12月初っ端から引いた風邪が長引いていましたが、2週間経ち、やっと完全快復を感じられるようになりました。

 しかしその間、故郷の八戸方面で大きな地震が起き、実母の七回忌法要の帰省も危ぶまれましたが、一部不通になっていた新幹線が再開したので数日前には帰省して、予定通り15日に法要を行うことができました。

 檀家のお寺さんにも余程大きな被害は無かったようで、ホッとしました。

 

 ニュース等を見て気にかけてくださった皆様方、有り難うございました。

 

 

 有ちゃんが還った2017年1月からちょうど3年後の2020年1月に老衰で他界した母。

 認知症の悪化で八戸市内の老健施設内での旅立ちでした。

 

 享年81歳。

 症状が重くなっていったことは残念でしたが、救われた部分も大きかったように私は考えているのです。

 

 目に入れても痛くないほどに可愛がっていた孫が自死で先立ったことを、まともに知ることになっていたら、あの母には耐えられなかったと予想できるからです。

 

 あまりのショックで、私を執拗に責めたでしょう。

 苦しい気持ち、悔しい思い、すべてを私にぶつけてきたでしょうし、涙で失明するほどに泣いて精神を病み、朽ち果ててゆく姿が浮かんでしまうのです。

(そうなれば、私の苦しみももっと長引いたことが予想されます)

 

 

 優しい母でした。

 私が短大生の頃に大病をして長期入院し留年になったときには、一時的にストレスで耳が聞こえなくなっていたことを思い出します。

 そんな母が、怖ろしい悲嘆を経験しないで本当に良かった。

 

 アルツハイマー罹患前の元気だった頃、孫たち…有ちゃんを沢山沢山可愛がってくれてありがとう。

 彼方では有ちゃんがおばあさんの手を引いて、仲良く寄り添って居るんだと信じています。

 

 悲しいことには変わりないとしても、『今』を丁寧に生き繋いで、彼方に向かい続けられている現在の私は、母のお陰も相当大きいと思っています。

 

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 ありがとう。

 

 ありがとう。

 

 彼方で合流するまで、感謝を贈り続けますね。

 

 

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(父、長女、母、有ちゃん)

 

 

 

 

 帰省中、もう一つ(自分的に)大事なイベントがありました。

 事後初めて、故郷の旧友2人と会合の場を持てたこと。

 およそ10年強ぶりに対面する3人です。

 

 幼小中高同級生のA子。

 小中同級生で、亡き心友のパートナーB。

 そして私。

 

 3人の共通友人である亡き心友の墓じまいに気がつかなければ、再会の場を持とうなどど私は考えていなかったので、心友の采配にも思える奇跡的な会合。

 

 

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 12月13日、A子が予約してくれた市街地の飲食店は、先日の大地震の影響を受けつつ、なんとか営業可能な状態だったのは本当に助かりましたし有り難かった。

 

 しかも、そこには見知ったシンボル君たちやサブキャラちゃんが入口でアピール👀

 

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 看板には海、浮かんでる太陽、三日月、そして星二つをキャッチ(^^)。

 

 ※あたらよ : 明けるのが惜しいほど美しい夜を意味する言葉らしいですね。

 

 

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 小道を挟んで向かい側のお店には、、星彩ネオン………。

 

 いきなり写真を撮りまくる私の様子を見て何事か?!と首をひねるA子。

(そりゃそうか………💧)

 

 

 再会を乾杯して飲みながら、その理由を説明する私の話しを真剣に聞いてくれる旧友たちに、約10年続いた音信不通のワダカマリ、隔たりが消滅してゆく。

 

 A子は、わりと若い時期にご両親をご病気で亡くしています。

 Bは、闘病中だった私の心友の最期を看取ったパートナー。その後ご自身のご両親も体調不良等で他界。

 

 此の世で出会った大切な人達を亡くした経験を持つ者同士、たとえ死因が違ったとしても、それ以前のお互いの幼少期を知るという下地の上に語り合えるという、これまで体験したことのない『わかちあい』の時間にもなったと感じました。

 

 

 自死で我が子を亡くして数年後、私のインタビュー動画場面を含む番組(NHKスペシャル)も当時視聴していたらしい2人なので、勿論その事は知っていたとはいえ、目の前で語られるその後の様子や想いに、顔を歪ませたり項垂れたりしながら、それでもきちんと傾聴してくれたのは本当に有り難く、嬉しかった!

 

 今の私、そして今の旧友たちでないと、可能ではなかったと思いますから、そんな日が巡って来たこと自体が奇跡ですね。

 

 

 ありがとう。

 

 ありがとう。

 

 

 ――さよならだけが人生だ。

 それも言い得ているとは思うけれど、『ありがとうだけが人生だ』になりつつ今があることには、やはり感謝しかない。←ありがとう

 

 

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 2年前から酒を絶っているというBの車で、飲食店をあとに真夜中の種差海岸→白浜海岸→展望台→蕪島→と、八戸の海岸フルコースドライブへ乗り出しました。

 

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 真冬、真夜中の『種差海岸』は、58歳になって初体験しました。

 

 この地方独特の強風も無く冬晴れの夜。

 彼方への扉、家族の…有ちゃんとの待ち合わせ場所。

 

 

 このコース、慰霊散策会で企画できたらなぁ。

 

(;^ω^)なんて。

 

 

 あらためてイメージを膨らませてみた母の七回忌帰省◎

 

 

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 しかし…今回の地震で八戸線が工事中になって不通。
 
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 ねぇ有ちゃん、こっち向いて♪

 

 

 

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