昨日は、一昨日同様、数日肌寒く曇り空や雨が続いた後の晴れのお天気で、親方がもう刈る畑がないのに、「乾草がほしい~」と言うほどカラッと晴れた夏日でした。一昨日の夕方、その数日前から搾乳へは来ていなかった広場の長老シラウメ母さんを、最後に青い草を食べさせてあげたいということで広場のほかの母さんたちがパーラーに来ている間に、親方が外へ出してあげていました。でも、その日の日中から、呼吸が早く、かなりきゅうくつな広場の隅にいて、カウリフトで吊って外へ出してあげるほど急速に足が弱くなっていて、外へ出ても、とよちゃんやサプリがいる乾乳母さんたちの手前の小さいパドックの脇の白樺の木のそばに倒れ込んで、もう起き上がれなくなっていました。でも、仔牛たちの一番おいしい乾草を持っていくと喜んで食べて、水はバケツで7~8杯飲みました。少しずつやせてきて、おっぱいも張らなくなってきたのですが、4本のおっぱいとも全く傷もせず、乳房炎にもならず、ただ歩くときに関節がコキコキ鳴っているくらいでしたので、本当に人と同じように、枯れてきたという風でした。そして、昨日の朝までは草も口元に持っていくとおいしそうに食べ、水もちょっと飲みましたが、お昼に行ったときには、水を口元にかけても飲む様子は全くなく、呼吸はいよいよ荒くなって、晩の搾乳後行ってみると、親方がラップのビニールを亡がらにかけてあげていました。もっと早く自分で歩けるうちに外に出してあげればと思うこともありますが、痛んだり苦しんだりすることも最後だけで、本当に老衰で旅立ったという感じで、とても寂しいですが、乳牛としての生を全うしてくれた気持ちも持てるので(でも、もっと配慮できたら、もっと長生きできたかもしれないとも思うけれど)、シラウメ母さんには、心からおつかれさまでしたと思います。平成5年産まれ(母さんは、ほとんど残っていない、買ってきた牛だそうです)なので、14才でした。月曜日には、仔牛の牛舎の大きいベスト娘軍団、フォービデン娘軍団と、乾乳牛舎の若い軍団53名が、共同牧場へ行き、かなり窮屈にさせてしまっていた仔牛たちが、ようやくのびのびして、ハッチ組も無事1群へ入り、賢いとよちゃんの初孫のテレサさんは、すぐに哺乳ロボットを覚え、配合も食べてみんな元気にしてくれています。先日は、5月に流産してしまっていた母さんを、うっかり検定で報告し忘れていたままの記録で乾乳にしてしまい、元気なのにバケットで搾って捨てるという作業になってしまい、広場は分娩した母さんや、乳房炎で熱があって抗生物質を注射してもらった母さん、3本が反応が出て、薬を使っているので、一応4本ともバケットで搾って捨てているビージーさんなど、バケットの嵐になってしまっていたのですが、昨日、検査で3名の内2名が○だったので、4本ともバケットが間違って乾乳にした母さんとビージーさんだけになり、少し楽になりました。3群で、分娩間もない大きめの母さんのおっぱいの張り方がぱっとせず、乳房炎の反応は検査でも出ないのですが、体の形がやややせてお腹のふっくら感もなく、もしや四変胃かなと昨日の朝、おでこに赤くスプレーして、親方にもくしもかけてもらった母さんは、お昼に見に行ったときには、床でかみかえしをしていたので、一応様子は見るけど、まだ本格的に病気になったりはしないでいてくれているようでした。広場にいる先日死産した母さんも、同じような体つきとおっぱいの張り方で、やはり様子を見ている感じです。体細胞はだんだん高くなってきていましたが、乳房炎や塊の出る母さんを見つけて一段落して、だんだん下がってきたので、よかったです。それでも、ホワイトボードに治療中の母さんは2名しか書いていないので、ありがたいです。最近は、ずっと無縁だった生理痛がひどかったり、その前後の気分のイライラ感がひどかったりしていて、でも、ずっと無縁だったせいで、自分でもよく分からずにイライラしながら過ごしてしまっていましたが、ようやく毎月自分自身に波があることが分かってきて、頑張りやさんのスタッフさんが、自分も生理痛を2~3年かけて体質改善して治したという話などを聞いたりしたので、早速市販の漢方を買ってきて飲んだり、冷たいものを飲むのはよくないと聞いたのでぬるま湯を飲んだり、暑くても腹巻をしたりしていたら、食欲はほとんどなくなり、数日コンビ二弁当になってしまいましたが、前月などに比べたらとても楽で、母さんたちの健康管理をするのに、自分の健康管理が出来ていなくては話にならないなあと改めて思いました。劇的に良くなる薬とかはきっとないですが、自分の体調、気持ちを把握してコントロールすることの大切さを35歳になって、母さんたちのためにも重要な仕事の一部だなあと思うようになりました。