今朝は、外へ出ると月の姿がなく、雪道は牛舎の明かりを頼りに歩きましたが、お星様は満天ではなかったものの、いくつも輝いていました。1群の初産軍団も、本当に日々パーラーでの仕事に慣れてきてくれて、1頭目が一番先まで一人で歩いてくれたりすると、一人で感激してしまいます。でも、そこで気を緩めると思わぬ出来事が起こったりするので、感激は胸の奥にしまって、何気ない雰囲気で次の列の母さんたちに入ってもらったりします。今朝は、足の一番うるさい母さんが後ろから2番目に入り、一番後ろは1群で一番おっぱいの小さい母さんだったので、両脇からの胴締めはやめて、ミルカーをかけようと思いましたが、猛烈な蹴りが止まらないので、仕方なく、後ろ2本だけかけて、それが搾り終わったら、前2本をかけようと思いました。途中で蹴り落としてしまうかとあきらめていましたが、思いがけず大分長く搾ることが出来、次に前2本をかけようと思ったら、もう蹴りがすごかったので、前2本は今晩搾ることにしました。こちらも大変ですが、母さんも、昨日の胴締め2本があったせいか、ちょっと前まで自分から1列目に入ってきていたくらいなのに、待機室でかみかえしもせずかなり緊張した表情で顔を低くして立っていました。やっぱり、出来るだけ2本の胴締めはかけたくないし、なんとかならないかなあと思います。ヨッシーは3群でも左側の先頭に飛び込んで入ってくるので、本当にとよちゃんみたいだなあと思います。今朝も、3群の残り2列のところでバルクが溢れそうになったので搾乳をストップして、集荷のトラックが到着するのを少しまって、再開しました。広場はどんどん増えてしまい、また25~6名になってしまいましたが、なかなか移動するチャンスを見つけられず、今晩はとうとう3群から移ってしまっていたモアちゃんの白がちの母さんの左後ろから塊が出てので、早めに薬を入れました。3群では、左前のおっぱいの付け根に大きな穴があいてしまっていて、右後ろの乳頭の穴が小さいのか、ミルカーでもバケットでも最初のちょろちょろおっぱいが出た後、じきに詰まって出てこなくなってしまう小柄で働き盛りの母さんのおっぱいに2本とも薬を入れ、ファースト軟膏をテーピングで巻いてつけてみました。でも、テーピングは大分古い切れ端だったので、粘着力がなくなっていて、たぶん明日の朝にはおっこっているだろうなあと思うくらいうまく巻けませんでした。新しいテーピングを明日頼もうと思いました。でも、母さんはその間中もかみかえしをしていたので、少しほっとしました。家を出ると、長い氷柱が下がっています。