第3話 決闘2
「いったぁぁぁ!!!!」
和樹のパンチが避けきれずに肩に当たった!!和樹の体格が良いせいか、かなり痛い!!いっそのこと髪の毛を掴んで振り回したいが和樹は坊主のため、つかむとこがない。私は和樹のボディに一発パンチを入れ、顔に蹴りを入れた。
「お前なかなかやるじゃね~か」
和樹はうろたえた、目には涙が少し溜まっている。全くそんな強がらなくてもいいのに…。少しあきれてると、和樹がおもいっきり私の顔にパンチしてきた。
「やばい!不意をつかれた!」
和樹のパンチは私の唇にヒットした、さすがに顔は痛い。少し脳がぶれた感じがしたが、私はなんとか意識をはっきりさせる。
ふと周りをみるとクラスメイトたちは少し引いた目で私たちを凝視している。まさかここまでになるとは誰も思わなかったんだろう。私だってこんなことしたくなかった。なんだか恥ずかしい、どうして和樹は私を苦しめるのだろう。どうして転校生だといけないのだろう…そんなこと私が決めた事じゃないのに!!転校生のくせにムカつくということは、私がなんか転校生のくせに何かしたからいけないのかいけないのか…。
そんなことを考えていると、校庭の地面に血が滴り落ちた。
「ゆうなちゃん大丈夫?!」
みんな近寄ってきた、私は痛みよりもなんだかみじめなような気がして精一杯の笑顔を作った。
「全然大丈夫だよ!」
和樹の方を見ると、血が出てびっくりしてしまったのか、今にも泣きそうな顔だ。
「しょうがねぇ、引き分けにしといてやる。」
そう言い残し涙をかくすためか逃げるように黒いランドセルを片方の肩に下げ帰っていった。
「え?なんで?」
和樹が帰ったのは都合良かったが、この学校は指定の布でできた青いランドセルだったはず。
和樹が背負ったのは黒いランドセル…。
そう、和樹も転校生だった。
和樹のパンチが避けきれずに肩に当たった!!和樹の体格が良いせいか、かなり痛い!!いっそのこと髪の毛を掴んで振り回したいが和樹は坊主のため、つかむとこがない。私は和樹のボディに一発パンチを入れ、顔に蹴りを入れた。
「お前なかなかやるじゃね~か」
和樹はうろたえた、目には涙が少し溜まっている。全くそんな強がらなくてもいいのに…。少しあきれてると、和樹がおもいっきり私の顔にパンチしてきた。
「やばい!不意をつかれた!」
和樹のパンチは私の唇にヒットした、さすがに顔は痛い。少し脳がぶれた感じがしたが、私はなんとか意識をはっきりさせる。
ふと周りをみるとクラスメイトたちは少し引いた目で私たちを凝視している。まさかここまでになるとは誰も思わなかったんだろう。私だってこんなことしたくなかった。なんだか恥ずかしい、どうして和樹は私を苦しめるのだろう。どうして転校生だといけないのだろう…そんなこと私が決めた事じゃないのに!!転校生のくせにムカつくということは、私がなんか転校生のくせに何かしたからいけないのかいけないのか…。
そんなことを考えていると、校庭の地面に血が滴り落ちた。
「ゆうなちゃん大丈夫?!」
みんな近寄ってきた、私は痛みよりもなんだかみじめなような気がして精一杯の笑顔を作った。
「全然大丈夫だよ!」
和樹の方を見ると、血が出てびっくりしてしまったのか、今にも泣きそうな顔だ。
「しょうがねぇ、引き分けにしといてやる。」
そう言い残し涙をかくすためか逃げるように黒いランドセルを片方の肩に下げ帰っていった。
「え?なんで?」
和樹が帰ったのは都合良かったが、この学校は指定の布でできた青いランドセルだったはず。
和樹が背負ったのは黒いランドセル…。
そう、和樹も転校生だった。
第2話 決闘
「は?そんなめんどくさいことやだよ」
本当に嫌で私は断った、というかなんで私が男子と殴り合いの喧嘩をしなければならないのか…和樹は私と同じくらいの身長でも、体重はかなりありそうだ。
