90歳の男性はこのところ体力の低下が目立つようになり、床に入る生活が続いています。一人暮らしで、もともと風呂に入るのは3日に1日程度でしたが、最近では1週間以上入らないことがたびたびといいます。
高齢になると皮脂量が減るため肌がかさかさになってきます。とりわけ脚の乾燥肌が目立ちます。アンダーパンツを脱ぐと、白い粉を振りまいたような鱗屑(りんせつ)がびっしりこびりつくようになりました。
老人性乾皮症です。肌の潤いを保つセラシド(天然保湿因子)の減少や皮脂をつくりだす機能の低下などが原因です。肌の表面がザラザラになったり、浅いひび割れが無数に生じたりします。悪化すると、鱗屑が発症し、かゆみが出てきます。
男性は最終段階にきていますが、高齢で鈍感力がついてきたためか、かゆみがないため、放置したままだといいます。
3人の子どもがいますが、離れたところに住んでいるうえ、仕事があるため、男性のもとに訪れることは滅多にありません。男性の知人からの連絡で、3人が集まり、男性の生活をどう支えるかを話し合いました。
乾皮症対策として、毎日入浴し、風呂を上がったら両脚に保湿剤を塗るよう伝えたそうです。面倒くさがりの男性が自分でしてくれるといいのですが‥‥。