今朝は外に出ると、薄っすら階段が白くなっていて、雪がちらちら降っていました。体調不良で万さんがお休みになり、集荷でしたが、2群の途中で注文していたロールパックがトラックで届き、親方がトラクターで降ろして運んだりする作業も入りましたが、なんとか無事搾乳が終わりました。昨晩、3群の小さくて、以前削蹄中に怪我をして畑で療養したことのあった母さんの、左後のおっぱいが、血乳と、血の塊のおっぱいになり、「よーし今度こそ、最初に見つけたときに手搾りで搾り切って、最短で治すぞ!」と、かんかんに張ったままの小さいおっぱいを搾りましたが、かなり時間がかかりました。しかも、塊が途中から出なくなって、これはミルカーでも搾れるんじゃないかなと思うくらいで、途中で一度一本だけかけてみましたが、やっぱりこういう状態になると、ミルカーで搾れなくなっていて、ちょろちょろ筋は見えたのですが、その内搾りきれないまま外れてしまいました。再び手搾りを始めると、ちょうど親方が手伝いに来てくれたので、反対側の母さんたちの方が後にミルカーをかけたのですが、先に終わったので、そちらの作業をしてもらいましたが、全部かけ終わってもまだ手搾りで、搾りきれず、小さいおっぱいだけど、たっぷり牛乳を出してくれているようでした。待っているほかの7名の母さんたちが、「今晩はまだか~?」という感じで、糞を垂れたり、狭いバーの中で動いたりしているのが気になってしまい、もう少し搾れそうな感じだけど、かんかんだったおっぱいが、大分やわらかくなったので、そこで終了にしました。全部搾りきるぞと思っていましたが、思いのほかおっぱいがたくさん出て、20分以上パーラーで待っている他の母さんのストレスを思うと、どっちつかずな作業になってしまいました。こういう時、親方は他の母さんたちのストレスなどは全く気にならない風に作業をしていますが、私は「ああ、もう母さんたち水を飲みたいだろうなあ」とか「普段の倍近くバーの中で待たされて、ストレスで乳房炎になっちゃったらどうしよう」などと考えてしまいます。抗生物質は今回は入れずに様子を見てみることにしました。今朝は、母さん、パーラーに入るのを嫌がって待っていないかなあ?と気になりましたが、元気そうにかみかえしをして待機室で待っていて、パーラーに入ってきて、もしかして、治っていないかな?とほとんどありえないことを期待しましたが、やはりありえず、血の塊は昨晩よりひどくなっていました。でも、今朝はこういう感じで母さんに手搾りの時間をかける余裕はなかったので、最初に塊を出して、血乳だけになり始めたところで、一回ミルカーをかけて4本搾りました。ミルカーが外れて、かんかんに残ったままのおっぱいを、まだ他の母さんが終わっていなかったので、手搾りを始めましたが、途中で、いくら角度や力の入れ方をかえても、全く何も出てこなくなってしまい、手とおっぱいが乾いて滑ってしまい、ディッピングをつけ直してまた搾ってみても、何もでず、いよいよ他の母さんもミルカーが外れてきたので、今朝はそのまま終了にしました。でも、前のように、慌てたりびっくりせずに済むようになったので、経験が増えると、不安に思うことが少し減って、落ち着いて母さんたちに接することが出来るのが少し嬉しいです。 今朝は、いよいよパーラーのシャッターを開けたままで後片付けも終わったので、本格的な寒さは終わったんだなあと思いました。