「お前怖いんだろ?だっせ~の!!」
和樹は私をかなり挑発してきた、けど私は和樹を押しのけ家に帰った。
次の日も…そのまた次の日も和樹は学校が終わると私を待ち伏せして待っていた。しかも人数が、増えている。そんなに私の事が嫌いなのか!もうほっといてほしかった。
私はクラスの女子に相談した、するとみんな私の味方をしてくれて、決闘は女子対男子になった。
「もう逃げられない」
そう思った私は、放課後に決闘を受けることにした。
男子は七人くらい、それに合わせて女子も七人くらい。いざ校庭に出ると、口々にお互いののムカつく所を言い合った。けど手を出したりとかそういうことはなかった。
「俺そろそろ行くぜ」
そう言い、和樹は私に殴りかかってきた。
本当に嫌で私は断った、というかなんで私が男子と殴り合いの喧嘩をしなければならないのか…和樹は私と同じくらいの身長でも、体重はかなりありそうだ。
「お前怖いんだろ?だっせ~の!!」
和樹は私をかなり挑発してきた、けど私は和樹を押しのけ家に帰った。
次の日も…そのまた次の日も和樹は学校が終わると私を待ち伏せして待っていた。しかも人数が、増えている。そんなに私の事が嫌いなのか!もうほっといてほしかった。
私はクラスの女子に相談した、するとみんな私の味方をしてくれて、決闘は女子対男子になった。
「もう逃げられない」
そう思った私は、放課後に決闘を受けることにした。
男子は七人くらい、それに合わせて女子も七人くらい。いざ校庭に出ると、口々にお互いののムカつく所を言い合った。けど手を出したりとかそういうことはなかった。
「俺そろそろ行くぜ」
そう言い、和樹は私に殴りかかってきた。
第1話 小学生
私は、お父さんとお母さんが40歳過ぎに産まれた子供だ。
お姉ちゃんが二人いるのだが、長女とはちょうど20歳はなれている。
いつも小学校の参観日になると、お母さんは一番乗りでクラスの扉をあける。
そしてニコニコしながら私を見ている。
私は歳のとったお母さんがなんだか恥ずかしくて、正直参観日が嫌だった。
小学生の頃というと、ちょっと人と違うところがあると馬鹿にされる。
「お前の婆ちゃんいつもはえ~な!あっ!母ちゃんかぁ」
私はただ机に向かってうつむくばかりだ。
だって、なにも反論できない。
ちょうど私はその頃小学三年生、身長は高く体格も良かった。
男子なんか身長も私より断然低く力もない。
腕相撲なんてするとクラスで一番の悪大将に勝ってしまう。
いざというときには投げ飛ばしてやればいい、そう思っていた。
でも私は最近引っ越してきたばかりの転校生、ほんとはおてんば娘だったのだが隠していた。
そんなある日、一番の悪大将の和樹に呼び出された。
「おめ~転校生の癖にムカつくんだよ!!俺と決闘しろ!!」
お姉ちゃんが二人いるのだが、長女とはちょうど20歳はなれている。
いつも小学校の参観日になると、お母さんは一番乗りでクラスの扉をあける。
そしてニコニコしながら私を見ている。
私は歳のとったお母さんがなんだか恥ずかしくて、正直参観日が嫌だった。
小学生の頃というと、ちょっと人と違うところがあると馬鹿にされる。
「お前の婆ちゃんいつもはえ~な!あっ!母ちゃんかぁ」
私はただ机に向かってうつむくばかりだ。
だって、なにも反論できない。
ちょうど私はその頃小学三年生、身長は高く体格も良かった。
男子なんか身長も私より断然低く力もない。
腕相撲なんてするとクラスで一番の悪大将に勝ってしまう。
いざというときには投げ飛ばしてやればいい、そう思っていた。
でも私は最近引っ越してきたばかりの転校生、ほんとはおてんば娘だったのだが隠していた。
そんなある日、一番の悪大将の和樹に呼び出された。
「おめ~転校生の癖にムカつくんだよ!!俺と決闘しろ!!」