今朝も早めの集荷だったので、空を見上げることないまま牛舎へ向かい、
搾乳の準備を始めました。昨日はまさに北海道でも春の嵐のように、雨や雷、
午後の搾乳の準備を始めた頃には、急激に雹が降ってきて、しばらく畑が白く
なったりしました。昨晩の天気予報では、今朝は氷点下になるので霜に注意と
言っていたので、ここのところ、3群の母さんたちが待機室に集まってくると、パーラーの窓ガラスが熱気で汗をかいてくるので、なるべく窓を開けるようにしているのですが、今朝はどこの窓も開けなくてもむっとした空気にならず、搾乳後に殺菌剤を取りに外へ出ると、取っ手のくぼみに溜まっていた水が凍ったので、やはり冷えたんだなあと分かりました。昨日の朝、いつもかんかんに張ってきている3群の3本乳の母さんが、つい最近乳房炎が治った右前のおっぱいから、なんとなく前搾りをしてみたら、塊が切れず、おっぱいの色もあまり良くない感じなので、薬は入れずにバケットで搾ろうと思い、ふと母さんを見上げると、やけに毛並みが悪く、震えているようにも見え、他の2本のおっぱいの張りもいまいちのような感じがしてきたので、ミルカーをかけている間、熱を計ったら、40度を越えていたので、薬を入れて、早く母さんたちを出さないと、待機室の後ろが詰まってしまうのですが、仔牛の牛舎で哺乳をしている親方を呼びに行って、抗生物質を注射してもらいました。今朝は、同じく3群で、昨晩は全く変わった様子を感じなかったのですが、足のうるさく、3群の決まった黒がちの母さんのおっぱいを飲んでしまう母さんが、最後の2列に残って、待機室で待っている顔が見えたら、目が落ち込んでいて、毛並みも悪く、とても調子が悪そうだったのでびっくりして、親方に伝え、パーラーに入ってきてからPLテスターで検査してもらい、右後ろがあやしいのでバケットで搾りましたが、熱は38度ちょっとと、低すぎるくらいで、微妙だったのですが、他の3本のおっぱいも張っていないので、早めに抗生物質を注射してもらいました。今朝、昨晩鎖をくぐってしまったようで、広場の初産母さんが1名1群に混じっていたので、本当は1群も多いので、2群か3群に移してからと思っていたのですが、やはり若い仲間同士は早く一緒に仕事を出来た方がいいので、搾乳後、広場の残り7名を1群に移しました。やっぱり1群が多い感じで、少しの間床から母さんたちの様子を見ようと思っていたら、さっそく哺乳ロボット1期生の大将とヨッシーが駆け寄ってきてくれて、ちょっと危ないくらい頭を振ってくるので、そのときは足でストップさせたりしながら、しばらく2名の頭や顔をなでてあげました。ヨッシーは、私の作業着を思いきり引っ張ったり、なめたりするので、かなりよだれで濡れてしまいました。やや大将は発情なのかなあと思う感じもありましたが、5時間搾乳のあとなので、やはり集中力がなくなtっていたので、残念だけど早めに交流を終了しました。やっぱり母さんたちはかわいいなあと思いました。昨晩、カナダのヤフーで検索して、向こうの牧場のパーラーの写真をいくつか眺めていると、若いお姉さんやおじさんなどが、半ズボンで靴下に運動靴を履いて搾乳をしている姿があり、ということは、待機室の中に入って、母さんたちの糞まみれにならずに、母さんたちがパーラーに入ってくる作業なのか?ととても興味深く、パーラーだと、牛を竹刀で追ったり、大きな声を出したり、ゲートでがんがん寄せたりと牛と格闘するような作業の方が多く見るような感じですが、やっぱり母さんたちが自分から静かにパーラーに入ってくる人も牛も穏やかでストレスフリーな牧場を目指したいと思っているので、ぜひカナダやアメリカの牧場に見学にも行ってみたいなあと思います。