今朝は急にまた涼しさを通り越しそうなひやっとする気候でしたが、曇り空のままでも、日中になれば少し気温が上がってきている感じです。ジーコちゃんは、いい便なので、普通の濃さで、パーロンも入れずに哺乳していて、一番最後にみんなに新しい草を配るときに、頭をなでたり首筋を書いてあげたりする交流をなるべくしているのですが、ジーコちゃんも、手がきれいなうちに、なでたりしていますが、毛がとてもきれいで気持ちよく、やっぱりまだ牛ではない感じです。ナチュラルさんやブラウンスイスなどは、哺乳もやったことがなく、小さいうちは触らないように気をつけるくせがついて、そのまま大きくなってしまい、あまり触れ合わなかったので、親方が傍によると、頭をかいてくれ~などと全然逃げずにいるのですが、私が近づくと、後ずさりしてしまったりして畑にたまに会いに行っても寂しいので、今回ジーコちゃんとは、匂いも声も覚えてもらおうと思って楽しみにしています。昨日の朝産まれたホルメスさんは、ストーマティックというすでに旅立ったという父さんの娘さんで、高野牧場では多分一頭だけだろうと親方に聞いたので、名前をオンリーちゃんにしましたが、昨晩は、哺乳瓶一本を一生懸命飲み干してくれたのですが、今朝は、温度もちょうどいいと思うのですが、すぐに乳首を外してしまい、口を動かして早く飲みたそうな仕草もなく、その内腰下ろしてしまったので、一応一回は、ハッチの中に入って、一緒にいるつのくんお子さんをどかして、口元に乳首を持っていきましたが、ぷちゅぷちゅと吸う動きもしないので、無理に飲ませるのはよくないので、今朝はほとんど飲まずに終了しました。昨日の朝、大分大きくなっている黒いホルメスさんに、いつも通り1本は普通の濃度で、2本目は薄めの濃度で、3本目は半分くらい水をあげて、飲んでくれていたのですが、2本目の途中から、なんだか急に黒い毛が、逆立ってきているように感じ、逆立つのはインコを飼っていたときに、調子が良くない兆候だったので、少し無理させているののかなあ。。。とぼんやり思いながら、でも飲みっぷりはいつもと変わらなかったので、そのまま続行してしまったのですが、夕方には、ずっと調子のいい便だったのが、軟便になっていて、ハッチの奥で、静かにしているので、「ああ、やっぱりあの時哺乳をやめればよかったんだ~」と、分かりました。夕方は、それで、薄いミルクを一本だけにしましたが、やはり飲みっぷりもいまいちで、哺乳後に草を配っていたら、かなりやわらかい、下痢に近い便になっていました。一方で、昨日の朝は、いくら乳首を口元に近づけても、私の指を吸わせようと口を開けようとしても、頑固に口を閉じたままで、少し無理に口の中に指を入れて乳首と交代させようと思っても、後に下がってしまったり、頭を振ってよけてしまい、かなり時間がかかってから、ハッチの柵に縛ってあるヒモをプチュプチュなめ始めたところに乳首を入れて、ようやくミルクを飲んでくれたF1くんが、晩には、やや最初に迷いはあって、乳首で口元を追いかけて時間は少しかかりましたが、私がハッチの中に入らずに、ミルクを飲み始めてくれて、しかもほとんど最後まで離さずに飲み干してくれて、たった半日でこんなに成長したのかあとびっくりすることもありました。子牛の成長は著しい一方で、体調もすぐに変わるので、悪くなる前に早めに小さい変化に対処していくことが、ひどくさせないコツなのかなあと思いました。搾乳では、母さんたちがパーラーに入ってからもたもたしていると、やっぱりそういうくせがつかないように、さっさと歩いて、仕事もどんどん進めていくようにしていますが、哺乳の場合、自分が何かを飲むときにせかされて飲まされたら、とてもつらいし、ましてまだ胃が発達し始めたばかりの子牛たちにとっては命に関わることなので、出来るだけ子牛のペースに合わせてあげられたらいいのだなあと思います。でも、そろそろハッチ組が一杯なので、哺乳ロボットの群への移動もしたいのですが、こちらも、小さい子牛を1頭や2頭混ぜるのは、慣れるまでに大きい姉さんたちがいじめたりするので、グループごとに群をずらしていかないと、こじけてしまう原因になるなあと思うようになったので、今一番小さい子牛たちの群も、一番大きい姉さんは100日なので、このグループで定着していこうと思い、移動が滞っています。来週に、移動して、ハッチ組の新規のグループを作っていこうと思います。一番小さい子紅ちゃんは、すっかり慣れて、たまに中くらいの姉さんに首筋をなめてもらって気持ち良さそうにしている姿や、姉さんにもたれかかって寝ている姿も見られ、子牛たちにとって、一緒の床で眠る仲間たちはお互いに母さんの代わりでもあるんだなあとしみじみ思うこともあります。