生前の娘と出会い、この世で生きた姿を共有している親友さん二人と、少し先の予定を立てました。

 

納骨された故郷(八戸)の霊園墓地に、一緒にお墓参りに行きませんか? という計画です。

 

 

 

今年のお盆には、事後から四年と半年は経っています。

 

親友さんたちは十九歳を迎える夏。

 

亡くなった後からも、我々遺族との交流を断たないでいてくれただけでなく、年に一、二度ほどの弔問とはいえ、『明日』を私にもたらしてくれた、命の恩人とも言えるのです。

 

そして先日、NHKテレビ『おはよう日本』で放送になった(理由・原因が不詳に分類される『若者の自死』が増加傾向リポート)中で、一緒に取材インタビューを受けてくださるという、有り難いことがありました。

本当にありがとうございました。

 

 

NHKスペシャル番宣放送

 (お見逃し視聴は、NHKプラスを検索)

 

本編スペシャルは6月13日(日曜日)  夜21時~50分強放送されました。 

 

 

国外からはワールドプレミアム で視聴可能になります。

 

※Yahoo記事では、番組詳細をテキストで本放送時刻に合わせてアップされます。

YouTube動画

 

 

 

番組内容について、今現在知らされているところでは『若い世代の自死』という社会問題を取り上げ、亡くなられた方3名と、20代の未遂者、そして『いのち支える自殺対策推進センター』の大規模分析の3本柱で番組を構成しているようです。

 

亡くなった3人の方は、中学男子生徒、中学女子生徒(私の娘ゆうちゃんです)、そして20歳代の女性。

『若者の自死』をどう今後防いでいくかが大きなテーマということです。

 

 

日数をかけた取材の中で、『防いでいくにはどうしたらよいのか?』というような質問もあったのですが、正直私は…答えられませんでした。(や、なにかわけがわからないことを語ったかもしれません汗)

 

おし黙ってしまうような場面も放送されるのかどうかわかりませんが、……本当に答えようがなかったのです。

 

極端なことを言ってしまえば、この質問上だと『自死を防げなかった身内』という立場にもなり得ると思いますから。

 

 

 

このように番組のテーマは重く、難しく、答えようのない答えを求めて試行錯誤するような内容になっているのかもしれません。

 

それでも、『理由・原因が特定できない不詳の自死は多くあるということ』にもスポットを当てていただける場はなかなかありませんので、この機会に取材を受けることに決めたわけです。

 

大した発信もできていませんが、ブログを読んでくださっている皆様もお気持ちが向きましたら番組に目を通していただけると有り難いです。

 

辛くなってきたときには、無理せずにチャンネルを変えてくださってもかまいません。

 

何か気づきや、意見のみならず、異論が遺族当事者から(オープンに)出されるキッカケにもなればと思っています。

 

そして、自分の内外の偏見も少しずつ無くして生きたいです。

(綺麗事ではありませんし、時間も要することですが少しずつ)

 

 

病死や事故死…等と、あまり変わりない意識でオープンに、自死についても語り合えたり、考えてみたり、大切な人を想い偲んで生きたいです。

 

人間特有の死因であるのに、いまだに妙な偏見はありますし、ナンセンスな迷信や差別意識もあるのは、『わからないこと』が多すぎる所為ではないでしょうか。

 

イジメやパワハラ等原因が、ある程度特定できる場合であっても、やはり自死には不可解なことが多いと思います。

 

マニュアル防止対策にまとめられるようなことではないとも考えますし、一人一人本当に違います。

(似ていることはあれど)

 

わからないのが『答え』なのかもしれません。

 

でも、なにか『分かろう、知ろう』とすることが大切なのかなとも考え始めています。

 

見え難い人の心を少しでも考えてみようとする試みは、普段の生活においても、その基になるやさしい世の中の形成に繋がっていく近道にも感じます。

 

 

📷ゆうちゃんとの思い出レストラン『イルクオーレ』前で、親友さんお二人とパチリ☆既に姪っ子状態!?

(special thanks to Furukawa📷)

 

去年から続くこのコロナ夏(禍)、故郷の霊園墓地へ親友さんたちをご案内できるでしょうか。

 

それぞれのご家族からも承諾を得られますように(^o^;☆

 

星のしずく*管理人

 

 

 

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