毎日お天気とにらめっこでしたが、今年の一番草の収穫が無事に終わりました。昨年は、同じ作業が雨降りが何度もあって、2週間近くかかったのですが、今年は、4日半でほとんど終わってしまいました。昨日と一昨日はどこのチャンネルの天気予報でも傘マークが出ていて、大雨になるかも、という予報もあったのですが、何も降らなかったので、びっくりするくらいでした。草刈の時も、カンカン照りにはならず、薄曇という感じのお天気もありましたが、それくらいの方が草はいいものが取れると親方が言っていたので、気のせいか、搾乳中も、母さんたちの動きが急によくなった気がしました。やはり、いい草が取れれば、一番喜んでくれるのは母さんたちだと思いました。親方が作っていた初物のロールを、一つ試食代わりに持ってきてくれて、昨晩初めて母さんたちのサイレージの上に降りかけて回ったら、通路に「むしゃむしゃ」と母さんたちの草を食む音だけが静かに響き渡って、とてもいい音を聞かせてもらいました。今日のお昼前に、ダンプやユンボで作業してくれているおじさんたちに飲み物の差し入れに行った帰りに、もう少なくなっているサイレージをスクレッパーでおしていたら、2群の母さんたちのえさが一番少なかったのですが、昨晩私がおすそ分けに回ったことを感覚で思い出したらしく、ただえさをおしているだけなのに、猛烈な勢いで母さんたちが一斉に床から起き出してきて、「昨日のおいしい草をくれ~」と鳴いて催促し始めたので、「うわ~ちょっと待ってて~」と、3群の母さんたちのサイレージを急いでおしてから、その時は作業着ではなかったので、量も少し多めに持ってきてあげたいので、トラクターのフォークで運ぶことにしましたが、フォークの動きがまだてきぱき出来ないので、一回いい分量を掴めたのに上にあげようとして間違ってフォークを開いてしまい、全部バサッと落としてしまい、またしばらく掴めなくなってユーフォーキャッチャーみたいになってしまいながら、やっともう一度適量を掴むことが出来たので、今度は上にあげずにそのままの姿勢で通路を走って2郡の母さんたちの餌場の前に落とすことが出来ました。乳房炎は、新規者が出る一方で、一回抗生物質を入れればだいたい治ってくれるので、頭数は安定しているし、熱も平熱なので悪い乳房炎ではないようなのですが、油断大敵だなあと思います。この間ちょっとぼんやりしておっぱいがあまり張っていなかったまいちゃんは、一回親方にメイチューを飲ませてもらい、広場に移して乾草などを食べているので、ひどくならず、頑張っているのでよかったです。ジーコちゃんは、草刈があって、親方が忙しく、でも、やはりジーコちゃんの哺乳は親方なので、晩の哺乳が一人だけ夜の10時とか、朝も忘れられてしまいお昼になってしまったなどあり、やや軟便になりましたが、具合が悪くなったりせず元気そうにしているので、せめて私に出来ることはと寝藁だけは最高級の今年の草を敷いてあげています。ベスト父さんの娘さんは、小紅ちゃんもそうでしたが、今ハッチにいるカレンちゃんも朝晩2本ずつ哺乳瓶であげても便の調子がすごくいいので、なんとなく胃が丈夫なのかなあと期待してしまいます。でも、ベスト父さんの息子さんは、やや娘さんより調子がいまいちのような気がします。パンダのようなオスさんは、ちょっと粉ミルクの量を濃いめにしたり、量を増やすと軟便や下痢になってしまうので、太らせたくてもなかなか難しいので、今朝からパンダさんだけはバケツに配合と水を置いてみることにしました。配合は、手でなめさせてあげて慣らすといいと聞いたので、やってみると本当に舐めてちょっとずつ食べている感じなので、食べてくれるといいなあと思いましたが、夕方行ってみても、期待したほどバケツの中の配合は減っていませんでしたが、便はとてもいい感じでしたので、夕方のミルクは薄めだけど量を増やして1本半あげました。