偶数月はZOOMを使ったオンライン二日間の集いでした。
8月7日(土曜日)参加者12名様。
8月8日(日曜日)参加者6名様。
うち、初参加の方は1名様でした。
パートナーを亡くされた方、兄弟姉妹を亡くされた方、親を亡くされた方、子供を亡くされた方、今回も様々なお立ち場の参加者様が集いましたが、特にグループ分けはせずに一画面で会をスタート。
スタッフTさんの司会のもと自己紹介で一巡、更にお一人お一人のお話にスポットを当てながら、進めさせていただきました。
この夏、世間での2020東京五輪のお祭りムードには、まるで気持ちがついていかない…、避けている…、テレビ自体オフにしている…もしくはオンでも流しているだけ…等、事後から日の浅い方々のお気持ちを聴きながら、事後数年~十年余り経った方々も自身の当初の頃を思い返してみたりする中で、年数が経った今現在の気持ちとの変化にあらためて気づかされるというお話もありました。
家族(近しい者)の自死に直面する。
その日から時が止まったような感覚の中で、置き去りにされて、死ぬこともできず、ただ息をしてきただけのような日々でも、無駄に苦しんできたわけではないことは、ある程度の年数を経なければその変化に気づくことも難しいのですね。
ずっと先を歩いている方々の今現在のお気持ちや日常生活のお話を聴き、その表情を見ていて、私自身もこの先に目を向けるにあたり、少しホッとできるような安堵感を得られるようでした。
亡き人(魂)との繋がりについては、やはり事後からの年数やそれぞれの感覚により違いがあり、「行くべきところへ還った、今は近くにはいないけれど、当初のような喪失感は薄らいでいる」という方もいれば、「狂おしいほどの喪失感は薄れ、前よりずっと近くにいる、常に一緒にいるような感じ」という方もいて、興味深いお話だなと思いました。
私個人としては、「一緒にいる、ほぼ自分と一体化してきている」と感じるようになってきているんですよね(^_^;)(普段から何かあると対話したりして心の中に住まわせているからなのかな?)
また、亡くなった方の年齢によっては、生前お付き合いされていた方々のお話も話題に上がりました。
家族ではなくとも、ほぼパートナーに近いお付き合いをされてきた方々の悲しみもまた苦しく切ないものなのだなと、どんなふうに心の整理をしていくのだろう、ご遺族とその後の付き合い方や繋がり方も、様々考えさせられました。
家族以外にも(亡き人の親友)、大切に供養し続けている人たちがいるというお話も聞き、うちも亡き娘の親友さんたちと重なるところがあり、有り難く嬉しいことだなと、あらためて感謝の思いで胸がいっぱいになりました。
わかちあいのあと、一時間ほどクールダウン茶話会を持ちました。
現実的な『問題・トラブル』についての話題のほか、霊的な?? お話、科学では説明のつかない摩訶不思議な出来事についても盛り上がりました。
書籍や人物についてもいくつか上がりましたのでシェアさせていただきます。
★『空白を満たしなさい』/平野啓一郎著
自死でこの世を去った主人公が生き返る。なぜ彼は「死」を選ばなければならなかったのか? 「自死に至った」ことへの明確な答えは見つかるのか。人生において誰もが心に抱く空白は埋まるのか。
「自死・自傷行為を行うメカニズムは自死者自身のうちに存在する『健康な分人たち』が『病んだ分人』を消そうとすることである」という仮説等、「分人」というワードも気になるところです!(^_^;)。
★『人は死なない』/矢作直樹著
~ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索~
1983年にアメリカ滞在中、突然の家族の死に直面して、それ以来、否応なしに、生と死について深く考えさせられるようになりました。明るく希望を持って生きていくために極めて重要な、このようないのちの実相の捉え方について、皆さんと一緒に考えていくことができれば幸いです。(HP挨拶より引用)
クールダウンを入れますとトータルで3時間半、今回もあっという間に過ぎてしまいました。
参加者の皆様、お疲れさまでした。
そしてありがとうございました。
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次回【第16回】集いは9月5日(第1日曜日)午後13:30~、武蔵浦和コミュニティセンター(サウスピア8階)で予定しています。
※新コロ感染症拡大の状況によってはオンラインに変更になる場合もあります。
変更の際には早めにお知らせしたいと思っています。
(施設会場開催の場合)予約は不要です、お気持ちが向き、ご都合がよろしいときにご参加ください。
お待ちしています(^^)。