暦の上では立冬にさしかかり、日が暮れるのが徐々に早くなってきた11月8日に、第7回 星のしずく*自死遺族の集いを、さいたま市浦和コミュニティセンターで開催しました。

 

参加者は26名、うち初参加の方は3名でした。

 

最初に簡単な自己紹介と挨拶で一巡。

事後2ヵ月という大変お辛いさなか参加された方から、事後10年は経ち再び気持ちが向いて参加された方もいらっしゃいました。

 

全員の挨拶後、5グループにわかれてトークタイムに入りました。

 

 

 

 

写経、釣り、動物を飼うなど、自分に合った癒し方を見つけて過ごしているという話題。

 

 

親族にも気持ちがわかってもらえず、心無い言葉に傷ついた。

  自死を周囲に伝えていない、このまま伝えないつもり。

心療内科は、先生によってはわかってもらえず傷ついてしまった。

  同じ境遇の分かち合いのほうが救われる。

 

彼方の大切な人を思い偲ぶお話。

  優しくて頑張り屋でしっかりしていた。

  もっといい加減だったら、こんなことにはならなかったのでは?

 

それぞれの目線から考える亡き人の自死の理由… 原因…

 

 

タラレバでグルグルとしてしまう。

  とことん自分を責めている。

それでもなんとか折り合いをつけながら、普通の生活をしているようにして、誰にも話せず分かち合いの会を待つ。

  この繰り返しでなんとか生き地獄を生きている。

 

たまにご褒美のようなハッとする出来事も。

一般の人に話せば「あの人 大丈夫?」と思われてしまうかもしれないが、この場では話せる。

  車のナンバーや、ふと存在を感じること。

  夢に見る亡き人のこと。

 

 

職場への復帰は各々どんな感じだったか。

 

 

遺品整理についてのお話。

  間もないころは勢いでできたが、ある日を境になぜか一切整理ができなくなった。

  また、当初から一切できない方も。

 

 

最初に(こうした会に)参加するとき、逡巡してドアの前をうろうろしていた。

意を決して参加したら、自分一人じゃないことと、話せる場所にホッとした。

 

 

時間の経過とともに、亡き人が自分の中に浸透してくるような感覚。

当初は考えられなかったけれど、一緒に生きているんだという不思議な一体感。

  自分の中で生き続けている。

 

悲しみもまたそのままではない。

  変化していく。

  一緒に生き続けている。

 

亡き人との思い出の場所を訪れて、写真に収めたくなったという、心境の変化。

 

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話し出したらノンストップです。

今回もあっという間の2時間半。

トークタイムをギリギリまで持たせたく、グループ分けしたままで、その場でできる軽いストレッチで体をほぐし、閉会となりました。

 

2020年ラストの『星のしずく』分かち合いの集いに、参加してくださった皆様、ありがとうございました。

そしてお疲れさまでした!

 

年末年始と、心に沁みる華やいだ季節がやってきますが、なんとかやり過ごせますように☆

 

 

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次回【第8回】星のしずく*自死遺族の集いは、2021年1月17日(第3日曜日)◎武蔵浦和コミュニティセンター【第4集会室】で開催予定です。

 

予約は不要です。

お気持ちが向きましたらご参加ください。

お待ちしています。

星のしずく*管理人