煽りすぎのテレビ報道 | ナレーションから社会が見える

煽りすぎのテレビ報道

富士山に二泊三日のゆっくり登山で行ってきました。


吉田口ルートから行って思った事。それは「マスコミ、特にテレビ報道って煽るだけ?」という事でした。


「サンダルや半袖、ノースリーブで続々と富士山に登って行きます」的な報道をよく見かけました。確かにサンダル、ノースリーブ。ゴスロリの少女までもいました。しかしほとんどが吉田口ゲートからせいぜい六合目、頑張って七合目までです。それ以上はちゃんとした装備でないと帰ってこれません。それを全員が山頂を目指している的に面白おかしく報道しています。そういう人たちは途中で引き返す事を前提で吉田口ゲートを通過して行きます。


中にはそんな格好で山頂まで行ってしまう人や日帰りの弾丸登山をする人もいるでしょう。そんな人はただひたすら後悔しながら八合目から上を歩きます。地獄はそこからです。スニーカーではまともに袈裟できません。登山靴でもローカットでゲーターが無いとしんどいです。


テレビ報道の世界に一時関係していた者として、大いに疑問を感じた時代です。