射線測定の専門家木村真三さんが勤務先の労働安全衛生総合研究所(厚生労働省所管)から「くれぐれも勝手な行動はしないようお願いします」とのメールを受けたが辞職して、NHKの知り合いと現地に向かう話と放射性物質の拡散予測装置SPEEDIの予測が使われなかった経緯、
第三章は、1957年から継続されている気象庁の気象研究所による放射能測定が断絶しそうになった経緯など、
第四章は、医師肥田舜太郎さん(広島被爆者の手当に軍医として参加。本人も被爆者)を通じての内部被曝の話、
第五章は、現在のチェルノブイリ周辺の状況と放射能検査体制の整備の遅延、
最後の第六章は、首相官邸の5日間(3月11日から15日)が描かれている。
本書を読むまでは、菅首相が3月12日早朝に東電福島第一原発へ行ったことは、現場が混乱してすべきでなかったと思っていた。しかし、「総理に助言すべき組織が機能せず、当事者意識が欠如していた。組織の都合が優先され、必要な知識を持った人間が役職にいなかった」(菅首相の大学の同窓生で官邸に呼ばれた日比野さんの発言)(257ページ)状況で信頼できる情報や専門家がいなかったので、現場に行き、第一原発の吉田所長に会い、ベント(原子炉内の圧力を下げるため、内部の空気を外部に放出すること)について、吉田所長は「ベントはやります。決死隊をつくってでもやります。」との発言を聞き、菅首相は「この男とは話ができる」と、信頼できる人間を見つけることができた(241ページ)。このことは行かなくては得ることが出来なかっただから、菅首相の福島第一原発行きは良かったと考えが変わった。吉田所長のような責任感のある人間が保安院などの霞ヶ関側にいれば、福島の人たちの大量被曝は避けられたと思わずにはいられない。
記事の連載は続いているため、ある程度まとまった時点で、続編が出るそうだ。
注意点は、原発事故の報道についてはほとんどふれられていないことだ。続編では、その点に1章くらいはさいてほしい。
少し曇っているが、温かく春らしい。花見には絶好の天気だろう。
ベランダから外が明るく見えるので、何かと思ったら、満月だった。えらく明るい。